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2013/2/19 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
警察は有罪にできるのか
「また『誤認逮捕』なんてことになれば、目も当てられないぞ」――。こんな声が関係者の間でささやかれ始めている。
PC遠隔操作事件を巡り、警察がIT関連会社社員・片山祐輔容疑者(30)を威力業務妨害の疑いで逮捕して、もうすぐ10日。しかし、捜査は進展するどころか、取り調べさえロクに進んでいないのが現状だ。
片山は「全く身に覚えがない」と一貫して容疑を否認。「真犯人は別にいる。自分よりもはるかに能力がすぐれている」と言い、警察の取り調べに対しても、「録音しないなら応じない」と徹底抗戦の構えである。
片山の弁護人を務める佐藤博史弁護士もメディア取材に対し、警察の取り調べが行われず、いまや雑談のみとなっている状況を明かし、「捜査が手詰まりになっているのでは」と指摘している。佐藤弁護士は、冤罪(えんざい)だった足利事件で菅家利和さんの主任弁護人を務めた。それだけに「警察は大丈夫なのか」の声が日増しに強くなっている。
「状況証拠だけを見れば、確かに片山は怪しい。江の島でネコに近づく様子が防犯カメラに写っていたほか、記憶媒体を埋めたとされた東京近郊の雲取山付近を車で走行していた。自殺予告メールに添付された写真の人形と同じ人形を買っていたことも分かった。ただ、どれも犯行を直接示す証拠にはなりません。警察は、片山がネコに首輪を取り付ける映像があるとしているが、その映像を出そうとはしない。警察は何の自供も取れないから、逮捕前と同様、ネットの解析を続けるしかないのです」(捜査事情通)
◆足利"冤罪"事件の弁護士が担当
こんなことで警察は片山を落とすことができるのか。元検事の落合洋司弁護士はこう言う。
「サイバー犯罪は殺人事件と違い、『事件当時に現場で目撃された』『動機があった』『付近から指紋が見つかった』などの状況証拠を積み上げれば有罪にできるタイプの犯罪ではありません。どこそこのサイトにアクセスしていたことが履歴やIPアドレスから特定された、といった直接的な証拠が必要になる。その点では、FBIが米国のサーバーに遠隔操作ウイルスが保管されているのを見つけ、被疑者の勤務先で作成されたことを示す“痕跡”が出てきたことが、場合によっては証拠の可能性にはなり得るかもしれない。ただ、報道されている範囲では、起訴して有罪にできるかというと、どうかなという印象を受けます」
4人も誤認逮捕させられ、赤っ恥をかいた警察は、逮捕する前から片山をテレビに撮らせて、茶の間のさらし者にした。これで片山を有罪にできなければ、とんでもないシッペ返しを食らうことになる。
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