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(回答先: 児童連続殺傷事件の加害者 手記を出版:「酒鬼薔薇事件」:亡くなった被害者児童の父親が出版に反発 投稿者 あっしら 日時 2015 年 6 月 11 日 04:43:20)
元「少年A」が「神戸連続殺傷事件」手記を出版 「印税は被害者側に支払うのか」と論議に
J-CASTニュース 6月10日(水)20時15分配信
神戸連続児童殺傷事件を起こした男性(32)が「元少年A」の筆名で手記を出版することが、ネット上で論議になっている。印税を被害者側に支払うのかという疑問も多いが、出版社側は、「意向は聞いていないが、著者が考えるはず」だと説明している。
「1997年6月28日。僕は、僕ではなくなった」。男性が2015年6月11日に出版する手記「絶歌」(太田出版刊)は、こんなフレーズから始まっている。
■遺族ら被害者側には事前連絡がなかった
男性は、14歳の中学生だった当時、「酒鬼薔薇聖斗」を名乗り、神戸市内で小6男児と小4女児を殺害し、ほかに児童3人に重軽傷を負わせた。男児の生首を校門前に置くという異常な事件は、社会に大きな衝撃を与えた。
男性は、「僕ではなくなった」理由として、もはや血の通った「人間」ではなく、少年事件を象徴する「記号」とみなされたからだと説明している。
手記は、294ページにもわたっており、冒頭では、取り調べ当時のことを振り返っている。当初は、負けたくなくて事件への関与を全面否認したが、罪を認めて死刑になりたい思いもあったといい、不意に涙があふれて「僕がやりました」と自供を始めたと明かした。
あこがれた連続猟奇殺人犯たちのように憎まれたかった一方、「人を殺しても何も感じない自分」に耐えられなかったのか、留置所では、夜泣きする毎日だったという。
逮捕の日を境に、それまでの「陽なたの世界」から永久に追放されたとし、「僕の時間は、十四歳で止まったままだ」と告白した。しかし、医療少年院を出て、溶接工などとして働くにつれ、死にたかった思いが一転し、初めて「人間」として生きることのありがたさに気づいたという。この自分の思いを形にしなければ生きていることに意味が見い出せないと思うようになり、遺族ら被害者側には無断で今回の手記を出すことになった。このことについて、被害者側に謝罪しながらも、「どのようなご批判も、甘んじて受ける覚悟」だとしている。
「遺族の気持ちを考えたのか」批判相次ぐ
男性の手記出版について、亡くなった男児の父親(59)は、マスコミへのコメントで、メディアに手記などを出すなと言ったのに無視されたと怒りを露わにし、出版の中止と回収を求めた。男性については、「文字だけの謝罪であり、遺族に対して悪いことをしたという気持ちがない」と非難している。
ネット上でも、手記については論議になっている。
「出版することは意義がある」「いつか本人が語るべきだとは考えていた」と理解する声はあるものの、男性への批判も多い。「芸能人の本みたいな自己陶酔が感じられる」「今も被害者は苦しんでるのに」「本当に更生できてるのか疑問」といった声が上がった。初版が10万部にもなる手記については、印税が被害者側に支払われることになっているのかといった疑問も相次いでいる。
太田出版の編集担当者は、取材に対し、発売についての問い合わせのほか、出版への抗議も来ていることを明らかにした。「どうして今、加害者の本を出すのか」「遺族の気持ちを考えたのか」といったものだという。
被害者側から出版中止と回収を求められたことについては、本人の手紙を添えて手記を遺族に届けることで理解を求めたい考えを示した。事前連絡をしなかったことについては、「遺族の意向にかかわらず、本人に出したい気持ちがあり、弊社でも出版の社会的意義があると考えて、本人との話し合いで決めました」と言う。
印税については、「通常の著者と一緒で、本人に支払います。その意向は聞いていませんが、経済的に遺族に償う責任を感じておられますので、本人が考えるはずだと思います」と説明した。
男性の手記については、出版社間で争奪戦になっていると一部で報じられたが、太田出版からは依頼していないという。男性は2年前から手記を書き始め、紹介者を介して3月上旬に出版したいと言ってきたとしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150610-00000006-jct-soci
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<神戸児童連続殺傷>「少年A」事件を手記に 抗議電話も
毎日新聞 6月10日(水)21時56分配信
1997年に神戸市で児童連続殺傷事件を起こした当時14歳の男性(32)が10日、事件を起こした経緯をつづった手記を出版し、版元の太田出版に抗議電話が寄せられるなど波紋を広げている。同社の落合美砂取締役は取材に「どのような心理状態で罪を犯したのか何年もかけて書いており、読まれるべき内容と考えた。反発やおしかりも覚悟している」と説明している。
落合氏によると男性から3月に原稿を受け取り、編集作業にかかったという。題は「絶歌」。本文に説明がないが、本人がどうしてもと希望したものだという。初版は10万部。
扉のページに3歳のころ祖母と撮ったという写真を載せている。「どうしても処分できなかった」と、1枚だけ持っている自身の写真という。発行日は逮捕された6月28日。「少年Aというモンスターになり、名前を失(な)くした日」としている。
手記は294ページで、小学5年の時の祖母の死を受け入れられなかったことや、事件前からの性的衝動を告白。医療少年院を仮退院後の11年間、解体工事の作業員や溶接工などをしながら1人で暮らしてきたことを明らかにしている。
巻末で「被害者のご家族の皆様へ」と題し、無断で出版したことを「あまりに身勝手すぎる」と繰り返し謝罪。「本を書く以外に、社会の中で罪を背負って生きられる居場所を見つけることができませんでした」と7ページにわたりつづっている。【青島顕】
最終更新:6月10日(水)21時56分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150610-00000114-mai-soci&pos=3
- 「書くことが唯一の自己救済」神戸連続児童殺傷元少年Aの手記発売 あっしら 2015/6/11 16:59:30
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