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2013-02-04 09:52:27 simatyan2のブログ
税や社会保障の情報を一元的に把握するため、国民一人一人に番号を割り
ふる「共通番号制度」について、政府・自民党は、導入に必要な、いわゆる
「マイナンバー法案」を来月にも国会に提出する方針だそうです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130203/k10015256901000.html
自民党は成立に向けて、民主党や公明党に協力を呼びかけることにしている
とのことですが、この法案の是非はともかく、人々の反応、特に若者に以前
とは違う反応が現れているので取り上げてみたいと思います。
某掲示板の書き込みを一部抜粋すると、
1つのIDでヤフオクも通販もメールもできるようなもんでしょ?
反対する理由がよくわからん。
これは真面目にやってる奴は大抵歓迎して喜んで、
悪さしたい奴は徹底的に嫌がる法案だろうな。
なんでもっと早くやらなかったのか。
データベースで全国民の戸籍を管理できれば、ナマポ不正受給とかの
犯罪もすぐに分かるのに。
マイナンバーを持っていない=日本人ではない目印になっていいじゃん。
これで便利になればいい。国保も年金も税金もこの番号でオーケーに。
都合の悪い奴が反対するんだろ
あれこれ理由つけて
これで消えた年金問題も解決か。
これはいい案だと思う
税金も管理しやすいし
身分証明書にもなる
今度は強制にしたらいいじゃん
日本人なら誰も文句言わんでしょ
番号と同時に指紋も採って問題ない
別に悪いことしてないしな
番号覚えられないし、番号悪用されたら困るから
バーコードの入れ墨にしたほうがいい。
課税強化とかいってるのいるけど、ちゃんと納めてるのが当たり前
なんだから、一般人にはほとんど影響無いでしょ。
さっさと導入しろ
番号が無い人が炙り出されるから
身分証明書とか面倒だから
これに合わせて体にICチップでも埋めて欲しいぐらいだわ
なにも困らんからはよやってほしい
日本国民だけにIDカードも配布するようにしてくれ。
カード不携帯の奴が居たら、即逮捕な。
驚くべき若者達の反応です。
実に9割がた上のような好意的な意見ばかりで、懐疑的な意見はほとんど
見られませんでした。
また管理されることへの抵抗感が全く感じられないんですね。
しかし昨年の同じ時期、民主政権当時に話が持ち上がった時には猛反発の
意見ばかりだったような気がします。
いやもっと大昔から国民総背番号制の話は度々出てきた時は国民の大多数
は反対していたんじゃないでしょうかね。
それが若者限定とはいえ大多数が賛成し始めているとは驚きです。
まるで政府の方針に従うのが当たり前というか、むしろ従わせられるのを
喜んで受け入れようとしているようにも見受けられます。
311以降、多くの国民は気がついたはずなんです。
国が国民のために改革するなどありえないことを・・・。
なのにこの従順な変わりようは一体何なんでしょうか?
それともこれが日本人の正体なんですか?
まず考えられる原因の一つとして、日本人は非常に熱しやすく冷めやすい
体質であることが挙げられます。
一時的に怒りは頂点に達するものの長続きしないんですね。
いわゆる「喉もと過ぎれば熱さを忘れる」わけです。
山本七平氏の著書に「空気の研究」や「水の研究」というのがありますが、
そこには日本人はその場の雰囲気に弱く、一度空気が出来上がってしまう
と抵抗できなくなることが書かれてあります。
例えば10人中半数以上が賛成すれば空気は形成され、反対する雰囲気で
はなくなることを敏感に感じ取って賛成に回るんですね。
しかも過去の経緯全てを水に流すことで、周囲との摩擦を避けようとする
あまり、少数派から多数派に回った人が今度は少数派を攻撃し始めると
言う特異性が発生するのです。
だから論議を尽くし、多数決で物事を決めるのじゃなく、その場の空気で
全員が一致したことにして決めてしまうんですね。
よくありますよね、人が集まったときなんか、とても自分が口出しできる
雰囲気じゃなかった・・・とかね。
つまり日本人は感情と雰囲気で全てを決定するという怖い一面があるのです。
体罰問題でも、「人ひとりが死んだ」という事実が根底にあれば、どんな理由
も太刀打ちできず、問答無用で最終的に自分の都合の良い方向へ持っていける
という強みがあります。
つまり全ての議論を不毛の議論へと導くことが可能なのです。
橋下市長はいつもこの論法を意識的に使っています。
もうひとつ「人間を幸福にしない日本というシステム」(カレルバン・ウォルフレン著)
という名著があります。
ここでは「仕方がない」と諦める日本人特有の物の捉え方を指摘しています。
理不尽さを感じての怒りは、やがて組織の一員という諦めざるを得い自分の
立場に気がつき、最終的に立場に甘んじて納得してしまうのです。
しかもただ納得して従うだけじゃなく今後一切疑問すら持たなくなります。
そして無力感に陥って眠りにつく国民を目覚めから遠ざけようとするのが
官僚独裁システムだというのです。
確かに地震や津波、原発事故、いじめや体罰問題を見ればわかります。
直後には大騒ぎして議論は白熱しますが、暫くすると何故か焦点がぼやけ、
当初とかけ離れた結論になってしまう場合が多いのです。
例えば原発問題では、本来なら被曝の危険から命を守るために住民を避難
させなければならないのに、原子力規制委員会などの新たな組織を作って
見せ掛けの除染や「絆」で誤魔化せば、住民はひとまず安心するんです。
アメとムチを使い分ければほとんどの被災者もそれで納得してしまうんです。
もちろん一部の人は反対しますが賛成派に回った人たちの執拗な攻撃に
晒され、いずれ反対の芽は潰されてしまいます。
驚くべき点は、この時点では管理者側の手は一切出していないということです。
手を出さなくても、住民どうしで勝手に争ってくれるんです。
奴隷解放運動のときでも管理者に密告するのは同じ黒人だったそうです。
黒人が黒人を売るように、一般市民が同じ市民を売る、つまり弱くなった
人間は自分よりさらに弱い人間に攻撃の矛先を向けるというわけです。
ある種いじめに共通する部分があります。
だから支配者は住民どうし競争させてればいいんです。
弱者と強者を確立させる恐るべき国民掌握術です。
一時期問題になった日本原子力文化振興財団がまとめた
「世論対策マニュアル」というのがあります。
「国民はバカなので三日すれば忘れる。
繰り返しによる刷り込みが効果的」
「停電は困るが、原子力はいやだ、という虫のいいことをいっている
のが大衆である」
「繰り返し繰り返し広報が必要である。
新聞記事も、読者は三日すれば忘れる。
繰り返し書くことによって、刷り込み効果が出る」
「原子力に好意的な文化人を常に抱えていて、
何かの時にコメンテーターとしてマスコミに推薦出来るようにしておく」
など驚愕することが書かれてありますが、これなんか実に大衆の性格を
うまく掴んでいますよね。
こうした無視と繰り返しと刷り込みによって育った子供たちが、大人になり
社会の中心になっていくのです。
冒頭の若者達の反応はまさにこれで、今後の日本社会のあり方を端的に示し
ているようです。
疑問すら持たず、自分で考え道を切り開くより管理されることを好む人種が
増加しているのです。
ネット世代と言えども、利権中心に動く官僚と、その官僚の手先となって動く
チーム世耕などの悪質な政治家、電通率いる巨大なメディアの誘導の前には
ひとたまりもないんでしょうか・・・。
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