http://www.asyura2.com/13/senkyo143/msg/571.html
Tweet |
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-8004.html
2013/2/6 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
日銀の白川方明総裁(63)が、4月8日までの任期を待たずに辞任する。日銀総裁が任期を残して辞職するのは、98年に接待汚職で引責辞任した松下総裁以来、15年ぶりだ。新日銀法下では初めてのこと。日銀が政治に屈服したのは明らかだ。
辞任はきのう(5日)白川総裁が安倍首相を訪ね「3月19日に辞任したい」と伝えた。理由は副総裁2人の任期が3月19日に切れること。首相に「総裁、副総裁の新体制が同時にスタートすることが可能となるようにしたい」と伝えたという。
白川総裁は「政治的な圧力はなかった」と会見で語ったが、安倍首相に屈したのは明らかだ。
「表向き白川総裁が自発的に辞任を申し立てたことになっていますが、実際は官邸の意向でしょう。
安倍首相は新体制を一日も早く、同時にスタートさせたい。白川総裁が首相の意向に沿って早期辞任を決意したのは、首相に従うので副総裁人事では“日銀プロパー”を起用して欲しいというメッセージです。これまで安倍首相に『もっと金融緩和しろ!』と恫喝され、やりたくない金融緩和を実施させられた白川総裁は、プライドを傷つけられた。せめて任期だけはまっとうしたかったでしょうが、最後までボコボコにされた形です」(金融関係者)
白川総裁の辞任が早まったことで、後任の総裁選びが一気に政局の焦点になってきた。政府は連休明けの来週中にも候補を野党に伝える予定だ。
安倍首相は「後任は私たちの考えに理解のある人を選ぶ」と繰り返しているが、簡単に人事が決まるかどうか。「総裁人事」をめぐって水面下で〈安倍首相VS.麻生財務相〉のバトルが勃発しているからだ。
安倍首相の意中の人は、東大教授の伊藤隆敏氏(62)や、学習院大教授の岩田規久男氏(70)など、インフレ目標を求める、いわゆる「リフレ派」の学者だ。なのに麻生財務相は、きのうも公然と「大きな組織を運営したことがないのは問題だ」と、学者の起用に真正面から反対している。麻生財務相が推しているのは、武藤敏郎氏(69)と黒田東彦氏(68)の2人の財務官僚OBだ。
◆これで2回目の人事対立
「総裁人事は、安倍首相と麻生財務相の力比べという展開です。もちろん、2人の関係は悪いわけじゃありません。でも、麻生さんは『俺の方が経済を分かっている』という自負がある。首相に対してもタメ口です。問題は、人事で対立するのは、日銀総裁が初めてじゃないことです。安倍首相は“経済財政諮問会議”のメンバーに竹中平蔵を指名しようとし、竹中に直接『お願いします』と頼んでいた。ところが、麻生大臣の『竹中はダメだ』の一言でひっくり返ってしまった。人事は、誰が権力を握っているかを表す。総裁人事をキッカケに2人の亀裂が決定的になる可能性があります」(官邸事情通)
最近、麻生財務相は、安倍首相のことを「官僚も満足に使えないで首相が務まるのか」と批判しているという。スタートダッシュに成功し、有頂天になっている安倍首相。しかし、足元から崩れる可能性がでてきた。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK143掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。