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逆風続きの石破氏(左)。安倍首相率いる政権のアキレス腱になるのか
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130220/plt1302201823005-n1.htm
2013.02.20
自民党の石破茂幹事長に大逆風が吹き付けている。安倍晋三政権が、経済再生策「アベノミクス」や、中国や北朝鮮への外交・安全保障手腕などで評価が高まるなか、石破氏の党運営や国会対策、選挙対策に対しては、党内で不満が募っているのだ。安倍首相との不仲説もやまないなか、かつて週刊誌に「石破氏のタニマチ」と報じられた人物が詐欺容疑で逮捕された。永田町では、石破氏の将来を心配する向きもある。
《大阪府警捜査4課は13日、東日本大震災の仮設住宅への融資名目で知人から現金をだまし取ったとして、詐欺などの疑いで大阪市内の会社役員A容疑者を逮捕した。震災以外の名目も含め、計約3億円をだまし取ったとみて調べている。A容疑者は『だましたつもりはない』と否認している》
先週半ば、こんなニュースが流れた。よくある詐欺事件だが、大阪の報道関係者は「A容疑者は昨年11月、週刊文春が『石破氏のタニマチ』として報じた人物。このため、事件の進展も考慮して、記事を流した」と語った。
週刊文春(2012年11月22日号)は「北新地豪遊…石破幹事長“黒すぎるタニマチ”との2ショット写真」として、A容疑者の金融トラブルや特異な過去とともに、石破氏とA容疑者が、大阪・北新地や東京・銀座の高級クラブなどで飲食していたことなどを報じていた。
A容疑者の逮捕について、石破氏にコメントを求めたところ、同事務所は「お会いしたことは何度かある。友人の紹介で、食事の席などに同席した。2、3年前からの付き合い。逮捕されたことは知っていた。『残念です』としかいいようがない」と返答した。
愛嬌のある表情と、分かりやすい発言で、報道番組からバラエティー番組まで引っ張りだこの石破氏だけに、「タニマチが詐欺で逮捕」とは穏やかではない。
石破氏には、与党幹事長としての“本業”である党運営や国会対策、選挙対策などでも、疑問符が付き始めている。
石破氏絡みの報道を振り返ると、昨年12月、党改革の一環として、東京・永田町の党本部受付のガラスを外させた。先週末には「派閥の廃止」を目指して、党内各派の派閥事務所を党本部に移転する方向で動き出したが、石破氏の側近議員は先月末、「事実上の石破派」といわれる「無派閥連絡会」を発足させた。
このほか、昨年末の衆院選で初当選した新人議員の名前と経歴を単語カードにして勉強していることや、小泉進次郎局長率いる青年局の懇親会にも参加した−など。
自民党ベテラン議員は「どうもチグハグだ」といい、こう続けた。
「国会対策では、政府側は今年度補正予算案を安倍首相訪米前の21日に成立させたかったが、断念に追い込まれた。石破氏が、民主党の輿石東参院議員会長に根回しした形跡がない。また、今月初めの東京都千代田区長選で自公候補が落選した。どちらも幹事長の責任だ。細かいことばかりやって、本末転倒になっているのではないか」
歴代の与党幹事長の中には、党の代表として首相と頻繁に面会し、党の要求を飲ませるという絶大な影響力を持っていた人物もいたが、石破氏と安倍首相のコミュニケーションは微妙とされる。
関係者によると、石破氏は先月末から週1回ペースで官邸で安倍首相と面会しているが、当初、45分間あった面会時間は徐々に短くなり、最近では30分ほどに。また、安倍首相は公邸に公明党関係者や自民党政調関係者を招いて食事会を開いたが、幹事長室とはまだ実現していない。
政治評論家の浅川博忠氏は「安倍首相が飛ぶ鳥を落とす勢いのなか、焦りもあるのだろう」といい、こう解説した。
「石破氏のやり方は直線的かつ露骨で、逆に反発が強まっている。今年夏の参院選で自民党は過半数奪還もあり得るが、このままでは石破氏の手柄にはなりそうにない。参院選後に体よく閣僚として閣内に封じ込められ、幹事長の座を追われる可能性もある。中長期的な視点を持って、徹底的に安倍政権を支える姿勢で仕事をした方が、同僚議員の信頼を勝ち取れるのではないか」
石破氏は試練を乗り越えて脱皮できるのか。
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