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「乳児殺害」
父娘釈放 遺体なく証拠不十分 捜査継続
毎日新聞2016年5月17日 13時27分(最終更新 5月17日 13時27分)
新潟県
事件・事故・裁判
速報
「遺体なき殺人」の立件は困難だった−−。生まれたばかりの男児の首を刃物で切って殺害したとして、殺人容疑などで逮捕、送検されていた新潟県糸魚川市歌、アルバイト作業員の男(65)と、愛知県半田市幸町の義理の娘(28)が16日、処分保留で釈放された。新潟県警は、10日から男児の遺体を捜索していたが、勾留期限までに発見できず、新潟地検は「証拠不十分」と判断した。同地検は「今後も捜査を継続し、遺体の発見に努める」としているが、先行きは不透明だ。
事件は2月25日、娘が愛知県警半田署に自首したことで発覚した。新潟県警は裏付け捜査を進め、男の自宅から凶器とみられる刃物を押収。娘の証言や証拠などから、男児を出産したことや殺害したことが事実であると判断し4月25日、男を殺人と死体遺棄容疑で、娘を殺人容疑で逮捕した。
県警は、2人の供述から具体的な殺害方法や遺棄場所などを慎重に調べ、殺害の決定的な証拠となる遺体を発見する方針だったとみられる。だが、遺棄したとされる男が逮捕当初から一貫して容疑を否認。その後黙秘に転じ、犯人しか知り得ない「秘密の暴露」となる遺体の遺棄場所を特定することができなかった。娘は容疑を認め取り調べにも応じていたが、具体的な遺棄場所までは把握しておらず、捜査は難航した。
県警は今月10日になって、遺体の捜索に着手。男が車を所有しておらず、娘が「父が遺体を自宅から持ち去り、その日のうちに戻ってきた」などと供述していたことから、比較的近くに遺棄した可能性があるとみて、自宅近くの山中を捜索していた。だが1週間がたっても遺体は発見できなかった。
県警や地検は2人の取り調べを続けたが、娘の自供内容以外に殺人や死体遺棄を立証する決定的な証拠が得られなかったとみられる。刑事訴訟法では「自白が自己に不利益な唯一の証拠である場合には有罪とされない」とされており、勾留期限を迎えた16日に処分保留で釈放となった。県警幹部は「一喜一憂はしない」として、捜査を継続する方針だが、新たに遺棄場所の特定につながる情報が得られる見通しはなく、地道な捜索で遺体を発見できるかどうかが焦点となる。【堀祐馬】
http://mainichi.jp/articles/20160517/k00/00e/040/189000c
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