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2013年02月20日 「ジャーナリスト同盟」通信
<安倍訪米みやげ>
2月20日午後、東京ベイブリッジを車で通った。周囲に江東区のゴミの島が広がっている。放射能がれきもここらあたりなのか。東京上空は晴れているが、やはりスモッグで霞んでいる。左手に京葉工業地帯、前方の川崎工業地帯から、昔ほどではないが、煙がもくもくと上がっている。火力発電の煤煙が主力のようだ。これに車の排ガスによるPM2・5が都民の呼吸器を直撃している。さらに大陸からも?車のラジオからは、参院予算員会審議の様子が聞こえてきた。生活・社民党・みどりの風の質問が一番よかった。明日21日からの安倍訪米の手土産を露呈させるものだったからである。
<集団的自衛権の行使>
首相は、平和市民が一番気にする集団的自衛権の行使を、オバマの前で披歴する考えを明らかにした。社民党の福島質問に対して表明した。
日本国憲法は集団的自衛権の行使など容認していない。非戦の憲法である。戦争をしない日本が、米軍の戦争を支援する?まるでマンガの世界だが、安倍は米軍が攻撃を受ければ、自衛隊が反撃して参戦するという持論を米国大統領に披歴するというのである。
連立を組む公明党は、日本を戦争国家に改造することに反対のはずである。石原の維新と連立を組みかえる、というのであろうか。
そもそもオバマが自衛隊参戦を期待しているわけではない。二人の会談の中身は、公表されるのだろうか。しかし、安倍にしてみれば、集団的自衛権の行使が、ワシントンへの忠誠の第1と考えている。
ここはしっかりと監視しておく必要があろう。
<TPP参加>
「聖域なしのTPPに日本は参加しない」を繰り返す安倍答弁に対して、小沢の生活とみどりの風が鋭く追及した。質問者を覚えていないが、しっかりとした質問である。
「聖域のない」という言葉にトリックが隠されていることが、二人の質問に対する安倍答弁で浮き彫りとなった。つまり「聖域はある」という何らかの要件を満たせば、ワシントンの意向に従う、というのである。
集団的自衛権行使とTPP参加が安倍のワシントン土産というのであろう。
みどりの風の質問は、TPP参加で影響を受けるのは医療や農業だけではない。「非関税障壁にアメリカン規則を押し付けてくる。これが狙いの眼目である」と鋭く指摘して安倍の野望にクレームをつけた。
日本の制度や文化に切り込んでくるワシントンへの備えこそが重要だとしたのだが、こうした分析は自民党など与党や補完的野党の質問に見られなかったように思う。
<マスコミ報道?>
問題は安倍報道を伝える日本のマスコミである。鋭い分析が求められる場面だが、マスコミの多くがワシントンにひれ伏している点が心配である。正確に真実を国民に伝えない可能性が高い。
これが何としても一番の問題なのである。沖縄の新聞にはジャーナリズムの勢いを感じることが出来るが、本土にはない。
言論が正常に機能すれば、自民党の参院選勝利は遠のくばかりだろう。どうなるか?注視したい。
<偉大な母>
話は変わる。昨日の昼過ぎ袖ケ浦市のN記念館に行き、養護施設に短期滞在中の母みつの様子を見てきた。車いすの母の食欲は申し分なかった。手伝ってあげると、出された食事を全部平らげてくれた。
鼻水を出していたのが、唯一気になった。痩せて冷たくなった両手をさすって温めるのが、息子としての精一杯の親孝行だった。年とること、生きることは大変なことである。
それにしても長寿の母は偉大だ。生きることは偉大である。子供にとって最高にうれしいのだ。あと2カ月頑張れば95歳になる。
運よく戦争から生還した夫と共に4人の子供を育ててくれた。55歳で酒酔い運転の車にひかれ、片足切断した夫を支えて最期を看取った。いま認知症になりながらも気丈に生きる母は、やはり偉大な存在である。
元気なころ、テレビ画面に兵隊の行進が映ると、心配そうに「また戦争か。止めさせてくれ」と息子に哀願した母である。母親は全ての人間にとって偉大な存在である。
2013年2月20日18時50分記
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