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2013-01-27 陽光堂主人の読書日記
板垣英憲氏のブログは、最近中々好調です。本日も、公明党の山口代表の訪中に関して裏話を紹介しています。(「マスコミに出ない政治経済の裏話」)
http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/5bc07d3f0e0bf06adb70838f0beb4ffa
安倍晋三首相は、公明党の山口那津男代表に習近平総書記宛ての親書、それほど中国人脈がないのか?
◆「招かれざる客」公明党の山口那津男代表が、中国北京市を訪れ、習近平総書記(次期国家主席)に面会を果たそうと、苦心惨憺した。
山口那津男代表は、安倍晋三首相から親書を託されて北京入りしていたので、習近平総書記に面会を成し遂げなければ、とても帰国できなかった。大恥をかいてしまうからである。
というより、安倍晋三首相は、米国オバマ大統領からはもとより、中国からも招かれず、「外交オンチ」を天下にさらけ出しているうえに、中国について、人脈、手ズルが全くないに等しい、自民党内では、尖閣諸島領有権をめぐって中国に対する強硬論者ばかりが威勢がよくて、いざ習近平総書記に会いたくても人脈、手ズルがないのだ。
そこで、中国と友好関係のある創価学会との因縁を頼りに習近平総書記に接近しようと何度もチャレンジしたのである。
◆実は、創価学会にしても、以前とはまったく様子が変わり、最近では、中国人脈がかなり薄くなっているらしい。古参の創価学会員が他界しているためだ。
肝心要の池田大作名誉会長もいまや身体の自由がきかず、言語も定かでない。実際には、表に出られるような体ではないのだという。
公明党の方も、矢野絢也元委員長ら最高幹部も、池田大作名誉会長から疎まれ、訴訟問題にまで発展した経緯があるので、いまさら表にしゃしゃり出て手助けできる関係にはない。
◆ということで、山口那津男代表が習近平総書記に面会を実現するには、日本国内で別の人脈の手助けを得るしかなかった。
そこで取沙汰されているのが「小沢一郎代表」である。背に腹は代えられず、やむを得ず、仲介と口利きを依頼して、つないでもらったのではないかと噂されている。
困った時はいつも「小沢さん」なのである。
ただし、習近平総書記に面会してもらうのに「タダ」でというわけにはいかない。中国が持っている米国債の一部を日本政府が買い上げるとか、創価大学の「中国人留学生枠」を増やすとか、手土産を持って行ったのではないかと、永田町界隈でももっぱらの噂である。山口那津男代表は、1月25日にやっと習近平総書記に会えたものの、お互いに抱き合うパフォーマンスもなく、習近平総書記の表情は、かなり「迷惑」そうだった。今後の日中関係は多難だ。
習近平は、山口代表との会談にかなり「迷惑」そうだったとありますが、筆者には「仕方がないから会ってやった」という感じに見えました。山口氏は平身低頭して親書を渡していましたが、習近平はニコリともせずに受け取っており、日本国民なら誰しも不快に思ったはずです。
中国人にしてみれば、「日本鬼子が這いつくばって朝貢に来た」ということで、大いに溜飲を下げたと思われます。中国政府には、威信回復の絶好のチャンスでした。
記事にあるように、ただで会ったりしませんから、何らかの代償を取られたはずで、その中身は今後の展開を見なければ判りません。代償を負担させられるのは国民ですから、公明党の手柄にしてもらっては困ります。
中国との太いパイプを持っているのは小沢氏ですから、氏が仲介したのではないかという噂には信憑性があります。日中関係は誰が見てもまずい状況なので、政敵からの要請であっても小沢氏は引き受けたことでしょう。公明党から話があったものと見られます。
小沢氏が仲介したのなら、与党に貸しを作ったことになりますが、参院選もありますから、明日からの国会では与党側は余り強引に事を運ばないと見られます。小沢氏を少数野党の党首として封じ込めておくのは、国家の損失と言わざるを得ません。
日中対立の原因は尖閣問題で、これは現状のまま事態が沈静化するのを待つしかないでしょう。中国側は棚上げを提案していますが、安倍政権は「棚上げの密約など存在しない」として受入れない方針です。
これを以って安倍政権の好戦性の表れと見る人がいますが、「尖閣諸島は我国固有の領土」というのが政府の一貫した立場で、これは従来から変わりません。安倍政権が急に言い出したわけではなく、小沢氏も政府見解を是としています。
現実的には「棚上げ」状態でしたが、我国政府の立場としては「尖閣は固有の領土」なのです。棚上げは、日中双方の「阿吽の呼吸」で維持されてきたのであり、公に認めるわけにはゆかないのです。
「棚上げで以前の状態に戻るなら結構なことじゃないか」と普通の人は思いますが、政府間で公に棚上げを合意したら、これまでの日本政府の立場を否定したことになり、中国側の勝利となります。だから中国は棚上げを主張しているのです。
安倍政権はとしては、「棚上げ」という言葉を使わずに以前の状態に戻す必要があるのですが、国有化してしまったので難しい状況です。今更国有化を撤回するわけにはゆきませんから。石原慎太郎が尖閣買取構想をブチ上げたために、ここまで事態がこじれてしまったのです。
尤も、中国は1992年に尖閣を自国領とする領海法を制定し、一方的に領有権主張を強め始めていますから、ケンカを売ってきたのは中国側と見ることもできます。「防衛のために尖閣を買い取る」というのが石原の言い分でしょう。
尖閣棚上げを唱えたのはケ小平ですが、これは日本から経済援助を引き出すのが狙いでした。別に領土を手放してもよいと思っていたわけではありません。だから「放棄」ではなく「棚上げ」なのです。
その後中国は経済発展して国力を伸ばし、日本に頼る必要がなくなってきたので、次第に領有権を主張するようになったのです。今回何とか棚上げに成功しても、いずれまた問題となることでしょう。日米の国力が回復して中国を凌駕しつづけない限り、次第に押されてゆくことになります。
残念ですが、これが現実の姿です。国力が伯仲している時が最も戦争になりやすく、今がその時だと言えます。国を立て直さない限り、いずれ尖閣は他国に取られてしまうことでしょう。将来の国家像を打ち立て、今後の針路を明確に定める必要があります。
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