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2013年01月26日　板垣 英憲（いたがき えいけん）「マスコミに出ない政治経済の裏話」

◆安倍晋三首相・麻生太郎副総理コンビは、アルジェリアでの武装グループによる人質事件で、「外交オンチ」だったことを全世界にさらけ出した。アルジェリアでの武装グループによる人質事件で、「外交オンチ」だったことを全世界にさらけ出した。アルジェリア東南部の天然ガス関連施設に対するアルジェリア国軍の武力勢力攻撃を止めるようにセーラム首相に強く申し入れたものの、「これが最善の方法だ」と言ってキッパリ断られただけではない。セーラム首相が、米英仏各国にも武力攻撃を次前通告もせず、独自の判断で武力攻撃に踏み切ったと信じ切っている様子だからである。

◆セーラム首相は独自判断して武力攻撃したわけではなかった。これが真実である。

　とくに、アルジェリアの隣国マリに１月に入って、フランス軍を主力とし英国軍の参加を得た空爆部隊によって、事実上の侵略を受けて、マリの大勢の一般市民が虐殺されたという報道からみても、マリからやってきた武装グループに対する武力攻撃は、仏英両国と米国の強い要請と圧力によってセーラム首相が決断を迫られたと見るのが、自然である。

◆米国は、このマリへの空爆に加担しようにもアフガニスタン駐留米軍は、タリバンの攻撃を恐れて完全撤退ができない状態にあり、兵力をマリに差し向ける余裕かない。それ以上に米国は、アフガニスタンに入って米軍と闘っているアラブ義勇兵たちが、マリを助けるために、かけつけて行ってもらうことを考え、計算していたフシがある。つまり、英仏両軍のマリ空爆をこれ幸いと受け止め、アラブ義勇兵のマリへの転戦を願って、もし、マリへ行ってくれれば、そのスキにアフガニスタン駐留米軍を多少なりとも撤退できると算段したとみられる。

　従って、米国は、英仏両軍のマリ空爆を煽るとともに、セーラム首相に対して、背後から武装グループに対する武力攻撃を行うよう圧力をかけたと受け取れる。

◆安倍晋三首相は、歴訪中のタイからセーラム首相に電話をかけて、「武力攻撃中止」を強く要請したのは、日本の立場として当然のことであったとしても、仏英両国と米国が、それぞれの「国益」をかけて裏で何をやっていたのかに、うかつにも気づかなかったようである。必死で協力を求めても、結局は無駄だったのである。

　日本外務省は、仏英両国と米軍の立場について安倍晋三首相に説明していたのであろうか。真実を知っていながらセーラム首相に中止を申し入れ、米国オバマ大統領に協力を要請したとしたのであれば、それは「日本国民から責任追及される」のを交わすための、「演技」だったということになり、多くの国民からのそしりを免れない。

　いずれにして、安倍晋三首相と麻生太郎副総理コンビの「外交力」はぜい弱だと断じざるを得ない。

本日の「板垣英憲（いたがきえいけん）情報局」
生活の党が結党大会、小沢一郎衆院議員が代表に選ばれ、参院議員選挙勝利を目指して次のステップに踏み出したが、次の一手とは？

◆〔特別情報�@〕
　さすがに血液型「B型」の小沢一郎代表は違う。総選挙に大敗したのも忘れて、ケロリとした表情で、元気一杯、立ち上がり、再び前進し始めている。1月25日夕から、東京都千代田区の憲政記念館で、「生活の党」結党大会を開催したのである。さて、次の一手とは？

コメント
01. 賢者の石 2013年1月26日 03:10:05 : Qf5ShLuWtoZHs : zTN0eWeDcM それも可能性としてはある。 なんにせよ。情報軽視でまともな諜報機関もない国だから わかりっこない話だ
02. 佐助 2013年1月26日 08:44:27 : YZ1JBFFO77mpI : TUhrPgEJIU 20年ごとに，社会的ルールの破壊が多数派になる時代と，ルールの厳守多数派になる時代が交代するイミングによつ，多くの運命は左右される。2020年まではルールが破壊される時代である。それは大正デモクラシーと二・二・六事件が共存したように，ルールを破壊する時代は，復古的軍国主義や革新的平和的主義が共存し活躍する時代でもある。 日本のマスコミと政府は，この危機的実態を知りながら，相手に気兼ねして周知させようと絶対にしない、しかもこのツケは大きい。そして政府マスコミは全くアベコベの政策を煽りまくり危機を乗り切ろうとする。すなわちやることがすべて逆に反応していくために政権与党はその人気をこれから低下させてしまう。 安倍政権は，ｹｹ中氏を重宝している，このことから小泉氏と同じ，右翼的な政策をバダバタと可決してしまうだろう。しかしこの小泉式靖国式右翼的政治のパフーマンスは，賞味期限切れたことをまったく認識していない。しかも選挙で大勝したのは弱肉強食政策と右翼的な改革で大勝したと錯覚している。とくに民主主義は「公正選挙と多数決原理」だと思い込んでいる人も多数である。「歴史は，常に少数派の思考が多数派の思考に反転している」そして多数派は少数派の意見に耳を傾けるシステムとして民主主義のルールは誕生してきた。それを「多数者の決定は常に正義であり，少数者は沈黙し決定に服従すべだ」と解釈し，民主主義を根底から否定することになる。 この現象は政治は「古い政治概念の遵守」によって，左右の原理主義を活性化させるもので,いずれ「新しい政治概念の遵守」で収束する。しかも「古い政治概念の破壊」は，それまで少数派だった主張を，多数派がいずれ許容し受け入れる。それは右翼原理主義から左翼原理主義まで，イスラム原理主義からキリスト教原理主義までを活性化させていることになる。いずれ激烈なキン争奪戦争をスタートさせる,アルジェリア事件はその前兆期に当たるだろう。 過去にパリの知識人と学生の五月革命も，一時的に左翼運動のテロ化し，ヒッピーなど猛烈な勢いで普及したのも，古い概念の破壊だったのかも知れない。古い政治や社会の文化のルールが破壊される時代は，その中心的概念は大きく反転する。政治的対立概念の転換点の前兆なのかも知れない。
03. 2013年1月26日 16:01:11 : q3pYXh6yek 外交力が脆弱だという弱点は対中国・北朝鮮外交でもいい結果をもたらさない可能性がある。(オリジナル)民主党外交は酷かったが自公政権でもそれほどよくなったというわけではなさそう。国際的な感覚が鈍いのは日本政治の持病のようなものだ。
04. 2013年1月26日 18:01:17 : ruh0fVo3UU 、 外交の敗北とか言って民主党をボロクソに批判していたのはどこのどいつだ。 結果は自民でも民主でも何も変わらない。 自民になっても中国は相変わらず尖閣で出てきている。 要するに自民の民主批判は全部が嘘だ。 、
05. 2013年1月26日 23:12:53 : e5QH1ViI4I 所詮地元のやくざとセメント屋利権てこっちゃな なんにしても仕事の斡旋は金融エリート介してだからどっちにしてもお呼びじゃないだろ
06. 2013年1月27日 09:32:12 : lRYfivAqeo 人に厳しく、自分に甘い自滅盗！！！！ 危機管理ゼロ。菅官房長官のオドオドした会見に「何が言いたい？？」とつっこみ 入れたい位に腹が立った。 自分の党を自画自賛してたが、墓穴掘る！掘る！！掘る！！！大失態だ！！！ 民主と自滅どっちも低レベルだった事が、白日の元に晒されました。 参院選を意識して見苦しいパフォーマンスも繰り広げましたしね。 嫌〜〜〜な党ですね。これからもっと醜くくなるでしょう。くわばら、くわばら。

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