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2013-02-01 八木啓代のひとりごと
さて、昨日、検察審査会に関する私のツイートも記者会見のUstreamもなかったことでおわかりであろうが、昨日のうちに、検察審査会の審査結果は出なかった。
なぜ、昨日が、ひとつのポイントだったかというと、検察審査会の審査員は、案件毎に選ばれるわけではなくて、任期制だからである。
だから、例をあげると、小沢氏の起訴議決を出した第五検察審査会も、その小沢案件だけを審査して議決していたわけではなく、その時期に申立をされた他の案件も審査していたわけだ。
この審査員の任期は、6ヶ月で、3ヶ月毎に半数が交代する。
検察審査員候補者は,各検察審査会ごとに第1群から第4群までの4つのグループに分けられ、
第1群・・・
前年12月28日までに検察審査員・補充員が5人ずつ選ばれ,任期は2月1日から7月31日まで
第2群・・・
3月31日までに検察審査員・補充員が6人ずつ選ばれ,任期は5月1日から10月31日まで
第3群・・・
6月30日までに検察審査員・補充員が5人ずつ選ばれ,任期は8月1日から翌年1月31日まで
第4群・・・
9月30日までに検察審査員・補充員が6人ずつ選ばれ,任期は11月1日から翌年4月30日まで
http://www.courts.go.jp/kensin/q_a/q9/index.html
という任期になっている。
つまり、私たちが8月に提出した申立は、2群と3群の人たち(と途中から加わった4群の人たち)で審査されていたわけで、その中心となる3群の人たちの任期が1月31日までだから、常識的に考えて、1月31日まで、おそらく1月後半に審査結果が出るであろうと見られていたわけだ。
ところが、議決は出ない。
なので、昨日、検察審査会に電話をかけてみた。議決はすでに出ているが、ひょっとして、議決書を書くのに手間取っていて数日ずれ込むとかいうことであるなら、それはそれで、こちらの予定というのもありますからね。
で、ご存じの通り、検察審査会はブラックボックスである。問い合わせには基本的には一切答えてくれないのが原則である。しかし、現在、まだ審査中であるということだけは教えてくれた。
「なにぶん、取り寄せている資料もかなりのものでありまして」
というのが、ブラックボックスから垣間見せてくれた情報である。
まあ、たしかに、うちの会から提出した資料自体も、きっちり読み込むとなるとそれなりの分量があるのだが、「取り寄せる」という言葉からは、検察の方も、なんとか不起訴相当にしてもらうために、死にものぐるいで大量の「不起訴にするための」資料を用意しているのであろう。
いずれにしても、かかわる人間が多ければ多いほど、都合の悪いことを隠蔽することは難しくなるから、長い期間で多数の審査員が携わるほど、誘導や証拠隠しなど不審な点があれば、いくら守秘義務があるとはいえ、それが表に出るリスクもなくはない。
それに、無難に不起訴相当にしてしまうことが至上命題であるなら、わざわざ、私たちの出した、期ズレ問題についての追加申立に関して、わざわざ、別件としての申立を示唆して頂けるはずもない。
これは逆に言えば、「結論ありき的」に私たちの出した申立書の資料もろくに審査員に渡さず、検察官の説明を中心に誘導して、ちゃっちゃと結論を出そうとしているのではないとも言える。好意的に取ればね。
しかし、取りようによれば、今のメンバーだと起訴議決が出ちゃいそうなので、入れ替わりを待って、誘導できそうな審査員を入れて、なんとか無難な方向に説得しようとしているともいえなくはないことになる。
いずれにしても、1月末に結論が出なかった以上、新任の第一群の審査員に対しての説明のやり直しもあるだろうから、近日の決議は事実上、無理ということになる。となれば、3月か、おそらく4月でしょうか。私をメキシコに行かせないつもりだな。(笑)
というわけで、検察審査会さん、注視されていますよ。
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