http://www.asyura2.com/13/nihon31/msg/406.html
Tweet |
片山氏が「自分が犯人だ」と自白したのは2014年5月19日である。それから二か月近く経ち、弁護団による記者会見も5月20日(自白を受けての会見)、5月22日(第9回公判後)、5月30日(第10回公判後)、6月2日(新たな真犯人メールを受けての会見)、6月9日(三者協議後)、6月20日(第11回公判後)、7月9日(第12回公判後)と既に7回も開かれている。片山氏の自白内容については主に5月20日と22日に佐藤弁護士から説明されたが、記者が思わず「今の説明を聞いていると、ほぼ検察の主張通りですけど。」と言ったように、内容はかねてより検察が主張しているものであった。目新しいものとして、猫の写真を撮った機種が「play sport」であるといったものもあるが、これらは検証不能で実際のところ事実かどうかも分からない。「自分が犯人だ」と言ったことで、片山氏に隠し立てをする必要は何もない。にもかかわらず、自白には犯人しか知り得ない具体的な「秘密の暴露」が全くない。「自作自演メール」も同様である。「自作自演メール」は新しいアカウントのヤフーメールで送信されており、犯人性を示すための「秘密の暴露」が必要であった。しかし、弁護団に開示されていた以上の事は書かれていない。これらは片山氏が犯人ではないからという以外に説明が付かないのである。
片山氏の自白に「秘密の暴露」はない→http://wamoga.web.fc2.com/pcenkaku/himitsunobakuro.pdf
片山氏は1か月近く掛けて「自作自演メール」を作っている。このため開示された捜査資料を相当読み込んでいると思われ、大概の事は答えることが出来るだろう。特にIT関連については特別弁護人の野間氏と分析しているので、相当詳しいものになるはずである。しかし、それ以外のこと、雲取山とか江ノ島に関するものについては、検察の主張以上には答えられないはずである。そのため、全て検察の主張通りに自白していると思われる。ところが検察が主張してきた内容ではつじつまが合わない状況証拠がある。例えば、「12月1日に雲取山に登ったときにUSBを埋めた」という自白があるが、それなら、何故、三角点の写真に他人の写真を使ったのかという疑問が湧く。また「猫の首輪にマイクロSDをつけるセロテープは江ノ島に向かう直前に買った」との自白があるが、マイクロSD付きの首輪を猫につけると計画した犯人が、指紋等の痕跡を残さないよう注意しながら、首輪だけ事前に万引きし、道中でセロテープを購入し、江ノ島のトイレでマイクロSDを張り付けるというような場当たり的な作業だったというのはとても信じられない話である。
今までの公判は検察側証人による証言をもとに行われてきたが、これから7月17日、7月30日、8月7日と被告人質問が予定されている。検察側では藪をつついて蛇を出すような質問はしないだろうが、弁護人にはぜひ、突っ込んだ質問をしてほしいものである。もし、犯人ならよどみなく、誰もが納得する答を出してくれるはずである。しかし、おそらく片山氏は答えられないだろう。質問する度に答えられない片山氏に法廷内はざわめいていくはずである。
(片山氏が犯人だとすると疑問に思うあれこれ)
・乙社のパソコンで事件関連の報道サイトの閲覧記録が数万件あるのは何故か?
・雲取山に登っているのにkokohore1の三角点の写真に他人の写真を使かったのは何故か?
・USBを写したkokohore2の写真のトリミングが極端なのは何故か?
・kokohore1のUSBを埋めた場所を示すのに「このへん」と違う場所を教えたのは何故か?
・首輪を用意したとき一緒にセロテープを用意しなかったのは何故か?
・首輪は万引きしたのにわざわざ2度に分けたのは何故か?
<参考>
「PC遠隔操作事件」−自白した片山氏がそれでも犯人ではないと思う理由(その1)
@→http://wamoga.web.fc2.com/pcenkaku/riyuu1-1.pdf
A→http://wamoga.web.fc2.com/pcenkaku/riyuu1-2.pdf
B→http://wamoga.web.fc2.com/pcenkaku/riyuu1-3.pdf
「PC遠隔操作事件」−自白した片山氏がそれでも犯人ではないと思う理由(その2)
→http://wamoga.web.fc2.com/pcenkaku/riyuu2.pdf
▲上へ ★阿修羅♪ > 日本の事件31掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。