http://www.asyura2.com/13/nihon31/msg/691.html
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何が強制か、誘導かはその場に居合わせて「空気」を感じなければ解らないのではないか。たとえ、編集された画面に露骨な暴力、恐喝等が無くても、時間をかけて精神的に弱めるように「追い込んで」行けば、事実上実行しても居ない行為について自白させることは可能だろう。
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女児殺害事件 自白調書の証拠採用決める 宇都宮地裁
3月18日 10時10分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160318/k10010447661000.html
栃木県の旧今市市、今の日光市で、小学1年生の女の子が連れ去られて殺害された事件の裁判員裁判で、被告が自分の意思で殺害を認めたかどうか自白の任意性が争点となっているなか、宇都宮地方裁判所は任意性があると判断し、検察が提出した自白調書をすべて証拠として採用することを決めました。
平成17年、小学1年生だった吉田有希ちゃん(当時7)を殺害したとして、逮捕起訴された勝又拓哉被告(33)は、逮捕後に殺害を認めたものの、公判前整理手続きで否認し、裁判では無罪を主張しています。
直接的な証拠がないなかで、裁判では勝又被告が自分の意思で殺害を認めたかどうか自白の任意性が争点となり、検察は取り調べの様子を撮影した異例の長さの7時間以上に及ぶ録音録画を公開しました。
18日の裁判で、宇都宮地方裁判所の松原里美裁判長は、自白の任意性はあると判断し、検察が作成した取り調べの自白調書をすべて証拠として採用することを決めました。
弁護側はこれまで「被告は連日のように厳しい取り調べを受け、自分の意思に反して自白した」と主張しています。
今後は、勝又被告の供述内容の信用性などについて、裁判員らが判断することになり、判決は今月31日に言い渡される予定です。
●証拠採用された自白調書
任意性が争われたのは、検察官に対して勝又被告が殺害を自白した取り調べの調書です。
おととし6月3日に逮捕されたあとの6月20日から、起訴される前日の23日を中心に自白した内容を記した調書で、合わせて5通あります。
勝又被告は逮捕されたあと殺害を認め、身ぶり手ぶりを交えて状況を説明したということで、その後、検察が調書を取りました。
裁判所は18日、この5通の調書すべてを証拠として採用することを決めました。
●争点は自白の信用性と任意性
裁判で争点となっているのは、自白の信用性と任意性です。
18日は、自白の任意性、つまり取り調べが強制的なものではなく、被告が自分の意思で自白したかどうかについて、裁判所が判断を示しました。
この任意性を巡って、弁護側は「被告は別の事件で逮捕されてから長期間身柄を拘束され、警察官から『自白すれば刑が軽くなる』などと言われた」と述べ、利益誘導があったと主張しました。さらに、「被告は警察官にほほを平手打ちされ、『“ごめんなさい”と50回言わないと晩ごはん抜きだ』と言われた」として、意思に反して自白したと訴えていました。
また、任意性が争われたのは起訴される前日までの4日間の自白調書ですが、弁護側は「この日までにいろいろなタイプの検察官、警察官が被告に自白を迫っており、その積み重ねのうえで自白している。過去の取り調べの影響が断絶されていない」として、任意性がないと主張しました。
一方、検察は「被告は警察官に平手打ちされたなどと主張したが、そうした事実は一切なかった」として、暴行や利益誘導などはなかったと主張しました。そのうえで、「被告は殺害を認め、そのときの状況を身ぶり手ぶりを交えて説明しており、調書を作成する際も、みずから詳細な状況を付け加えるよう求めるなど、自分の意思で自由に話した」と述べ、自白は強制的なものではなかったと主張していました。
●遺族が意見陳述
18日の裁判では、殺害された吉田有希ちゃん(当時7)の伯母が検察側の証人として法廷に立ちました。
この中で、検察官から、去年5月に亡くなった有希ちゃんの母親について聞かれ、「いつから裁判が始まるのか分からないなか、母親は毎日血圧を測り、万全の準備をしていたと思う」と述べました。
また「犯人に対して言いたいことはあるか」という質問に対し、「検察官にあんなに正直に話していたのに怖くなったんでしょうか。有希はもっと怖かったと思います」と話しました。その際、勝又被告は「殺していません」と答えていました。
続いて、被害者参加制度を利用して裁判に参加している父親と祖母の手紙を弁護士が読み上げました。この中で、父親は「有希がいなくなってから10年余りがたちましたが、いまだに有希が殺されたことを受け止められません」としたうえで、「被告人が真実を話してくれることをじっと待ちます。私たち家族はもう二度と有希との楽しい時間を過ごすことはできません」と述べました。
また祖母は、ランドセルを有希ちゃんに贈ったことについて、「有希が元気にランドセルを背負って学校に行く姿が見たかった」としたうえで、「私たちは犯人を絶対に許すことはできません」と述べました。
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検察側に「編集」された一部の取り調べ動画公開には、どのような意味があるのだろうか?
・関連:
■冤罪の温床は増強された 〜可視化と司法取引(田中龍作ジャーナル)
http://www.asyura2.com/15/senkyo183/msg/190.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 4 月 13 日 20:00:05: igsppGRN/E9PQ
- 栃木女児殺害 自白の「信用性」焦点 遺体状況と差異(何を持って信用するのか?) 戦争とはこういう物 2016/3/19 20:26:04
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