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2013/2/22 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
可視化を拒否する警察・検察
「また誤認逮捕なのか」「処分保留で釈放されるのではないか」……。4人を誤認逮捕して信用失墜した警察が威信回復を懸けて臨んだ「PC遠隔操作事件」に再び暗雲が漂い始めている。
警視庁などの合同捜査本部が威力業務妨害容疑で片山祐輔容疑者(30)を逮捕してから10日が過ぎた。ところが捜査は、何ら進展が見られない。片山が遠隔操作事件に直接関わったことを示す具体的な証拠は見つかっておらず、本人も全面否認のままだ。
「これは劇場型捜査だ。警察は決定的な証拠を持っていない。犯人であり得ないと断言できる」
片山の弁護人を務める佐藤博史弁護士(64)は自信タップリにこう言う。
足利事件で冤罪を勝ち取った敏腕弁護士が「無実」を確信するのは、警察・検察が、取り調べの際に要望した録音・録画(可視化)に一切応じていないことがある。
「決定的な証拠を持っているなら、可視化された取り調べの場で示せばいいのです。しかし、なぜかそうしない。それでいて、マスコミには捜査情報が流れているのだからおかしい。何を根拠に片山さんを犯人呼ばわりするのでしょうか」
警察は逮捕前から新聞テレビに捜査情報をどんどんリークし、事件を煽りまくった。ならば真犯人と断定した「確証」を握っているとみるのが当然だ。可視化の可否に関係なく、「動かぬ証拠」を示して淡々と取り調べを進めればいいだけ。それを拒むのは、いつもの脅しスカシで自白を導きたいから。「証拠ナシの裏返し」と映るわけだ。
佐藤弁護士の指摘に対して警察・検察は防戦一方らしい。結局、片山はロクな取り調べを受けないまま、10日間の留置場生活を送った。佐藤弁護士にも「何もやることがないのでマンガを差し入れてください」とお願いしたという。
◆すでに次の一手も準備
片山は、事件のウイルスに使われたプログラミング言語「C#」も「使えない」という。「無実の確信は深まるばかり」という強気の佐藤弁護士は、次の一手も準備している。裁判所への「勾留理由開示請求」だ。容疑者の勾留理由について説明を求めるもので、刑訴法では請求日から5日以内に開示期日が指定され、容疑者本人が出廷して公判が開かれる。法廷で片山本人の姿を見てもらい、テレビなどで繰り返し流れた「マイナス」のイメージを覆す狙いもある。
「マスコミでは片山さんの誤った人間像が報じられているが、法廷で肉声を聞き、目で見て判断してほしいと思います」
果たして警察・検察に「隠し玉」はあるのか、それとも再び「冤罪」なのか。捜査当局とメディアが固唾をのんで事件の行方を見守っている。
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