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http://www.j-cast.com/2013/02/08164772.html?p=all
2013/2/ 8 19:56 J-CASTニュース
民主党の細野豪志幹事長に対して、ツイッターで心ない言葉がぶつけられている。産まれたばかりの次女が亡くなったというニュースに対して、細野氏が環境相兼原発事故担当相在任時に、がれきの広域処理を進めたことを理由に「自業自得」「天罰」などと言い放つたのだ。広域処理に反対する人からも、この発言には批判の声が出ているようだ。
発端となったのは「女性セブン」2月21日号に「『代表選』辞退の陰で…700グラムで誕生直後に逝った娘よ!」と題して掲載された記事。記事によると、細野氏の第2子は本来ならば13年6月に出産予定だったが、半年も早産になって12年12月に700グラムで産まれ、数日後に息を引き取ったという。記事では、細野氏が代表選出馬を固辞した背景に、この出来事があったと指摘している(記事中では細野事務所が「ノーコメント」と回答)。
■「もちろん他の汚染地のも食べてるんだろうな。もしかして、そのせいではないのかな」
この記事は各ポータルサイトに配信され、多くのツイッター利用者の目に留まった。そこで出たのが、細野氏への批判だ。
例えば、ある利用者は、細野氏の家族が会津のコメを食べているとして、
「もちろん他の汚染地のも食べてるんだろうな。もしかして、そのせいではないのかな。もしそうなら、自業自得だけど、悲しい。子どもには何の罪もない」
と指摘。別の人は、
「これぞ天罰だが、孫子の命、親としての細野の気持ちを思うと泣けてくる。 細野よ、思い知ったのなら今までの事を暴露し、我々側に付け!!」
と罵倒した。
発言内容を集めた「まとめ」は2000回以上ツイートされ、反応の多くが、一連の発言に批判的なものだ。例えばフリーライターの赤木智弘さんは、
「彼らは反原発じゃなくて、単なる『反福島』『「反被災地』だから」
と指摘している。
■「親の因果が子に回る、という発想はそもそもおかしい」
ただし、広域処理反対派の中でも受け止め方には差があるようだ。ツイートが批判されたひとりが、「モジモジ先生」こと下地真樹・阪南大学経済学部准教授だ。下地氏は12年12月には、広域処理の反対活動をめぐって威力業務妨害と不退去の容疑で逮捕されたが、釈放後にブログで「逮捕状記載の被疑事実はすべて嘘でした」などと主張していることで知られる。
批判された下地氏のツイートは、
「こんな思いまでしてやる仕事が『放射能バラマキ』なんだから、本当にどうしようもない」
という内容だ。意図するところは必ずしも明らかではないが、広域処理を進めるという仕事と引き換えに娘を失った、と理解したネット利用者も多いようで、前出の「自業自得」「天罰」といった発言と同列に批判された形だ。
下地氏は批判を受けた後に、
「親の因果が子に回る、という発想はそもそもおかしいし、簡単に差別につながるのでやめませんか」
とツイート。批判を受けている他のツイートとは意味合いが違うと主張したいようだった。
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