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2013年02月02日 世相を斬る あいば達也
*今日は時間がないので、日経さんの記事を引用しておこう。いかにアベノミクスがイカサマな内容で実施されようとしているかの、実態の一部が見えてくる。最近の傾向だが、朝日新聞が若宮主筆の退陣後、あからさまに安倍自民擦るよりスタンスに変わってきた。読売、産経、朝日の揃い踏み状態。その中で、経済や金融政策で一番まともな記事を書いているのが日本経済新聞になったのは、皮肉といえば皮肉。まぁ、経済が本来専門の新聞なのだから、政策の功罪を検証するのが役目だから、読売、産経、朝日のようにオモネリ・メディアでは立つ瀬がないのだろう。以下の日経の記事は、麻生財務大臣のイカサマ政治手法がバレそうになった一幕である。
≪「恫喝か」麻生財務相がぽろり、公共事業の補修費で
編集委員 土屋直也
「恫喝(どうかつ)するのか」――麻生太郎副総理・財務・金融相がつい口を滑らせた。経済対策の中核、補正予算案を仕上げた後の18日の記者会見でのこと だ。 財務相が不穏当な発言で記者をけん制したのは、補正予算案に盛られた事業費ベースで4兆円を超えるといわれる公共事業のうち、既存インフラの補修に使われる費用の額の開示を求められた時だ。
事務方に聞いてくれとかわす麻生財務相は、「財務相が開示を指示したということでいいですね」と念を押された。言質を取られては部下が苦労すると思ったのだろう、「恫喝」という発言が漏れた。財務省ホームページの会見録には載っていない。
記者が財務相指示にこだわったのには訳がある。これまで、公共事業費のうち、どのくらいが補修に向けられたか、予算案で開示されたことがないからだ。どこに使われるのか、いわゆる箇所付けですら、予算段階では明かされない。
結局、財務省は補正予算案の詳細、予算書がでる28日までにはメンテナ ンス費用の概要と比率を推計して開示すると約束した。だが、そうした費用が会見の時点では算出されていなかったことも明らかだ。
公共事業での補修の重要性への認識は、笹子トンネルでの天井崩落事故もあって高まっている。そもそも、麻生財務相自身が会見で繰り返し強調してきた政策の目玉でもある。 補修の金額がわからないというのでは、政策効果は測れない。効果を説明できない政策を目玉として訴えていたこと自体、補修を名目に新規の公共事業を増やしている「隠れみの作戦」なのではないか、と疑われかねないだろう。
ある財務官僚は、既存インフラの補修の比率はけっして大きくはないだろう と推測する。「伸びは大きいと思いますが、量では新規事業が圧倒的でしょう」と語る。
公共インフラの補修は実は新規以上にノウハウが必要。地元工事を請け負う各地方の土木、建設業者にはほとんど回らないとみられる。これでは選挙の応援に駆り出した地元業者に仕事をつくれない。
景気対策と同時に、実は12月の衆院選、7月の参院選対策でもある補正予算案。政治的な理由もあって新規事業が大きくなっているとみられるのだ。
だが、総務省が市町村など基礎自治体向けに実施したアンケート調査による推計では、自治体管理分の補修費用だけで今後50年で400兆円を軽く超える。年 8兆円を超える負担になり、それに国や県が管理するインフラ分が上乗せされる。
新規の公共事業をすべて止め、補正予算の公共事業費2兆円 (事業ベースで4兆円)のすべてを補修・改修に回しても賄いきれるかどうかわからないほどの規模なのだ。
補正予算案が国会に提出される予定の今月28日ごろには、公共事業のうち補修関係がどの規模なのかがはっきりする。麻生財務相が唱えてきたとおり、補修・メンテナンス優先の予算になっているかがわかる。野党も関心を示し始めており、国会で公共事業の内容に関し、無駄の是非が問われるだろう。 公共事業の膨張期待から大手建設会社株は11月半ば以降、軒並み30%以上も上げた。上げ幅は、日経平均を上回る。論議の行方は株価にも響きかねない。≫(日経新聞)
(http://www.nikkei.com/money/column/teiryu.aspx?g=DGXNMSFK25026_25012013000001 )
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