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2013年2月20日 日刊ゲンダイ
20日から森喜朗元首相がロシアを訪れ、プーチン大統領と会談する。昨年3月、大統領になる前のプーチンは北方領土問題について柔道用語の「引き分け」という表現を使った。森のミッションは、その真意を探ること、そして安倍の年内訪ロに向けた地ならしだ。
森とプーチンの会談は15回を数える。2人はファーストネームの「ヨシ、ウラジミール」と呼び合う仲だそうで、森はプーチンを“親友”と言ってはばからない。だから、今回の特使に白羽の矢が立ったようだが、そんな大役を任せて大丈夫か。首相時代の失言、放言はワンサカあるし、先月も「単純に線を引けばこれが一番いい」と択捉島を除く3島返還論を得意げに披露していた。4島のうち3島を返すという案だ。元外務省国際情報局長で「日本の国境問題――尖閣・竹島・北方領土」の著者、孫崎享氏はこう言った。
「森氏はプーチン大統領の言う“引き分け”を踏まえて3島返還案に言及したのでしょうが、元首相がバナナの叩き売りみたいな不真面目な提案をしてはいけません。4島返還を主張する日本の立場と異なるし、何より国後・択捉の2島と、歯舞・色丹の2島は地理的、歴史的、法的にまったく性質を異にします。筋も論もすっ飛ばして単純に真ん中に線を引くなんて言語道断です。もし“引き分け”を狙うなら、まず歯舞・色丹を返してもらうのが先決。そして国後・択捉は国際法的に公平な解決に至るよう、両国の政府が最善の努力をすべきです」
功を焦って、「エイヤッ」とやられたら元も子もない。
「ひょっとしたら落としどころとして3島返還が現実に議題に上ったことがあるのかもしれません。しかし、元首相が軽々に口にしてはダメです。言葉の軽さは相変わらずですね」(政治評論家・伊藤達美氏)
サメの脳ミソにバナナの叩き売りをやられたらかなわない。
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