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2013/2/12 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
アメリカ海兵隊の垂直離着陸機MV22オスプレイが、沖縄県宜野湾市の普天間基地を離陸した直後にプラスチック製の水筒を落下させていた。5日午後のことである。
住民や建物への被害はまだ確認されていない。海兵隊は落下の事実そのものは沖縄防衛局に通知したものの、機種などの詳しい情報提供は避け続け、一方で市内上空での旋回訓練を激化させた。
オスプレイからは2011年にあふがにすたアフガニスタンで乗員が転落死。今年1月にもカリフォルニア州で洗浄液の入った容器が落ちて民間地の建物や車6台を損傷させている。
この欠陥機はなぜか飛行中、荷物の搭載口を開放しておくのが普通なのだという。海兵隊は頭上の恐怖におののく沖縄県民をあざ笑っているかのようだ。
“強い日本”とやらを標榜している安倍晋三首相はといえば、だが、これほどの暴挙に何らの反応も示さない。
水筒落下の3日前には沖縄で仲井真弘多知事と会談し、名護市辺野古への新基地建設について、米国政府との合意を最優先する姿勢を強調していた。先月27日には東京で、沖縄県内41市町村の首長、議長、県議ら140人にオスプレイ配備の撤回や普天間基地の撤去を求める「建白書」を突きつけられたばかりだというのに――。
〈この復帰40年目の沖縄で、米軍はいまだ占領地でもあるかのごとく傍若無人に振る舞っている。国民主権国家日本のあり方が問われている。
安倍晋三内閣総理大臣殿。
沖縄の実情をいま一度見つめていただきたい〉
建白とは政府に意見を申し立てることだ。徳川幕府に大政奉還を迫ったり、憲法制定や議会開設を求めて自由民権運動の原動力となったりと、国家社会のありようを根底から覆す局面で用いられてきた言葉。単なる陳情や要請ではないのである。
それほどの覚悟を安倍政権は無視し、沖縄県外のマスコミも揃って黙殺した。この国はいつもそうだ。権力に都合の悪いことは何も存在しないことにされてしまう。
安倍政権はまた、所信表明演説で原発のゲの字にも触れなかった。もちろんオスプレイのオの字にも。何も改める気がないからだ。
それでもマスコミはアベノミクスで株価が上がった、復興特需で公共事業の大盤振る舞いだと褒めそやす。うなぎ上りの内閣支持率が、ついには71%にまで高まったとか(読売新聞調べ)。
日本は人でなしの国だ。狂気に支配されて、とどまるところを知らない。
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