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2013年01月24日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆北アフリカの砂漠の国々は、地続きなので、人為的に引いた国境線は、目に見えるものではないので、隣国で起きている戦争の火の手は、そのまま飛び火してきたり、延焼してきたりしてくる。四面海に囲まれた日本のような国では、隣国の戦乱は、対岸の火で済まされるだろうが、砂漠の国々では、まったく事情が違う。
なのに、アルジェリアの日本大使館はもとより、本国の外務省も、のほほんと構えていたのではないか。アルジェリアの隣国マリで、フランス軍が1月に入って英国軍の参加を得て、マリに対する空爆を開始し、マリの一般市民の多くを「虐殺」し続けているというのに、アルジェリアの日本大使館も本国の外務省も、なぜ現地の日本人に警戒情報も、退避情報も出さなかったのであろうか。出していないとすれば、怠慢も甚だしい。
◆アルジェリアには、川田司大使(一橋大学経済学部から1977年に外務省入省)が、赴任している。
在イタリア参事官や駐フランス公使などを歴任し、2011年9月にアルジェリア大使に就いた。2001年に発覚した外務省の裏金プール事件で『厳重訓戒』を受けたほか、国連行政課長時代には国連出向職員に対する給与の二重払いの問題も起きているという。日刊ゲンダイが1月23日付で報じている。
アルジェリア南東部の天然ガス関連施設が、マリからきた武装グループに襲撃されて、日揮の社員、従業員が次々に殺されている最中に、まさか、「儀典外交」にうつつを抜かして、高級ワインをガブ飲みして、酔っ払っていたわけではあるまい。これが、本当ならば、切腹ものである。
この人質事件を知った安倍晋三首相は、タイにいて、アルジェリアのセーラム首相に電話で、「人命を第一に、武力攻撃は止めて欲しい」と懸命に訴えていたというが、そのとき、川田司大使は、何をしていたのか。おそらく大したことはしていなかったのではないか。日刊ゲンダイは、川田司大使のことを顔写真付で、「ボンクラ」と厳しく非難していたが、その通りである。
◆私は、以前から外交官、大使のことを「外交特権で守られたスパイ」と称してきた。だが、「儀典外交」で高級ワイン漬けになり、脳ミソが、アルコール漬けになってしまっていたのでは、名実ともに「国賊」である。
とにかく、大使は、懸命にスパイ活動を行い、重要情報を収集し、分析し、日本国民や企業の安全のために貢献しなくてはならない。
今回の人質事件では、日揮と英国のBPの首脳が、この天然ガス関連施設で落ち合うことになっていた1月16日に武装グループが襲撃したのではないかと言われている。こうした情報も、川田司大使は、事前に察知していたのか、疑わしい。「スパイ」としては、失格である。その失態の責任は、極めて重い。情報を取らない大使は、「ネズミを捕らないネコ」以下であり、即刻クビだ!
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