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教育行政は絶えず、教育上の「工夫」を何かしているかどうかを点検するため、学校現場に報告書をあげるように求めてくる。各地教委も文科省から特色ある学校づくり・教育づくりの報告を求められ、報告しなければならないからだ。
そうした報告にもとづいて、各学校や地教委が点数評価されていく。「特に何も工夫していない」といった報告書は、提出を許されない。報告書などにもとづいてはじき出された実績評価によって、各学校、各校長が評価され、教育予算の配分や人事などにも反映されていくからだ。
勢い、学校長は成果を上げるために教員の尻を叩かざるをえなくなる。結果として、学力テストの成績を上げ、進学成績を上げるために無理をする。学力面で勝負できない学校の場合は、部活動の実績づくりに狂奔する。そして、学校の評価を上げるために「活躍」する教師が必然的に、学校運営でも幅をきかせるようになってくる。学校長は自校の「評価」をあげるために頑張る教師に頭が上がらなくなっていく。
こうした悪弊がマグマとなって噴出したのが、今回の桜宮高校事件といえるだろう。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130202-00000011-mai-soci
<大阪・桜宮高>大半の運動部で体罰 外部監察チーム調査
毎日新聞 2月2日(土)2時31分配信
大阪市立桜宮高校でバスケットボール部の男子生徒(当時17歳)が自殺した問題を受け、市の外部監察チームが同校の全生徒約840人にアンケートを行った結果、8%にあたる約70人が体罰を受けたことがある、と回答したことが分かった。体罰を受けた生徒が、大半の運動部に及んでいたことも判明。同校で部活動中の体罰がはびこっていた実態が浮き彫りになった。【津久井達】
関係者によると、アンケートは先月18日、弁護士らでつくる外部監察チームが市教委の依頼で実施。部活動や授業中に体罰を受けたと回答した生徒は計約70人で、体育系2科(約360人)の約9%、普通科(約480人)の約7%だった。
多くの生徒は部活動中に顧問の教諭から体罰を受けたと回答。活動していた12運動部の大半に及び、バスケ部、バレーボール部の順に多かった。同校が昨年12月、バスケ部員のみを対象にした調査では、21人が体罰を受けたことがある、と回答していた。
アンケートでは、体罰に関する意見も自由記述で尋ねた。「たたかれたことはあるが、自分たちを成長させるためだと思っている」「先生は悪くない」など顧問らを擁護する声が大半を占めたという。
外部監察チームは、体育系学科を設置している市立汎愛(はんあい)高校の全校生徒にもアンケートを実施。体罰を受けたことがあると回答した生徒は、桜宮高より大幅に少なかったという。
桜宮高では現在、全運動部が活動停止している。市教委は近くアンケート結果を公表し、問題のない部から順次再開させる方針だ。
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