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2013-02-18 06:50:00 生き生き箕面通信
おはようございます。
生き生き箕面通信1519(130218)をお届けします。
・「”城山”にはまだ早すぎるかな、と。なんとか議会制民主主義のレールを敷きたい」と小沢一郎氏
無罪判決が出た小沢一郎氏に対し、マスメディアは今度は「小沢無視」の方針に切り替えました。最近は、「小沢氏の動静」がマスメディアから消されました。先の衆院選で大敗したこともあって、マスメディアは「小沢は終わった」という扱いにしています。それが一般の人にも広く浸透しつつあるようです。
しかし、小沢氏自身は、まだ死んでいません。7月の参院選をめざして、全国行脚を始めました。週刊誌やインターネット・メディアのインタビューにはたびたび登場して、率直に語っています。たとえば、今週発売の「週刊ポスト」では、インタビュー記事が7ページにわたって掲載されました。
そのなかで、「僕も年だから、多分、次の総選挙が最後の決戦になる。(中略)多分、3年半後にダブル選挙です」と、3年半後に焦点を合わせて再チャレンジの考えです。インタビューの中でこう話しています。「中国のケ小平さんが3度目の復帰をしたのは、73歳なんです。3度追放されて、3度復帰して改革解放路線のレールを敷いた。そして彼は77歳で事実上の最高指導者となり、中国の英雄になった」と。3年半後を決戦とするにしろ、目の前の夏の参院選が起点です。おろそかにはできません。
インタビュアーが、城山で最期を遂げた西郷隆盛を例に堕したのに対しては、「ははは、城山に行くわけにはいかないですね」と、かわしました。
小沢氏にしてみれば、「議会制民主主義」のレールを敷くまでは、死んでも死にきれない思いのようです。日本の現状は、「民主主義」があまりにも軽んじられ、その基礎となる基本的人権すらいい加減な扱いになってきました。官僚は、「オレたちエリートがちゃんとやってやるから、黙って見ていろ」と、ますますのさばりかえっています。安倍政権も、実質は財務省をはじめとする官僚主導の政権になってしまいました。議会制民主主義は、形骸化する一方です。「官僚国家主義」の様相が色濃くなってきました。
自公政権にきちんと対抗できる勢力は存在しているでしょうか。「維新」は事実上、自公の補完勢力です。民主党は24日に開く党大会で反転攻勢に出るつもりのようですが、海江田代表自身が存在感が薄く、自公政権に押し込まれてしまいそうです。夏の参院選でも負けるでしょう。共産、社民は問題にならない。
小沢氏を「城山」で討ち死にさせる前に、なんとか「議会制民主主義」を確立したいものですが……。
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