http://www.asyura2.com/13/senkyo143/msg/536.html
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◆「安倍氏は午前10時に特別機で那覇空港に到着すると、すぐに航空自衛隊那覇基地を視察して、700人の隊員を前に談話を発表。釣魚島問題に言及し、いわゆる領土を守るために自身が先頭に立つとして、共に行動するよう自衛隊に呼びかけた」
http://j.people.com.cn/94474/8120264.html
「防衛省は尖閣領空侵犯に対して、空自機が無線警告後に曳光弾の警告発射も行うスクランブル手続きについて報告。藤村修前官房長官や玄葉光一郎前外相ら関係閣僚は了承したが、岡田氏が反対し、野田総理も岡田氏に賛成した」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130204/plc13020408060007-n1.htm
産経「日本側の慎重姿勢を見透かした中国側はその後、海洋監視船搭載のヘリコプターを飛び立たせる動きを見せるなど、挑発のエスカレートを招いた。安倍首相が今年1月5日、領空侵犯機が無線警告に従わない場合、曳光弾警告射撃を承認した。その後、領空侵犯は行われていない」
※産経記事はいつもにように、読者を誤解させ愛国心を燃え上がらせる。この記事もそうで、安倍のように強気にでれば、中国などどうでもなると、中国軽蔑を露わにしている。実際問題、中国は一度も日本の主張する“領空”に入っていない。遥か150km先までである。
空では“警告射撃”が“威嚇射撃と”と理解されて“応戦”される可能性が常にある。曳光弾は通常弾の弾道を確かめる目的で、通常弾に混ぜて発射される。だから、曳光弾が発射されれば、機関砲弾を撃たれたと解釈され、応戦は当然の自衛義務となる。
◆一方、海上は射撃の前に沢山の警告手段があるから、いきなり軍事衝突とは成りにくい。日本海保の巡視艦艇はその点強力で、相手に死傷者をだすほどの威力を備えている。水砲と呼ばれる高圧水発射は150mも飛び、窓やレーダーなど容易く破壊する。
中国も台湾もそんな海保巡視艦艇に対抗する準備は全くしてこなかった。だから、今まで海保のしたい放題にされて、台湾漁民には海保艦艇の攻撃で死者すら出ている。台湾は昨年8月にやっと対抗できる巡視船の建造を始めた。完成まで2年かかる。
中国は2011年に建造を開始している。昨年末に4隻が、今年1月に1隻が完成した。日本海保の3千〜4千トンと比べて小さく1,400トンだが、警告武器は揃えている。ヘリ搭載の3千トン級は測量船などを改造して昨年秋に就航している。
人民日報「中国2隻目の1000トン級海洋監視船が就役」
http://j.people.com.cn/94474/8121967.html
中国海監8002=排水量1337トン、航続能力5000海里、30昼夜航行でき、7級の風に耐える。
「搭載は、高速取締艇2隻(抗風能力7級)、光エレクトロニクス証拠収集システム、無線画像受信システム、衛星測位システム「北斗」、高圧放水砲2基(射程100メートル以上)、指向性大音量発射機(152デシベル音を3キロ離先の目標に)・・・これらは、海保巡視船の標準装備」人民日報
◆人民日報「中国海洋監視船隊が釣魚島周辺の中国領海内を巡航」
http://j.people.com.cn/94474/8121888.html
国家海洋局ウェブサイトによると中国の海洋監視船「中国海監51」「中国海監46」が4日、釣魚島(日本名・尖閣諸島)周辺の中国領海内を巡航した。
海保発表「中国監視船2隻が4日午前9時25分ごろ、尖閣領海侵入=国有化後26回目」
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_date2&k=2013020400141
海保発表「中国監視船は同日午後11時30分〜同40分ごろにかけて、領海外に」
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_date1&k=2013020400808
「中国大使に厳重抗議=外務省/中国大使は抗議受入拒否」
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013020500368
※日本の主張する尖閣領海への侵入は9月10日の国有化以来26回目。つまり外務省の抗議は26回目になる。日本の主張する領海の外側の接続水域にはほぼ毎日朝から昼過ぎまで中国の海洋監視船と漁業指導船が巡航している。休日などは交代の為に来ない。
昨年8月まで日本政府が実施してきた“実効支配”と同じ手段を中国政府が8月10日以来継続実施している。すなわち、巡視船が毎日のように巡回する。ヘリ搭載巡視艦艇も参加する。中国海洋局の小型航空機も飛来する。
中国海洋局の航空機を沖縄自衛隊のレーダーは捕捉しそこなった。沖縄から遠すぎるのだ。自衛隊はレーダー搭載空中警戒機を巡航させたが、中国海洋局航空機が高度を上げて飛来したこともあり、二度目は事前キャッチ。那覇の空自戦闘機がスクランブルした。“曳光弾射撃”論はその際にでた。
海上自衛隊の大型哨戒機P3Cは昔から巡回している。元々は対潜哨戒機であったが、漁船や海洋監視船の監視が主な任務となって、“対潜”を機種分類から外した。所謂尖閣の実効支配手段は、海保艦艇+海保ヘリ+海保航空機+海自哨戒機P3Cの組み合わせであった。
中国軍の大型哨戒機は200kmほど北のガス試掘井まで以前から毎日定期巡回している。中国軍はまだ釣魚まで哨戒機の巡航範囲を広げていないが、その哨戒機が南の釣魚まで脚を伸ばさないかと自衛隊は神経をとがらせている。
また、上海や杭州の航空基地から釣魚までは320kmで、戦闘機の行動半径内にある。那覇からよりも近い。自衛隊は中国の海洋局小型航空機に戦闘機をスクランブルさせたが、中国軍は一度もスクランブルしていない。
中国軍は自粛して“釣魚実効支配”を海洋局の船舶と小型航空機に任せている。中国網で報道される中国軍幹部の発言では「中国軍が先に出ることはないが、中国海洋局の小型機や中国軍の哨戒機に空自戦闘機がスクランブルして曳光弾を発射したら、中国戦闘機が30分以内に応戦する」。
日本側報道や安倍答弁は過激すぎる。実施していることもキナ臭い。中国を怒らせる可能性がある。少なくとも、中国人の嫌日勘定が消え去る可能性は皆無で、日本企業は中国国内はもとより、ASEANでも対中輸出の減少から回復せず苦しみが続くだろう。
◆政府「“領土対策室”を内閣官房に設置」『北方領土、竹島、尖閣の領土問題対応を首相直轄で統制する』またもや“火種”作った安倍晋三。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013020500385
韓国政府抗議「『領土対策室』即時撤回を。日本政府が侵略の歴史を反省していない証拠。他国の領土に対する空虚な領有権主張をやめて、過去の過ちを清算する真剣な姿勢を見せるよう求める」
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013020500659
人民日報「安倍晋三の苦しい踊り」
http://j.people.com.cn/94474/8122344.html
「日本の民衆にとって現在の問題は経済的低迷であり、政治指導者は新たな成長点を見出さなければならない。こうした時期に外来の脅威を煽り立ててみることは、民心を結束する助けになるかもしれないが、企業活動がグローバル化した現代にあって、逆に自縄自縛に陥る」
「日本が徹底的に昔の帝国の夢を捨て去り、歴史を反省し、根本的に改める気持ちはないから、安部の最大の望みは、中国自身が多くのミスを犯し、米国が手を突っ込み、それによって国民の心を立て直すことだ。これが安倍氏が苦心して待ち望んでいることだろう。」
「だが、一方的に願えばやって来るなどということはない。そこで彼はどうしたらよいのか分からぬまま踊り続けるほかない。今日は東に向かって笑顔を振りまき、明日は西に向かって数歩歩み寄り、「腹痛」を覚えるまで注意深く慎重に踊り続けるが、最終的にはやはり誰からも喝采を得られない」人民日報
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