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2013年01月30日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆自民党が子どもに対するいじめへの対応を定めた「いじめ防止対策法案」をまとめている。朝日新聞が1月29日付朝刊「1面」に「教師の体罰は『いじめ』防止法自民案 首長へ報告義務」という見出しをつけて、報道している。
これは、「犯罪空間」大阪市立桜宮高校で起きた「体罰自殺事件」をはじめ全国各地で起きてきた「体罰事件」が発生しているのを自民党が憂慮したのが最も大きな動機である。
◆板垣英憲マスコミ事務所には、大阪市内をはじめ各地から、「体罰事件」についての情報が寄せられている。
大阪市内から「犯罪空間」桜宮高校の内部事情に詳しいという市民活動家から情報が寄せられた。電話で聞いた話を以下、紹介しておこう。
私は、地元で教育関係の仕事をする傍ら市民活動もやっておますので、桜宮高校については、かなり内部の話を耳にしています。その上でお話しさせて頂きますが、桜宮高校で今回起きたことは、氷山の一角です。『犯罪空間』という言葉で表現されていましたけど、まさにその通りなんです。
はっきり言って、あそこの学校の指導から「体罰」をなくしたら、ただの「チンピラ」の集まりです。だいたい、あそこまでの暴力を「体罰」とは言いません。明らかに「暴行」です。あそこの学校では、「体罰」と称する教師による生徒への「暴行」が、日常的に行われているというのが実態です。
問題のバスケット部顧問の教師は、18年間もの長い期間、桜宮高校に在籍しているわけですが、「組合」の力がなければそんなにも長い期間在籍することは出来ません。要するに、日教組を用心棒に学校内が治外法権してしまい、好き放題やり放題やってしまっているのです。部活の場が治外法権であったのが、いつの間にか、学校全体が治外法権になってしまった。まぁ、学校の前に10分ほど立って生徒を見て下さい。それだけで、どういう学校なのか直ぐにわかります。
そういう背景と実情があるから、橋下徹市長は学校を総入れ替えしなければいけないと判断したのです。体罰がどうのこうのなんて、氷山の一角です。そんな生易しい話のものではありません。
桜宮高校の周りは、ラブホテルが隣接しており、通学路には大阪拘置所があります。こう言ってはなんですが、教育環境としては好ましくありません。そんなことも含めて、なんて言いますか、言葉で表現しにくいことですが、大阪独特の格差といいますか、そういったことが背景にあるのです。
大学推薦に絡んだ賄賂も、保護者と大学側の両方から取って、結局それを組合にカンパしているでしょう。カンパの多い教師ほど、組合は擁護しますから。体罰にしろ何にしろ、この先生に限ったことではありません。学校全体が治外法権化し、犯罪空間になってしまっているのです。ですから、他の先生も五十歩百歩で似たり寄ったりです。
本来、教育の場でこういう問題が起きた場合、普通の感覚の教師であれば、責任を感じて辞表を出すところです。しかし、ここの学校の教師はそういった感覚を全く持っていない。そのことは、私が活動している市民団体の現役の教師がみな口にしていることです。
どうして、このようなことになってしまったのか。それは、大阪の府政や市政から話さなければならないことです。もともと大阪では自民党の政治家である谷川秀善参議院議員が、大阪の府政や市政を好き勝手やっていました。それに対して、心ある府議会議員や市議会議員がクーデターを起こして出来たのが、大阪維新の会です。ですから、クーデターを起こした大阪維新の会の府議会議員や市議会議員は、当然のこと、桜宮高校の実態を多かれ少なかれ知っていましたし、他にも桜宮高校のような学校は大阪のあっちこっちにあるのです。これを、なんとかしなければならないと、心ある府議会議員や市議会議員が、ずっと思ってきていた。このまま見過ごしていたのでは、大阪の子供がダメになると憂慮し、それが大阪維新の会へとつながるクーデターとなっていったのです。
結局、同和問題なども絡んで大阪独特の背景があって、日教組が解放同盟を用心棒にして犯罪を隠蔽してきました。今では、だいぶ解放同盟の力は弱くなってきていますが、しかし、まだまだ根強いです。
国会議員では、谷川秀善参議院議員のほかに中山正暉元総務庁長官が大阪の地方政治を仕切ってきました。教育問題について心ある議員たちがなんとか改革をしようとしても、全部彼らに潰されてきました。谷川秀善参議院議員や中山正暉元総務庁長官は、解放同盟を仲立ちに日教組ともズブズブの関係です。
そういう背景のある大阪の教育の実態に、大英断をもって斬り込んだのが橋下徹市長だったということで、大変評価しています。橋下徹市長には安倍首相以上にSPが必要かもしれません。そのくらいこれは大変なことなのです。
とにかく、桜宮高校は、いったん潰さなければなりません。そのくらいの改革でなければ、あそこの学校は再生できないほど腐敗した「犯罪空間」なのです。
◆大阪が抱える独特の問題が根底に根深く存在する桜宮高校の実情は、地元の人でなければわからないことが多分にあることがよくわかる。
体罰自殺事件は、高校入試中止という問題に発展したことで、マスメディアでは、フジテレビ系「とくダネ!」の小倉智昭キャスターの「在校生や受験生のことをまず考えてあげるのが一番必要」とした発言をめぐって、橋下徹市長と直接バトルになっていったことが話題を呼んでいた。
私の一連の記事においても、似たような批判がいくつかあり、「桜宮高校いじめではないか」といった声も聞かれた。
しかしこうした批判は、あくまで一般論に過ぎないものである。穏やかな学校で起きた、特異な教師の問題行動ということであったなら、そうした意見も間違いではないだろう。しかし、桜宮高校について言えば、そういう一般論で片付けられる生易しいケースではないということを認識すべきであろう。
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
「へこたれない政治家」生活の党の小沢一郎代表が、「小沢一郎政治塾」13期生30人を自ら手塩にかけて養成、勢力拡大に乗り出す、その「しぶとさ」とは?
◆〔特別情報@〕
生活の党の小沢一郎代表が、いまは小粒な政党を大きく育て上げようと、コツコツと活動を進めている。「小沢一郎政治塾」(塾長・小沢一郎代表)は、「第13期生」30人を新規に募集、応募してきた政治家志望の新進気鋭の青年たちが多数にのぼり、書類選考の後、面接(2月17日)を経て、2月20日に発表、小沢一郎代表は自ら先頭に立って、3月から正式に新人養成に取り掛かるという。本物の政治家は、どこまでも「しぶとい」のだ。
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