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http://31634308.at.webry.info/201302/article_5.html
2013/02/05 22:24 かっちの言い分
検察当局は昨年8月に「福島原発告訴団」など複数の団体からの告訴・告発を受理し、東電経営責任者、政府関係者の事情聴取を行っている。福島原発の事故は、所謂工場火災や、鉄道事故と色合いが異なる。
前記事故は場所としては局所的で、事故現場もせいぜい2、3か月で撤去され事故の跡がわからなくなる。福島原発は2年を経過するが、政府は冷温停止と実態を明らかにしないで誤魔化しているが、まだ収束しているなどとは程遠い状態である。メルトスルーした核物質はもう土台のコンクリートを突き抜けて地下水を汚染しているかもしれない。
4号機に至っては、度重なる余震によって格納プールの破損した土台が崩れ落ちないとの保証はない。そのときは日本の大部分が住めなくなかもしれない。
そんな極めて危険な原発を単に経済性だけで原発再開を進める電力会社の経営陣は、事故を起こしても何も責任は問われない。逆に政府が全て損失を東電のように補償してくれると高を括っているからだ。このブログでは、そのように甘く見ている経営陣に対して警鐘を鳴らすためにも、このような事故の可能性を指摘されながら無視してきた東電幹部、それを承認してきた行政関係者が責任を問われないのはあり得ないとしつこく述べてきた。
先日、東電の今回の原発事故の責任に深く関わっていた勝俣元会長の事情聴取がなされたことが検察からリークされている。また、さらに外堀を埋めるために、以下のように、原発事故の対応に深く関わった斑目元原子力安全委員長の事情聴取が行われことも検察当局がリークしている。
班目原子力安全委元委員長を聴取 原発事故で検察当局
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2013013102000122.html
その後すぐに、現場の最高責任者であり、最も原発事故の様子を知っている吉田元所長の事故調の聴取書を差し押さえたと、これも検察が情報をリークしている。
福島原発:吉田元所長の聴取書 検察、差し押さえ
http://mainichi.jp/select/news/20130204k0000m040126000c2.html
東京電力福島第1原発事故の刑事責任の有無を捜査している検察当局が、政府の事故調査・検証委員会が作成した吉田昌郎(まさお)・元同原発所長の「聴取書」などを差し押さえたことが分かった。元所長は体調不良で事情聴取が難しいとされ、立件の可否を判断するには聴取書が不可欠と判断したとみられる。だが、政府事故調は原因究明重視の立場から刑事責任を追及しない前提で聴取書を作成しており、議論を呼ぶ可能性もある。
上記のような情報は、検察当局がマスコミにリークしない限りわからない情報である。小沢氏の陸山会事件の時も頻繁に調査内容がリークされ、マスコミがそれに乗っかり、勝手に針小棒大に小沢氏は真っ黒だと刷り込んだ。ホリエモン事件しかり、鈴木宗男事件しかりである。
そのような過去の経験から言えば、これだけの情報が出てくることは、検察として何らかのアクション(起訴)のための地ならしとも取れる。穿った見方をすれば、このような情報を出して、ちゃんとやっているとのポーズを作って、後は何もしないということも考えられる。
少なくとも大津波があると警告した調査があるのに、それを無視した責任は極めて大きい。今、各所の原発の下に活断層があるかもしれないと言われているのに、それを無視して再稼働をしようとする経営者に思い知らせるためにも、経営陣、原子力安全行政の責任者、政府関係者に責任を取ってもらわなければ、直接被害を受け、また現に受けている住民、我々国民に申し開きが立たない。
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