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2013/01/30 21:35 かっちの言い分
今日から安倍内閣からの各党の代表質問が始まった。この代表質問は予め質問内容が内閣に伝えられ、その質問に対して揚げ足を取られないように上手に作文され、お互い言いっぱなしで一種の儀式のようなものである。
この中で、自民党の高村議員が代表質問に立ったが、冒頭の言い方が非常に印象に残った。高村氏は自民党が240以上の議席を取ったが、比例区の割合はそれほど多くない。国民は、自民党を絶対的に信頼して政権を任せた訳ではなく、各党と較べて相対的に少しばかり良かっただけで、決して奢らず着実に公約を実現していかなければならないと述べた。
これを聞いて、自民党は参院選挙までは細心の注意を払って 、国民から無用な反発を買わないように、静かに静かに、しかし政策が上手く行っていることを国民に印象付けようとしている。従って、原発、消費税についても、どっちつかずの玉虫色の発言に終始するだろう。TPPの問題も、渡米までに参加時期などを決めてから行くと述べたが、党内、国民内にも双方異論があるものは封印する答弁であった。実に巧妙でずる賢い運営を行っている。
この辺が50年間政権運営してきた長年の伝統というものである。与党経験の全くない民主党の鳩山、菅、野田各首相の底の浅さを露呈している。自民党の中では、決して民主党が小沢氏に対して行ったような処遇などはしなかっただろう。まるで中学校のいじめのようやり方であった。
代表質問の中でもう一つ印象に残ったのが維新の平沼議員の質問であった。全体的に安倍内閣を持ち上げた論調であった。質問の中核は憲法改正と自衛隊の防衛力増強、天皇家の話であった。維新の一番の売りは、官僚組織の改革ではなかったのではないか?そんな話は一言も出てこない。出て来ないのは石原グループが合体したときからわかりきったことである。平沼氏の憲法改正などの話を聞いていると、自民党より古色蒼然とした超右翼政党の話を聞いているようで、どこが維新なのか全くわからない。
国民はうまく橋下氏の口先に騙されたとしか言いようがない。平沼氏が憲法改正を読み上げている時、ときどき維新の議席が映し出されていたが、民主党から移った松野議員が手を叩いて喜んでいる姿を見せられて、小沢氏が与党にした民主党の底の浅さにほとほと愛想が尽きてしまった。
明日(31日)の1時から、生活の鈴木幹事長が代表質問に立つ。原発の話が出て来るだろうが、安倍氏がどう答えるか聞いてみたい。しかし、どっちつかずの玉虫色の答弁しかしないだろう。全ては参議院選挙後のお楽しみと思って、忍の一字でやり過ごそうとしている。
しかし、それをさせては後の祭りである。国民は騙されるなと言いたい。
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