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傍聴券を求めて長蛇の列/(C)日刊ゲンダイ
ASKAとの“淫らな性”告白…栩内被告「無罪」の可能性も?
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geinox/152070
2014年7月23日 日刊ゲンダイ
男性記者からは「背中のラインがそそる」なんて声も漏れていた――。
22日、覚醒剤取締法違反(使用)で起訴されたASKA(本名・宮崎重明)被告の愛人・栩内香澄美被告(37)の初公判が東京地裁で開かれた。傍聴券の競争率45倍の法廷内では、栩内被告がASKAとの“生々しい性行為”を告白。ベールに包まれた愛欲生活の一部が垣間見られた。
「鑑定のミスか、第三者が何らかの方法で私の体に摂取させた」と、か細い声で無罪を主張した栩内被告。胸元にフリルのついたストライプのブラウスに、紺の七分丈のパンツで登場、裁判官や検察官の言葉に顎を突き上げ大きな瞳でジッと見つめていたのが印象的だった。
冒頭陳述によれば、栩内被告とASKAの出会いは2002年。当時の勤務先関係者の出席する食事会で知り合い、04年には交際がスタートしたという。弁護側によれば、栩内被告の部屋は26平方メートルのワンルーム。ASKAとの密会時には〈邪魔されたくないから、インターホンのブレーカーを切っていた〉そうで、濃密な2人の時間を楽しんでいたようだ。
事件発覚後、栩内被告のマンション住人が「深夜から明け方まで、凄まじい物音が響いてきた」と証言した通り、逮捕の数時間前の明け方も2人はコトに及んでいた。午前4時前後にASKAが訪問。コトが済んだ後、ASKAにもらった睡眠薬1錠を服用した栩内被告は午前6時ごろ眠ってしまったという。
で、争点となっているのは、その約8時間後の尿検査結果なのだ。弁護側は、鑑定結果と栩内被告の尿そのものに覚醒剤が含まれていたかは別と主張。「宮崎被告の体液が尿に混入した」「医師によると、(性交渉がある場合)男性の体液が女性の尿に混入するのは日常茶飯事だ」と、まくし立てた。
生々しい性行為を公表するのと引き換えに、無罪を勝ち取ろうという戦略だろう。確かに、一部では「無罪」の可能性も指摘されるが、元麻薬Gメンの浦上厚氏はこう言う。
「女性の場合、尿道と女性器は一体ではないので混じるのは難しい。仮に、性交渉の直後に尿を採取したなら、ごく薄く出る可能性もなくはないですが、行為の後、何時間もトイレにも行かず、清潔にすることもなかったのでしょうかね」
弁護側は、毛髪鑑定についても「宮崎被告は多量の汗を発する人物で、毛髪に汗が移った」と話している。確かに2度目の鑑定結果は「陰性」だった。前出の浦上氏が続ける。
「そもそも、毛髪鑑定は状況証拠であって直接証拠とみなされるのは尿の検査結果です。ですが、過去に『お茶に混ぜられた』と主張し、無罪になったケースもある。裁判官次第で、主張が通ることもあるのです」
次回以降、ASKA被告が証人として法廷に立つ可能性も出ている。
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