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2013/2/7 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
白川辞任でゴング
白川方明総裁が任期前倒しで来月19日に辞任することを表明し、日銀の次期総裁人事はいよいよ最終局面に入った。安倍首相は自らも主張してきた「2%物価目標」を支持する積極緩和派を選ぶとみられているが、財務省OB以外の最有力候補が日本経済研究センターの岩田一政理事長(66)と学習院大学の岩田規久男教授(70)だ。名字が同じ“ダブル岩田”は一般にはなじみが薄く、区別がつきにくいが、一体どういう人物なのか。
◆竹中平蔵の部下
岩田一政氏は1946年生まれ。都立日比谷高から東大教養学部を経て経済企画庁(現内閣府)に入庁。OECDで金融担当の部署にいたこともある。その後、東大で国際経済学の教授に就任。01年に再び内閣府に戻り、政策統括官。03年から5年間、福井日銀総裁の下で副総裁を務めた。07年2月に日銀が利上げに踏み切った際、政策委員会で1人反対した人物として知られる。
「金融政策には強いこだわりがありますが、普段は穏やかで押し出しも強くなく、クセのない人ですよ。日比谷高校でも特に目立った存在ではありませんでした。むしろ仲間内では、『岩田喜美枝のダンナ』と呼んでいたくらいです」(岩田氏に近い関係者)
妻・喜美枝氏は、厚生労働省の局長から資生堂初の女性副社長になった女傑である。
アノ竹中平蔵とは近い関係だ。
「内閣府の政策統括官だった当時の担当閣僚が、小泉政権下で経済財政・金融担当相だった竹中さんです。日銀副総裁は竹中さんの推しがあったとされています」(霞が関関係者)
◆浜田宏一と同類
ダブル岩田のもうひとり、規久男氏は学者人生一筋だ。1942年生まれ。都立小石川高、東大経済学部、東大大学院経済学博士課程修了。上智大教授を経て、98年から学習院大経済学部教授。
「もともとの専門は土地や住宅問題などの都市経済学でしたが90年代ごろから日銀の政策を批判し始め、ゼロ金利や量的緩和だけでなく、インフレ目標を主張した草分け。内閣官房参与の米エール大名誉教授・浜田宏一氏とともに、いわゆる『リフレ派』の旗頭のような人物です」(金融関係者)
日銀総裁候補として名前が挙がるにつれ、あまり表に出てこない一政氏に対し、規久男氏は今週発売の週刊文春で「日銀総裁は私がやるべきだと覚悟を決めている」とブッ飛ばしていた。
国会同意人事は「事前に報道されたら国会提示を認めない」というルールがあるのに、自らアピールとは、よほど自信があるのか、それとも破れかぶれなのか。
「学者先生だから、何をしでかすか分からない。総裁になろうというのに、日銀の独立性を放棄する『日銀法改正』を主張するような人です。日銀総裁になったら、各国の中央銀行の非公式な集まりに呼んでもらえなくなるんじゃないか」(国際金融の専門家)
ニッセイ基礎研究所の専務理事・櫨浩一氏は、「ダブル岩田」2人の違いをこう話す。
「役人経験のある一政氏は、行政組織の運営や日銀内部の問題をよく知っています。OECDに勤め、副総裁経験があるので国際的な知名度も高い。ただし、金融緩和の手法について規久男氏が具体的に言及していないのに対し、一政氏は『外債ファンド』で外債を購入すると言っています。これを実現すると、日本政府が主張してきた『円安誘導ではない』は通用しません。そんなことが本当にできるのか。一政氏も規久男氏も一長一短あります」
いずれにしても、安倍政権の“操り人形”になってしまうのだろうか。
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