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2013年02月03日　天木直人のブログ

　アルジェリア人質事件に関する検証委員会が発足し、２月中にも検証結果を発表するという。

　検証されるべき事柄の中で最も重要な一つが、日本政府・外務省がこんどの事件の起きる可能性についてどこまで事前に情報をつかんでいたのかという事であるのは間違いない。

　この重要な検証事項について、発売中の週刊フライデー２月１５日号において元外務省主任分析官の佐藤優氏が次のようなおどろくべき情報を告白している。

　すなわち今度の人質事件の発生直前に、私（佐藤）のところに、中東某国の情報機関元幹部が警告を発するために接触して来たというのだ。

　因みに佐藤氏はその国の事を、「中東の、イスラム圏でない某国」と言っている。佐藤氏はいつもこのような曖昧な表現を使うのだが、なぜイスラエルとはっきり言わないのだろうか。もはや佐藤氏がイスラエルの諜報機関であるモサドと深い関係があることは知る人は皆知っているというのに。

　いずれにしてもその人物が佐藤氏に次のように述べたというのだ。

　「マサル、アルジェリアで大変な事が起きている。日本政府は、それがわかっていない。リビアの軍事政権の崩壊によって、リビアとの国境地帯を武装した一団が自由に行き来している。これまでとはまるで違う。日本人が標的にならないというのは、もはや神話に近い。イスラム過激派がいる地域に進出する企業と、その社員には大きなリスクがある。その事を認識しなければならない・・・」

　そして佐藤氏は次のように続ける。

　「おそらく私に接触してくる以前に、（モサドは）日本政府の要路に働きかけていたのでしょう。しかしその反応が鈍いことに、この元幹部は明らかに苛立っていました・・・」

　もし佐藤氏がフライデーに書いているこれらの事が事実であるとすれば、日本政府はモサドがくれた情報を活かさなかったという事だ。

　そしてもし佐藤氏が、みずからこのフライデーの記事の中で書いているように、モサドからの接触をただ事ではないと察知していたとすれば、佐藤氏はその事について外務省に警鐘を鳴らすべきであった。

　いくら佐藤氏が外務省と敵対関係にあるからといっても外務省に伝えるやり方はいくらでもあったはずだ。

　佐藤氏もまた責任から逃れられないことになる・・・

コメント
01. 2013年2月03日 10:19:51 : n8usGiH2gg 　天木氏は外務省の対応を糾弾したいのか、佐藤氏の行動を非難したいのか。 並列させる問題ではないと思うが。情報を生かすべき役目は誰なのか。重きの置き方が大事であろう。
02. 2013年2月03日 11:43:45 : PbdIEh1xKA 砂糖の役割はチョムスキーに似ている。 自作自演を隠す為にアルカイダの仕業だという説を補強している。 アルジェ事件は米英仏イの自作自演でしかない。 佐藤も天木も善玉を装うエージェント臭がする。
03. 2013年2月03日 19:56:54 : XfjjABWAxI 言論界の人気者、それも沖縄基地反対を支持する対米自立派、しかも親中創価学会機関誌に寄稿する元ロシア外交官に「極秘情報」を囁く。佐藤氏や天木氏クラスならばまず別の情報ルートから事の真偽を裏付けるのが筋ではないのか。
04. 2013年2月03日 22:28:49 : zzAGbD3MDC 　日本外務省も在外公館も【パーティ】に忙しくて情報収集はしません。 　たまたま入ってきた情報も、使うことはありません。
05. 2013年2月03日 23:47:15 : rDvMSARDX6 >02さまの言うとおり >アルジェ事件は米英仏イの自作自演でしかない。 因みに三国は軍事介入の端緒を取ったようだ。 日本は金を出すようだ。 なんか繋がりを感じるよな。 よくは分かんないけど。
06. 背徳の証人 2013年2月04日 00:19:20 : bi3KIv6mN9fxw : EVSlGH9HLQ もし、ＮＡＴＯ諸国またはイスラエルの自作自演であればＢＰ社のカルロス・エストラーダ社長の殺害は理由がわからない。 最初に施設内に乱入してきた犯人役の要求は金銭ではなく、以前から投獄されている仲間の釈放の要求だったが、その交渉途上でアルジェリア軍に似せた仲間が人質もろとも殺害するといった結末では前者犯人役を裏切った形となるし、まあ、そんな事は全く意に介さない連中とは思うが、本当の目的が殺害目的の銃撃戦と見せかけてその流れ弾でプラントを破壊工作するなどの手の込んだ行為したのかと思いきや、事件後の週刊誌の写真を確認すると大きなダメージはなく、プラントの1つに黒いすすが付着していた程度だった。 その事から、犯人グループ役、アルジェリア軍役ともに上記ヤラセを前提で検証すると動機そのものが何なのか読み解けないので今回の戦果も至って不明瞭である。 因みに近年のビルダー・バーグ会議にはＢＰ社の幹部は必ず招待されているようだし、同社副社長についてのテレビ報道説明の通りだと年に1度の現地訪問、打ち合わせという事だと代わりが務まる人材の問題もある（もしかしたら替え玉殺人の線？）ので窓際族の島流しとも違うとかと・・。 　要するに今でも影で世界の宗主国たるイギリス様の大手オイルメーカーを巻き込んだ事件という事で、（事実海外ではブリティッシュぺトリアム襲撃事件と報じられている）自分の憶測では、カダフィー暗殺の怒りに満ちたリビア兵を含むイスラム過激派がまず乱入し、それをリビアから流れてきた武器を使用したアルジェリア軍が撃退したと結論づけたのですが甘い見立てでしょうか？ http://www.youtube.com/watch?v=aggieI4YAVw http://www.youtube.com/watch?v=Y9CphgEuFP0
07. 背徳の証人 2013年2月04日 00:27:56 : bi3KIv6mN9fxw : EVSlGH9HLQ 訂正　カルロス・エストラーダは副社長でした。　微妙な人物です。
08. 2013年2月04日 02:59:34 : x9JVxu6M2Q 阿修羅の連中は、例によって、自作自演説が大好きみたいだけど、 今回は違うよ。 日本に対する攻撃が、主目標の一つ。 まあ、それを自作自演というならいってもいいけど。 いま世界中で日本攻撃、「ネトウヨ内閣」攻撃がはじまってるでしょ、 近年にないくらいの。 その一環だよ。
09. 2013年2月04日 05:26:14 : LjDUeYansg 米国から提供された、 福島原発の事故による放射線測定結果も、 官僚が握りつぶしたではないか！！ その結果住民が被爆した。
10. 2013年2月04日 09:01:02 : cCz4ye6Qk7 佐藤優氏は知っていてもやらせたという訳かな。外務省に対して警告を発しないとはそういうことか。 アメリカが日本の真珠湾攻撃を知っていてもやらせたのと同じか。 日本国民がイスラム過激派にいきり立って欧米イスラエル側につくってか。 政府は乗り気でこれを利用して人質救出自衛隊派遣なんて考えているだろう。 彼は国民を欧米イスラエル側に導く為に活動しているが国民はアラブとイスラエルの争いに巻き込まれるのを望んでいない。

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