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2013年02月16日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆生活の党の小沢一郎代表が、本格的にエンジンをかけ始めている。7月21日予定の参院議員選挙に向けて、比例代表の立候補者をほぼ固めるなど準備を着々と進めている。
2月14日、次期参院議員選挙で比例代表に立候補が決まっている姫井由美子前参院議員が東京都内でパーティを開催した。小沢一郎代表は早速出かけて行き、あいさつし、激励した。
この日は、バレンタインデーであり、かつ、姫井由美子前参院議員の誕生日だった。
◆3月5日午後6時30分から、東京都千代田区紀尾井町のホテルニューオータニ東京「舞の間」で「三宅雪子を励ます会」(『福祉と私』出版、そして活動展開へ)が開かれる。
小沢一郎代表は、このパーティの案内状に発起人代表としてあいさつ文を載せている。
「先の選挙で時の総理に勇気をもって挑み、一敗地にまみれたにもかかわらず、強い意志と情熱で、すでに赤坂に事務所を設立されて活動を再開されつつあることは、ほんとうに喜ばしく心から敬意を覚えるところです」と賛辞を示し、励ましている。
◆さらにマスメディアの大半が、「アベノミクス」に浮かれた報道を繰り広げているなかで、一時、陰をひさめていた感が強かった。
しかし、安倍晋三首相が「三本の矢」と銘打って大々的に宣伝した景気政策の肝心要の1つである「成長戦略」が未だ明かされず、6月まで「お預け」状態になっていることから、「口先先行型」の「株高=円安」現象の危うさが指摘されつつある。同時に、民主党・日本維新の会、みんなの党など野党がバラバラで、そのなかでも日本維新の会は「党内が7分裂」状態にあることから、自民・公明連立与党に対抗する政治勢力の結集が、困難視されている。
この政治状況を深刻に受け止めているのか、サンデー毎日が2月24日号で、「『小沢一郎』がすべてを語った」(聞き手・大下英治)、週刊ポストが3月1日号で「独占激白120分インタビュー小沢一郎『西郷隆盛の心境ではありません』」(レポート・渡辺乾介)と題して、インタビュー記事を掲載している。
連日、安倍晋三首相の「アベノミクス」ばかりでは、さすがに食傷気味になるのは理の当然。大きく「右振れ」した振り子が、あまりにも振れ過ぎてしまい、ようやく「反転」の兆しを見せてきている。
小沢一郎代表も、それに積極的に応じる構えのようだ。
◆政治運動というのは、それを率いる「総大将」と「大義名分」と「旗印」の3本柱が必要だ。
いまの野党は、「総大将」の風格と実力を持つ政治家は、どう見ても小沢一郎代表しかいない。
「大義名分」は「2大政党制による健全な民主政治の実地」が厳然として存在する。
しかし、全体をまとめて、大軍を率いて行くための「旗印」が決まっていない。民主党の「純化路線派」は自民党に合流したがっており、日本維新の会は、7分裂し、そのなかの多くが自民党寄り、みんなの党は、別名「自民党別働隊」という有様だ。これでは、「2大政党」の一翼を担う政治勢力を結集するのは夢のまた夢。
ただ、生活の党と民主党の一部とが合流して「生活民主党」(仮称)が誕生する胞芽はある。
これを主導して行くのは、小沢一郎代表しかいないのは、紛れもない事実である。
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
マンションやビルが売れている背景には、「アベノミクス景気が続いているうちに、売り逃げよう」という不動産業界の「黒い思惑」が働いている、なぜか?
◆〔特別情報@〕
安倍晋三首相が主導している「アベノミクス」政策により「株高=円安」現象が現出しているのに連動して、「東証REIT指数先物」「東証住宅価格指数」が注目されている。東京都心から首都圏にかけて、マンションやビルがどんどん売れているという市況を反映しているのだ。だが、不動産業界の裏の裏に通じているプロの情報によると、「アベノミクス景気が続いているうちに、売り逃げよう」という不動産業界の「黒い思惑」が働いているといい、くれぐれもご用心!
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