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2013-02-21 陽光堂主人の読書日記
安倍は今夕、訪米する予定ですが、TPP交渉参加を表明するかどうかが注目されています。例外が認められるか否かにかかっているなどとゴチャゴチャ言っていますが、米国の植民地総督として拒否できないことは明白。国民を瞞着するためのポーズに過ぎません。
日米首脳会談をつつがなく進行させるべく、退任直前のカーク米通商代表が助け舟を出しています。日経は、本日付でこう報じています。(http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM2100I_R20C13A2EB1000/)
USTR代表、TPP「全品目対象」 特例には含み
【ワシントン=矢沢俊樹】ロイター通信によると、米通商代表部(USTR)のカーク代表は20日、日本の環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加に絡んでコメを含めた全品目を関税撤廃対象にするよう求めた。安倍晋三首相の訪米を控え、関税撤廃の「聖域」を探る日本側をけん制した格好。ただ、例外品目の交渉そのものは否定しない姿勢をにじませており、交渉次第で特例を設ける可能性も示唆した。
カーク代表の発言は米国の通商交渉を担当するUSTRとしての立場を示したものとみられる。ロイター通信のインタビューで、カーク代表は「特定の分野や事案について確実な保護をもらいたいなどと主張する相手とは交渉手続きを始められない」と語った。
TPPは「包括的で高いレベルの合意」を掲げ、関税撤廃についても原則的に例外は認めないというルールを設けている。カーク代表はTPPの基本原則をふまえ、日本が交渉に参加する場合にも、全品目を交渉対象とする米政府の考えを示した。交渉前から「聖域なき関税撤廃」の例外扱いには言質を与えないとの姿勢だ。
ただカーク代表は同時に「実際、通商交渉に携わる人なら誰しも、これら(例外品目)を主張するものだ」とも述べた。交渉過程で関係国が関税の例外扱いを求めることは排除しないとの姿勢を示唆。最終的にTPPで合意する場合にはコメなどに特例を設ける可能性を示し、日本に一定の配慮を示した。
安倍首相は22日にオバマ米大統領との日米首脳会談に臨む。TPP交渉参加に関しては関税を残す「聖域」が認められるかどうか自ら感触を探る意向。米政府の前向きな姿勢が感じられれば交渉参加に踏み込むことも視野に入れている。
TPPに関しては既に参加予定各国間で交渉が進行中で、後から入ってきた国に最初から例外扱いを認めたら話がまとまらなくなります。とは言え、最初から全部丸呑みせよとは要求できないので、「後から何とかなるかも…」と含みをもたせています。
しかし、一旦交渉に参加したら抜けられません。だとしたら参加しないか、参加して最後まで粘るかどちらかですが、米国を相手に要求を貫けるとはとても思えません。米国様に逆らうなどという恐れ多いことができる人は皆無でしょう。政治家や役人は自己保身が第一ですから。
TPPに参加しても国益を損なうことはないという意見もありますが、それは一部に留まることでしょう。上手く立ち回ることのできる人たちは大丈夫でしょうが、大半の国民はなすすべもなく翻弄され、外資や大企業の餌食とされてしまいます。もちろん、売国政府は救済などしてくれません。
会談では、TPPに関しては曖昧な形で終わり、裏方では交渉が進められることでしょう。安倍としては、参院選が終わるまでは誤魔化すしかありません。今の段階で旗幟を鮮明にしたら選挙には勝てませんし、与党内の反発を食って退陣に追い込まれる恐れがあります。
しかし、与党議員にも内緒で事を進めるのは至難の業で、どこかで情報が漏れるはずです。その時が政局の転換点となります。
米国は、日本政府相手ならどうとでもなりますが、国民が一致して反対したら諦めるしかありません。一時的であれ要求を引っ込め、別の手を考えるでしょう。2京もの借金を抱える米国は、「溺れる者は藁をも掴む」状態なので必死です。我々国民も一致団結して抵抗しなければなりません。
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