http://www.asyura2.com/13/senkyo143/msg/592.html
Tweet |
http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/230c5a093db525df51c53ec1be767b50
2013-02-07 06:58:58 生き生き箕面通信
おはようございます。
生き生き箕面通信1508(130207)をお届けします。
・体罰、暴力、いじめの根源には、「憲法を殺した」報いがあるようです
「現在の日本には、さまざまな問題があふれかえっています。10年来の不況、財政破たん、陰惨な少年犯罪、学級崩壊、自国民を拉致されても取り返さない政府……実はこうした問題の原因をたどっていくと、すべては憲法に行き着くのです」
「現在日本が一種の機能不全に陥って、何もかもうまく行かなくなっているのは、つまり憲法がまともに作動していないからなのです。こんなことを言うと、みなさんはびっくりするかもしれませんが、今の日本はすでに民主主義国家ではなくなっています。いや、それどころか近代国家ですらないと言ってもいいほどです。憲法という市民社会の柱が失われたために、政治も経済も教育も、そしてモラルまでが総崩れになっている。これが現在の日本なのです」
以上は、「日本人のための憲法原論」(集英社)という小室直樹さんが7年前に出した本の前書きから引用したものです。ボクは、天才・小室直樹博士を尊敬しています。博士は前書きの結びでこう言います。「憲法とは何か、民主主義とは何かという原点に立ち返ることこそが『日本復活』への唯一の方法だと思うのです」と。
博士は、「憲法は誰のためにあるのか」と問い、「政府、つまり国家権力の暴走を抑えるためです。国家権力というリヴァイアサン(怪獣)をしばるものが憲法です」と、強調しています。その憲法の根幹をなすのが、民主主義。そして、民主主義を支える根本が、人権である、と言っています。ここまでは、いわば常識の部類かもしれません。しかし、頭で理解しているように感じることと、実際の日常生活、市民の日々の生業(なりわい)の中で憲法を生かしていることとは全くの別モノです。
もうひとつ大事なことは、「契約」を守れるか、守らなくてもいいのか、だと指摘しています。日本人は、政治的な契約(公約)がおろそかにされても、さして問題にしない。そこに、「憲法の死」を見ています。たとえば、民主党が「消費税は上げません」と約束(有権者と契約)して政権を託されながら、そのマニフェストをいとも簡単に反故にして消費増税にまっしぐらに走った野田総理(当時)。一国の最高権力者が、契約破りを平気でやってしまう。
契約は守るべきものという基本のルールは、この上なく大切にしなければ社会の根幹が揺るぎます。しかし、日本では契約破りを最高権力者がやってしまう。国民の過半数が「脱原発」を望んでも、平気で踏みにじる国家権力。島民の9割が反対し、全市町村長が東京まで出かけて「オスプレイの配備撤回。普天間基地の撤去」を要請しても、まったく動かない政府。
小沢一郎氏に対する「執ような社会的抹殺」の企みも同じです。だれにでも、天与の人権があります。そして、万人は法の下で平等のはずです。ところが、「小沢問題」は、権力側が司法を使って何年にもわたって社会的に葬り去ろうとし続けました。それをウオッチして、法の下の平等を実現する役割を担っているはずのジャーナリズムも、検察のお先棒担ぎに走り回る。最終的に無罪になっても、マスメディアは、「限りなくクロに近い」などといって、検証すらしようとしない。
こうしたマスメディアぐるみの国家権力の政治的暴力が日常茶飯に憲法破りの”お手本”を示し続ければ、世の中が狂ってしまうのは「むべなるかな」です。ここまで進んでしまっては、深刻です。かろうじて踏みとどまるには、夏の参院選で、自公勢力に3分の2以上はまちろん、過半数も与えないことではないでしょうか。それが、憲法という柱を生き返らせる道につながっているといえます。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK143掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。