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生活の党は25日、森裕子代表に代わり、民主党や旧「国民の生活が第一」の代表を務めた小沢一郎氏を新代表とする案を承認した。それにしても、最近は小沢氏の姿をテレビなどでほとんど見かけなくなった。
小沢氏にとって生活の党は8党目の所属政党となるが、このところの話題性の低下は否めない。資金管理団体「陸山会」が行った政治資金収支報告書への虚偽記載で強制起訴され、1、2審で無罪となり検察官役の指定弁護士が昨年11月、最高裁への上告を断念したことで小沢氏と無罪が確定した。小沢氏といえば国民の間で「カネ」というイメージがすっかり定着したのは、メディアの報道による影響も小さくなかったとも指摘される。
昨年12月16日の衆院選の公示直前に、滋賀県の嘉田由紀子知事を担ぎ、日本未来の党を旗揚げした際には、選挙目当てなどとの批判的な見方は多かった。「反原発」はともかく、小沢アレルギーもあってか未来の党は支持を広げられず、惨敗。選挙後、小沢氏は「分党」を宣言し、生活の党として夏の参院選に向け、反自民・公明勢力の結集するべく党勢を建て直している。
参院選での野党協力に向け、生活の党は反小沢が多い民主党に秋波を送る。民主党内には党分裂を引き起こした小沢氏に対するアレルギーや警戒感が根強い。かつて党代表選で支持を受けた海江田万里代表ら民主党執行部も、生活側の働き掛けを表面上黙殺している。野党の結束は難しそうだ。
安倍晋三政権が発足して、間もなく1カ月。安倍政権に「未来」に期待を抱かせる要素が少ないことに気づき始めた。しかし、金融市場は「アベノミクス」に沸き返り、寒空に向かって快哉を叫ぶ。安倍氏が2007年にわずか1年で退陣したことへの批判など、意図的に作り出された円安・株高によって完全に押し流されてしまった。
自民党に対抗する勢力は、かつての日本社会党や新進党のように選挙に負けては瓦解した。下野した民主党も今や風前の灯だ。有権者の中には自民・公明連立政権への不満もあるため、これまでの離党・分党を繰り返す「壊し屋ぶり」は見なかったことにして、野党結束に向けて小沢氏の「豪腕」復活への期待感もある。だが、活躍の場はすでに狭められている。与党への不満を政治に反映する手段を失っているのが今の日本だ。
記者: 吉池 威
2013/01/25 12:56 pm
http://realtime.wsj.com/japan/2013/01/25/%E5%B0%8F%E6%B2%A2%E4%B8%80%E9%83%8E%E6%B0%8F%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%93%E3%81%B8%E8%A1%8C%E3%81%A3%E3%81%9F%EF%BC%9F/
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