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映像'15 「白い炎〜放火殺人20年の真実」(TBS)
12月20日(日) 深夜1時15分〜
美容院で20年ぶりに髪を切る女性。青木恵子さん。この10月に釈放されるまで無期懲役刑で服役していました。
「保険金ほしさに自宅に放火して娘を殺害した」
これが青木さんに科せられた「罪名」でした。
火事は1995年に起きました。自宅が全焼し、当時風呂場にいた長女のめぐみさん(11)ひとりが死亡したのです。まもなく青木さんは、当時同居していた男性とともに逮捕、起訴されて刑は確定します。
青木さんと男性はともに「自白は虚偽で、無実である」と訴えつづけました。その声に弁護団が立ち上がり、現場の再現事件を繰り返し、ついに「自白のうそ」を 検証し、火事はガソリン漏れによる自然発火だったことを突き止めました。それを受けて裁判所はようやく「2人は無実の可能性が高い」と判断、裁判のやり直しを決めました。
『映像’15 白い炎〜放火殺人20年の真実』は、釈放後の青木さんに密着。彼女はいかにして無期懲役の罪で20年間囚われたのかを問います。
そして捜査の問題点と、自白を鵜呑みにする裁判所の問題を明らかにし、「えん罪」は決して特別なことでなく、いまも司法の中で生まれる危険性をもう一人のえん罪被害者とともに描きます。
<ディレクターから>
この火事があった1995年は、阪神淡路大震災(1月)、地下鉄サリン事件(3月)、麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚の逮捕(5月)などニュース史上に残る大災害、大事件が相次いでいました。当時大学生だった私にはこの「事件」の記憶はありませんでした。 そんな「事件」を取材することになったのは、3年前。弁護団が再現実験によって「自白」どおりの犯行が不可能であることを示し、大阪地裁が再審=裁判のやり直しを決めたときでした。
確かに弁護団の実験結果はセンセーショナルでした。しかし、裁判記録を読み込んでいく中でそれ以上に引っ掛かったのが、青木惠子さんを無期懲役とした裁判所の確定判決でした。直接証拠は自白のみ。確定判決は、自白以外のさまざまな状況証拠についても検討がなれています。ところが「火事のあとの被告の行動」や「動機」など、見方次第で犯人とも無実とも取れるような事情を、自白の内容に合うように有罪に傾く解釈がなされているように思えたのです。
保険金目的で自宅を放火し、娘を焼き殺す…本当ならば極めて残忍な犯罪です。この「事件」がいかにして組み立てられ、どう有罪とされていったのか。その背景をつぶさに取材することで20年前の真実に迫り、日本の司法が抱える大きな問題を明らかにしたいと考えました。
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