http://www.asahi.com/articles/ASG5G33XJG5GUTIL00V.html
町田の工場火災、消火難航　中にマグネシウム、水使えず
2014年5月14日12時22分

　東京都町田市の金属加工会社「シバタテクラム」の工場で起きた火災は、一夜明けた１４日午後の段階で鎮火のめどは立っていない。水に触れると爆発する恐れのあるマグネシウムが工場内にあるためで、東京消防庁は砂をかけるなど本格的な消火活動を始めた。

　同庁と警視庁によると、同日午前４時ごろに火は収まったが、工場内の所々で白煙がくすぶっている。床の温度が１５０度を超える場所もあり、再び発火する危険があることから、消防隊員による活動が遅れているという。けがをした従業員８人のうち、全身にやけどを負った工場長の男性（４２）と従業員の男性（６３）が重体。

　この火災では、地下１階地上２階建ての金属加工工場延べ約１４００平方メートルが焼けた。１階に置かれていたマグネシウムなどに、何らかの原因で火が燃え移った可能性がある。

東京・町田の金属加工工場で爆発　従業員８人けが(5/14)
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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140514/k10014436741000.html
町田工場火災 消火活動を再開
5月14日 12時07分

町田工場火災 消火活動を再開
東京・町田市にあるマグネシウム合金などを扱う金属加工会社の工場が全焼し、従業員１人が重体、７人が重軽傷を負った爆発火災で、工場内部の温度が下がり、東京消防庁は１４日午前、中断していた消火活動を再開しました。

１３日午後４時すぎ、東京・町田市成瀬の金属加工会社「シバタテクラム」の工場で爆発火災があり、これまでに２階建ての工場、およそ１４００平方メートルが全焼しましたが、今も鎮火には至っていません。
警視庁によりますと、この火事で従業員の６３歳の男性が意識不明の重体になっているほか、２０代から４０代の７人が重軽傷を負いました。
これまでの調べで、工場１階にあったマグネシウムに引火して燃え広がったとみられていますが、燃焼中のマグネシウムに水が触れると化学反応で爆発することがあることから、放水による消火ができず、東京消防庁は夜を徹して警戒していました。
１４日朝から工場の状況を調べた結果、内部の温度が下がったことが確認され、午前中に消火活動を再開しました。
消防隊は建物のシャッターを大型機械で取り除いて慎重に工場の中に入り、砂でマグネシウムを消し止める作業を進めていて、東京消防庁は、１４日夕方にも消火活動を終えたいとしています。
これまでの調べで、はんだ付けなどの作業中に何らかの原因で出た火花がマグネシウムに引火したとみられ、警視庁は消火活動が終わり次第、火事の原因を調べることにしています。

乾燥した砂まき消火へ
東京消防庁によりますと、現場の工場では炎は見られなくなりましたが、床などには高い温度の堆積物があり、内部でマグネシウムが燃焼しているおそれがあるということです。
燃焼中のマグネシウムに水が触れると分解して水素と酸素が発生し、燃焼が加速されたり、爆発したりすることがあるため、火災の際には水での消火活動はできません。
このため、東京消防庁は、温度が高い場所に乾燥した砂をまいて、マグネシウムの表面を覆い、空気を遮断して燃焼を抑えることで消火するということです。

避難所で一夜
火災を受けて工場周辺の立ち入りが規制されているため、家に帰れなくなった住民は、１３日夜から近くの体育館に設けられた避難所で一夜を明かし、今も１０人が待機を続けています。
このうち、４０代の主婦は、「まさか体育館に寝泊まりするとは思ってもみませんでした。けさ、消防から鎮火には時間がかかると説明を受け、もう一晩泊まるのもしかたがないと思っています」と話していました。
また、６０代の会社員の男性は、「会社に行く気分にもなれないので、きょうは休みました。慣れないところで寝泊まりをして疲れました。少しでも早く自宅に戻りたいです」と話していました。
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http://www.jiji.com/jc/zc?k=201405/2014051300763&g=soc
金属加工工場で爆発火災＝８人重軽傷、マグネシウム扱い−消火難航−東京・町田

黒煙が上がる東京都町田市の金属加工会社「シバタテクラム」の工場＝１３日午後、東京都町田市
　１３日午後４時１５分ごろ、東京都町田市の工場で爆発音がして黒煙が上がっていると１１０番があった。東京消防庁や警視庁によると、同市成瀬のマグネシウムなどを扱う金属加工会社「シバタテクラム」の工場で爆発火災が発生し、２０〜６０代とみられる従業員の男性７人、女性１人の計８人が負傷し、うち３人が重傷という。

〔写真特集〕東京都町田市で工場爆発

　消防車約６０台が消火活動に当たったが、少なくとも１階と２階の計約１４００平方メートルが焼けた。工場内のマグネシウムに直接放水できないため、消火活動は難航。出火当時、約２０人が作業中だったという。警視庁は工場関係者から事情を聴き、出火原因を調べる。
　東京消防庁は建物内の温度が下がるのを待って、砂や特殊な薬剤を使い、１４日午前６時以降、消火活動を再開する方針。現場では夜を徹して、延焼しないよう警戒に当たる。
　警視庁町田署によると、工場は地下１階地上２階建てで、１階倉庫から出火。何らかの原因でマグネシウムとアルミニウムに引火した可能性もある。工場はパソコンの基板などを製造している。
　マグネシウムは水がかかると化学反応を起こし、爆発的に燃え上がる危険性があるため、東京消防庁はマグネシウムには直接放水せず、周囲の建物などに放水し、延焼防止措置を取った。
　工場内にはマグネシウムが約８０キロ、アルミニウムが約２０キロあったという。同社のホームページによると、マグネシウム合金の機械仕上げ加工が主な業務。
　現場はＪＲ横浜線成瀬駅の東約１キロの住宅街。町田市は現場近隣の防災無線で外出を控え、煙を吸わないよう住民に注意を呼び掛けた。一部の住民は近くの体育館に避難した。（2014/05/14-00:01）
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http://www.yomiuri.co.jp/local/tokyotama/news/20140513-OYTNT50375.html
住宅街　響く爆発音…町田工場火災
2014年05月14日

黒煙と炎を上げて燃える工場（１３日午後６時１５分頃、町田市成瀬で）＝高柳繁範撮影
　「ドーン」。住宅街に爆発音が響いた。１３日午後４時過ぎ、町田市成瀬の金属加工会社「シバタテクラム」の工場で起きた火災。水をかけると爆発の恐れがあるマグネシウムが燃えているため、消火作業は難航。爆発音が響くたび、周辺住民は、おびえた様子で現場を見つめていた。

　午後６時頃、工場内から爆発音が相次ぎ、その直後に火が強まった。それまで火は建物内にとどまっていたが、２階の窓から外まで炎が噴き出すようになり、猛烈な黒煙が周囲に立ちこめた。消火活動の司令塔となる「消防指揮所」が工場前から遠ざけられ、警察官から「下がれ、下がれ」というどなり声が上がるなど、現場の緊張はピークに達した。

　現場は横浜市青葉区との市境に近い住宅街。煙が立ちこめ、消防車やパトカーが並ぶ中、大勢の住民が遠巻きに現場を見つめた。

　工場の向かい側に住む主婦（３８）は、娘２人と犬猫を連れて家を出て、路上から消火活動を見守った。「夫が出張中なので、早く収まってほしい」と不安げだった。

　また、工場の隣のビルを管理しているという男性（７８）によると、工場は７、８年前から操業しており、「これまでは何の事故もなかったのに……。延焼しないでほしい」と立ち上る炎を見つめて話した。

　東京消防庁によると、工場内ではマグネシウム約８０キロとアルミニウム約２０キロが燃え、水をかけると爆発する恐れがあるために活動は難航。午後８時頃には外から見える炎は小さくなったが、内部では小規模な爆発が起きており、消防隊が突入して砂や専用の消火器を使う消火活動ができないでいる。同庁は周囲に延焼しないよう警戒を続け、１４日午前６時以降、活動の方針を決めるという。

　この火災を受けて、町田市は消火活動による規制で帰宅できない住民や自主的に避難する住民のため、近くの総合体育館を開放して毛布や水を配布。午後９時頃には２０〜３０人が避難した。市職員約１５人が対応した。

　近くに住む松本明子さん（６９）は、「家で夫とテレビを見ていたら、突然車同士がぶつかったような音が聞こえた。２階の窓から見たら、工場から炎があがっていた。今夜は不安で眠れそうにない。一刻も早く我が家に帰りたい。町田には３０年くらい住んでいるが、こんなことは初めて」と不安そうに話した。

2014年05月14日

コメント
01. 2014年5月15日 16:57:32 : cQ79uxHmns ▼東京町田市の工場で大規模な火災！市は外出自粛を要請！化学物質の影響で水をかける消火活動行えず！重傷者も！ （コメント欄より）高速増殖炉もんじゅでも、原子炉の冷却材にナトリウムっていう金属を使ってるよね そこで火災事故や大規模事故が起きたら水は使えないんだよね ナトリウムとは ナトリウムと酸素や水との反応は時に非常に激しくなり、二酸化炭素中でも燃焼するため、一旦反応が暴走すると通常の消火法での消火は困難である。また、反応によって強塩基性物質が生じ、これらは生体組織を激しく損傷する。　これらの粉塵に晒された場合、呼吸困難・失明等の可能性がある。　つまり、適切に使用しないと、制御不能な高熱を出しながら腐食性物質が一面にばら撒かれるという最悪事態となる。 http://saigaijyouhou.com/blog-entry-2534.html ▼町田の火事はマグネシウム80kg、「もんじゅ」ならナトリウム1700トン!! で、何が言いたいのかというと→「『もんじゅ』では約1700トンのナトリウムを使用」しています、ということです。 ナトリウムは、マグネシウムよりまた一段、反応性の高いことが良く知られています。マグネシウムでは微粉末にするとか、高温の水をかけるとかしないと起こらない激しい水素発生反応が、ナトリウムなら、固まりのまま、常温で、ただの水をかけるだけで、あっさり起きます。しかも反応熱で高温になりますから、自動的に水素に火がついて爆発します 前回「もんじゅ」で漏れたナトリウムは640kgでした。この時は消火が無事に行われたようでなによりでした。 しかし、これが一旦制御不能になった時（建物にヒビが入り、外気が入る、つまり酸素の供給を遮断できなくなると、制御不能になります）、何が起きるのか･･･消火のために水をかけることもできず、為すすべなく見ているうちに（実際、町田では見ているしかありませんでした）、破損した炉心（水厳禁ですから福島のように水をかけて冷やすことなど全く出来ず、メルトダウンします）から核燃料も漏出、火で煽られて（溶けて、燃えて、灰になって）大気中に拡散、なんてことになるでしょう。こうなったら、まあ、日本全滅くらいで済めば儲けものといったところてしょうか。なにしろ「もんじゅ」の燃料は放射性物質としても危険極まりないプルトニウムですから。 http://fkuoka.blog.fc2.com/blog-entry-1160.html ▼もんじゅ：冷却系が液化ナトリウムで、水や空気に触れると大爆発を起こす http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-246.html ▼マグネシウムを扱う工場の火災、電気洗脳機でも紙媒体でも良くみかける。水をかけるとさらに燃えあがる危険物質だという。「もんじゅ」は、水でなく、ナトリウムで冷却している。ナトリウムが水にふれるとどうなるか、もんじゅのナトリウムが例えば地震で、どっともれたらどうなるか、を報じる電気洗脳機も紙媒体もみかけない。マグネシウム工場火災と比較にならない大惨事を。 http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/post-bc73.html
02. 2014年5月16日 01:41:38 : WieeQ7IltE 火力発電用の燃料に石油や石炭のかわりにそのナトリウムを燃やして発電して もひとつ危険な原子力燃料などはいっさいつかわない発電方法もあるのではと思うが。
03. taked4700 2014年5月18日 07:59:53 : 9XFNe/BiX575U : KiwRWxGgBA >>01 ＞何が言いたいのかというと→「『もんじゅ』では約1700トンのナトリウムを使用」しています、ということです。 まったくです。もんじゅが事故れば、確実に日本だけでなく地球規模で壊滅です。

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