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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130215/plt1302151136001-n1.htm
2013.02.15
安倍晋三首相が、自民党の派閥事務所を廃止して、党本部に移転させるよう指示した。段階的に「派閥の廃止」を目指していく党改革の一環だが、昨年末の衆院選後、派閥は膨張しており領袖らの力も復活しつつある。安倍首相は高い内閣支持率に支えられて、7派閥を掌握できるのか。
「(党改革案の)答申の通り速やかに進めてほしい」
安倍首相は14日、官邸に石破茂幹事長を呼び、こう指示した。これに先立ち、安倍首相は国会内で自民党の逢沢一郎党・政治制度改革実行本部長と会い、(1)派閥事務所を党本部に移転(2)総裁選の決選投票で各都道府県に1票を配分−するなどを盛り込んだ党改革案の答申を受けた。
総理総裁候補を中心にして、政権を獲るための戦う集団だった派閥だが、一方で、密室政治や長老支配、金権政治の温床ともいわれた。2009年に自民党が下野した後は急速に力を失い、「昼食を食べるサロン」(中堅議員)と化したが、昨年末の自民党大勝以降、各派とも新人議員の加入が相次ぎ、派閥は復活しつつある。
こうした現状に「安倍首相も、昔ながらの派閥は自民党にそぐわないとの思いを持っている」(逢沢氏)とされ、今回の党改革指示となった。
石破氏は会談後、「党則改正や立法が必要なものもあるが、作業を加速させたい」と発言。実現が難航しそうな派閥事務所の移動については、「パッケージで党改革だ。政策の錬磨や情報交換が行われるように党のスペースは提供したい」と決意を強調した。
ただ、「3人集まれば派閥ができる」との言葉があるように、派閥は人間の習性でもあり、「政治は力。力は数」という永田町の現実がある以上、派閥解消はそう簡単ではない。安倍首相自身、昨年末の人事で、派閥領袖の多くを主要ポストに就けている。
政治評論家の小林吉弥氏は「派閥事務所の党本部移転なんて、笑止千万というしかない」といい、こう続けた。
「派閥には功罪があったが、『罪の方が多い』という判断から、『自民党改革は脱派閥から始める』とされた。場所をどこにするという問題ではない。本質的な部分が抜けている。安倍自民党はいま支持が高いが、こういうことをしていると、国民の厳しい視線を受けることになりかねない」と語っている。
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