http://www.asyura2.com/13/senkyo143/msg/506.html
Tweet |
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-7993.html
2013/2/4 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
日本中が「株高だ」「円安だ」とアベノミクスに浮かれている。しかし、今年の「春闘」は、昨年よりシブい最悪の結果になりそうだ。なんと上場企業が業績予想を次々に“下方修正”しているのだ。サラリーマンの給料は上がりそうもない。
上場企業の2012年4〜12月の決算が、先週から相次いで発表されている。日経新聞の集計によると、発表した524社のうち、約半数の210社が13年3月期の最終損益見通しを修正したという。
驚くのは、見通しを修正した210社のうち、実に6割にあたる127社が13年3月期の最終損益見通しを“下方修正”していることだ。市場は12週連続の「株高」に沸いているが、足元の企業業績は改善しそうもないということだ。
「円安、株高が本格的に進んだのは昨年12月。13年3月まで3カ月しかないので企業業績には反映しづらいのです。公共事業も効果が表れるのは夏前です。そもそも、すべての企業が円安のメリットを受けるわけじゃありません」(東京商工リサーチ情報本部長・友田信男氏)
下方修正の大きな要因は、中国経済の減速らしい。
ヤバイのは、3月13日にヤマ場を迎える「春闘」は、“下方修正”が相次いだ企業業績を基に行われることだ。これでは大幅な“賃上げ”は絶望となる恐れが強い。早くも経団連は「アベノミクスが企業業績という成果になるのは夏以降だ」「業績が回復すれば賃金は上がる」と、この春闘での大幅な賃上げナシを予告している。
財団法人「労務行政研究所」の調査でも、主要企業の2013年の賃上げ見通しは「5063円」と、昨年実績の「5400円」を下回っている。大企業がこの調子では、中小企業の給料アップは望めない。
しかし、日本中が「アベノミクス」で大騒ぎしながら、サラリーマンの給料が上がらないなんてバカみたいな話だ。デフレ不況からも絶対に脱却できない。財界は260兆円に膨れ上がった大企業の「内部留保」を吐き出してでも、思い切って賃上げすべきだ。
「デフレ不況から脱出するためには国民の所得を増やして個人消費を活発にするしかありません。企業業績が良くなれば、給料は上がる――という経団連の主張も分かりますが、この10年間、そう言い続けてデフレ不況は深刻になった。ここは、ニワトリと卵じゃありませんが、給料をアップさせることで景気を良くし、企業業績を改善させる――という発想も持つべきです」(友田信男氏)
庶民にはアベノミクスの恩恵はなさそうだ。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK143掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。