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2013/2/7 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
中国海軍による海上自衛隊艦艇への火器管制レーダー照射で、日中関係の緊迫度は限界まで高まりつつある。
日本政府は6日、偶発的な軍事衝突を回避するため、日中防衛当局で緊急連絡体制を構築したい意向を示した。
加藤勝信官房副長官も同日、「(日中間の)海上連絡システムを機能させることで、不測の事態防止に取り組みたい」と話している。
そもそも海上連絡メカニズムは、日中両政府が2011年7月に構築することで一致。12年中の運用開始を目指していた。ところが尖閣問題の深刻化で棚上げされた。日本政府は協議再開を目指すが、中国外務省の副報道局長は、今回のレーダー照射を「われわれも報道で知った。具体的な状況は承知していない」としている。中国メディアの一部は、「日本側の自作自演だ」とまで書いた。
中国はレーダー照射をウヤムヤにしたいのだから、緊急連絡体制の構築を再開する気などない。仮に日本の思惑通りにコトが運んでも、連絡体制がうまく機能するかどうかは疑わしい。暖簾に腕押しだ。
◆事実上の戦闘状態
レーダー照射は国際的には模擬攻撃だという指摘がある。こうなると事実上の戦闘状態だ。日本政府の関係者は、「刺激が強いから公表しなかったが、尖閣の周辺海域では、ずっと戦艦同士がにらみ合っていた」と話している。
◇
中国国防省、レーダー照射を否定=「事実と違う」−香港メディア報道
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013020701050
【北京時事】中国国防省報道事務局当局者は7日夜、中国海軍の艦艇が海上自衛隊護衛艦に射撃用の火器管制レーダーを照射したとの日本政府の発表について「事実と違う」と否定した。香港のフェニックス・テレビ(電子版)が伝えた。
同当局者はさらに、「中日の海・空の安全問題の根源は、日本の戦闘機が近距離で中国の船舶を追跡・監視することにある」と述べ、日本の戦闘機の中国監視船などへの接近が安全を脅かしていると主張した。
中国外務省の華春瑩副局長は7日の定例会見で、レーダー照射に関して「関連部門が報道について確認のための調査を真剣に行っている」と述べたが、国防省はウェブサイト上で何も発表していない。 (2013/02/07-22:14)
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