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2013.01.26 ZAKZAK
安倍晋三首相率いる「危機突破内閣」は26日で発足1カ月となった。順調な滑り出しを見せているが、今年夏の参院選こそ「本当の勝負」といわれている。一方、野党各党は生き残りに必死で、民主党では、田中真紀子前文科相など、昨年12月の衆院選で落選した大物らが参院選にくら替え出馬するとの憶測も広がっている。国民の厳しい審判を受けて退場した面々が、半年で政界復活しようというのか。政治ジャーナリストの角谷浩一氏が、そんな“バツイチ候補”11人の当落を分析した。
注目の分析結果は別表の通り。現時点で、誰もくら替え表明はしておらず、あくまで永田町情報を元にリストアップしたものだが、何といっても筆頭格は真紀子氏だろう。
12・16衆院選で新潟5区から出馬して落選した際、真紀子氏は参院議員や知事へのくら替えを問われ、「私は不器用ですから、そんなことはありません」と答えた。ただ、「タイミングは逃さない」ともいい、国政復帰への意欲も隠していない。
当初、取り沙汰されたのは、新潟選挙区(定数2)からの出馬。現職の森裕子氏が民主党を離党して「生活の党」に移ったため、民主党は空白だったからだ。しかし、民主党新潟県連は11日、現職の風間直樹氏=比例=を公認候補として擁立することを決めた。
真紀子氏が無所属で出馬して、2010年に同選挙区で当選した夫の田中直紀元防衛相(非改選)が支援する道もあるが、苦戦は免れない。可能性があるとすれば民主党の比例区か…。
角谷氏は「地元の後援会や企業は、口うるさい真紀子氏には『東京にいてほしい』と考えているため、押し出すこともあり得る。ただ、団体もなく、知名度があっても好感度は高くない」といい、「大苦戦」とした。
他の選挙区はどうか。
山形選挙区(定数1)は、現職が民主党を離党して「みどりの風」入りしたため、鹿野道彦前農水相の名前が浮上。京都選挙区(定数2)では、民主党現職が今期限りでの引退を表明しており、北神圭朗(けいろう)元首相補佐官を推す声があるが、「自民党や維新に押され気味」(永田町関係者)だ。
一方、比例区には民主党大物らの名前がズラリ。「影の宰相」と呼ばれて権勢をふるった仙谷由人元官房長官や、城島光力前財務相、川端達夫元総務相、平野博文元官房長官らのくら替えがささやかれている。
民主党選対関係者は「仙谷氏は1票の格差を解消するための選挙制度改革で、衆院の小選挙区を失う可能性があり、くら替えもあり得る。このほか、党の支持団体である労組が労組出身の前衆院議員を押し込んでくるのでは。加藤敏幸選対委員長が組合系なのが象徴的だ」と解説した。
参院選の比例区では、有権者は候補者の個人名か政党名のいずれかを投票用紙に記入。双方を足した得票総数に応じて各党に議席が配分され、党内で候補者名票の多い順に当選者が決まる。
角谷氏は「民主党は比例区で6−10人は当選でき、当選ラインは10−20万票ほどだろう。民主党政権崩壊の“戦犯”である仙谷氏は極めて厳しい。労組票がある川端、城島両氏は可能性があるが、他は衆院選の得票が少なすぎる」と話した。
小沢一郎氏が代表になった生活の党では「太田和美と三宅雪子の両前衆院議員が比例区から出るのでは、という話がある」(党関係者)という。
それにしても、衆院選から約半年後の参院選に、これだけの人数のくら替えが取り沙汰されるのはなぜか。
第1は、衆院選で自民党が294議席を得て圧勝したため、「次期衆院選は4年後では」との見方が強いこと。つまり、「そんなに待てない」という落選組の焦りだ。
第2は、10年参院選の自民党の前例もありそう。09年衆院選で落選した片山さつき、佐藤ゆかり両氏らが10年参院選に比例区で出馬し、それぞれ自民党の1、2位で当選した。この再現を夢見ているのだ。
ただ、角谷氏は「半年で、民主党への厳しい視線が改善するかは疑問。それに、『議員バッジがつけられればどこでもいいのか?』と有権者が反発する」と話す。
進むも地獄、か。
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