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http://civilopinions.main.jp/2013/02/2232.html
2013年2月23日 一市民が斬る!! [Civil Opinions Blog]
小沢検審起訴議決は疑惑や謎が多すぎる。
通常起こりえないことや説明しえないことが数多く報告された。
検察審査員の存在、審査会議の存在の確たるものは何ひとつ示されていない。
「審査員はホントにいたの?」の週刊誌記者の問いに、審査員選定担当責任者の手嶋健東京第一検察審査会総務課長は「いた...と思います」と答える始末だ。
小沢起訴議決を調査し分析していくうち、 「審査員はいなかった。審査会議は開かれなかった。架空議決だった」という状況証拠をいくつも見つけることができた。
前回ブログでは、
『9月8日検審関係者が「審査補助員がやっときまった。これから審査が本格化し、議決
は10月末になる」とリークしたのに、6日後の9月14日議決。これはありえない』
今回第2弾は、
『斉藤検察官は議決後に検審に説明に行った!まともな審査会議が開かれていたら、議決後に行くはずはない』
<斉藤検察官は議決後の9月28日に検察審査会に説明に行った!>
検察審査会法41条には「検察審査会は起訴議決するときは、あらかじめ、検察官に対し検察審査会議に出席し意見を述べる機会を与えなければならない」とある。
2012年初め、一市民Tは民間人A氏から「2010年9月28日、東京地検庁舎1階で、斉藤隆博東京特捜副部長(検察官)に会った。斉藤氏は『これから検審に小沢さんの不起訴理由の説明に行く』と話した」と聞いた。
A氏は、後日、斉藤検察官が周囲に「検察審査会で説明したが、検察審査員からは何の質問もなかった」と不審そうに語っていたという話も聞いたという。
9月28日に説明に行ったということは、議決前に説明していなかったということだ。
また、もし審査会議が開かれていたら、検審事務局は必ず9月14日以前に斉藤検察官を呼んでいたはずだ。
そう考えると、審査会議は開かれていなかったと言える。
<斉藤検査官が議決前に検審に説明に行ったという事実はない>
一市民Tらが、検察庁で検察官の出張管理簿を確認したところ、斉藤氏が8月1日〜9月14日の間に検察審査会に赴いたという記録はなかった。なお、地裁(検察審査会所在地)など徒歩で行ける出張も管理簿に記載することになっていて、以前に斉藤氏が地裁に出張した記録も存在している。
出張管理簿4事例.pdf
http://civilopinions.main.jp/items/%E5%87%BA%E5%BC%B5%E7%AE%A1%E7%90%86%E7%B0%BF4%E4%BA%8B%E4%BE%8B.pdf
斉藤検察官がいつ説明に行ったかが分かる書類の開示を最高裁、検審事務局、検察庁に求めたが、いずれの部署も開示を拒否した。
<斉藤検察官は議決前に説明に行ける余裕など全然なかった>
検審事務局は読売新聞に「9月上旬には、起訴議決を出す場合義務付けられている検察官の意見聴取を行った」とリークしている。(読売新聞2010年10月6日朝刊)
ところが、A氏の話によると、
「起訴議決があったとされる頃、斉藤検察官は自民党の二階俊博元経産相が絡んだとされる「特許庁汚職事件」の捜査責任者として超多忙な日々を送っていたという。
「特許庁汚職事件」とは、当時、特許庁の基幹システムを再構築する巨額プロジェクトが政府により進められていた。その業者を選定する際に、二階経産相が関与したという疑いが持たれた。東京地検特捜部は、落札者である東芝と、当時大臣だったに二階氏に注目し、強制捜査のための大掛かりな準備を進めていた。
捜査チームの検事たちは遅い盆休みを取った後、9月初旬に全員集合し、臨戦態勢に入った。そして、9月17日、二階議員の関係先など複数個所に対し家宅捜査に入った。
斉藤検察官は、9月上旬検察審査会に行くなどの余裕は全然なかった。
ここでも、検審関係者はでまかせのリークをしたということだ。
<斉藤検察官の証人喚問に慌てた最高裁>
議決発表直後から、「斉藤検察官が議決後に説明に行った」という情報が永田町にも流れていた。
国会議員の中にも、「斉藤検察官を証人喚問しろ」と主張していた人がいたらしい。
証人喚問という話をきき、さすがの最高裁も慌てた。
その後、斉藤検察官は東京地検公判部に異動を命じられ、小沢裁判の指定弁護士の補佐役に就くことになった。これにより、仮に国会から証人喚問を受けたとしても、公判中の担当検事ということで合法的に拒否できる。
この人事異動が異例であったことは、約半年後に斉藤氏が再び特捜副部長に戻ったことからも推測できる。
検審事務局が斉藤氏を9月28日に呼んだのはアリバイ工作のためとみられる。斉藤氏は議決していたことを知らず、「これから検審に小沢さんの不起訴理由の説明に行く」とA氏に語った。そこに集まったのは検審事務局が用意した人達(さくら)だったとみられる。
上記の顛末も、『最高裁の罠』に載せているので、ぜひ読んでほしい。
次回は、
「小沢検審議決が架空議決だと誰でも分かる」第3弾!
『審査会議開催日、会議室名、会議録、審査員「生年月」など何も明らかにしない』
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