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橋下+石原の「日本維新の会」は、“失脚”した石原氏の逃げ場であり、自民党の別働隊として、より自由主義的傾向に日本の政治バランスを変えるための存在だから、言動を批判しても始まらないのだが・・・
まあ、「敵ながら」と前ブリしているところは、相変わらず“ツカミ”がうまいと褒めておこう。
円安と株高で浮かれている人たちにはどうでもいいことかもしれないが、アベノミクスと命名された経済政策は、別に、安倍氏や自民党が案出したものではない。
アベノミクスは、世が世であれば、「野田新経済策」と呼ばれたはずのシロモノであり、昨年12月の総選挙の前(三党合意で消費税増税法案が成立する時点)から、財務省官僚が必死に考え用意していたものである。
石原都知事と同様、外交問題で相手国から責任を問われるとともに当事者能力を疑われ、嫌々ながら衆議院解散に踏み切らざるをえなくなった野田政権だが、それがなければ衆議院議員の任期満了近くまで政権を維持し、野田“首相”が、アベノミクスと同じ政策を声高に喧伝し遂行していたのである。
(官僚も、あまり好きではない民主党政権とはいえ、消費税増税を実現するために支援を惜しまなかったはずだ)
そして、国民の多くが忘れているようだが、アベノミクスの目的は、ただひとえに、来年4月と再来年10月の消費税税率アップを実施する政治的環境をつくり出すことである。
ミニマムの条件として、景気が良くなりそうだ、デフレが解消できそうだと思われるような経済状況にしなければ、判断を迫られる秋に、消費税増税の実施を宣言できないからである。
円安景気と財政出動により良好な経済状況がしばらく続くと思っているが、来年4月の消費税増税の影響が生々しく及ぶ来年秋(中小企業の中間納付)を堺に、98年デフレ不況の二の舞を演じることになるだろう。
そのような悲劇を避けるためには、消費税増税を中止するのがいちばんだが、消費税増税分を超える追加的財政出動か、消費税増税で多額の利益を得るグローバル企業が給与や仕入価格でそれを吐き出すかという対応が最低でも必要である。
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橋下氏「敵ながらあっぱれ」 安倍首相を評価
日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長は15日、安倍晋三首相の政権運営について「これ以上の進め方はできないくらい、やるべきことを的確に進めている。見事で敵ながらあっぱれだ」と述べ、あらためて絶賛した。
同時に「練りに練った段取りで物事を進めている」と分析。株価上昇と円安の進行を例に挙げ「日本企業がどれだけ含み益を得たことか。民主党なんか何の力もないから、(企業の)労働組合も自民党に行ってしまう」と語った。
[日経新聞2月16日朝刊P.4]
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