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女性巡査メッタ刺し 同僚婚約者を追い込んだ「減点主義」
http://gendai.net/articles/view/newsx/149581
2014年4月17日 日刊ゲンダイ
関口卓弥巡査(本人のフェイスブックから)
警視庁蔵前署の関口卓弥巡査(24)が、交際相手だった警視庁田無署巡査の間宮陽子さん(24)の腹部をメッタ刺しにした事件。16日、間宮さんの告別式が営まれた。
それにしても、なぜこんな悲惨な結末になってしまったのか。ふたりは、幼稚園からの幼馴染みで、高校も一緒。大学は立教、学習院と別々の私大に進学したが、2年前に警視庁に入庁し、翌年から交際をスタート。今年3月末に入籍する予定だった。
破局を招いたのは、蔵前署のリクルーターをしていた関口巡査が、勝手に立教大の後輩の名前を使って採用試験に応募した不正行為だ。有印私文書偽造の罪に抵触する可能性があり、監察官の取り調べを受けていた。
「関口が窮地に立たされることになったのは、リクルート活動に必要な経費の使い込みだといわれています。一部を間宮さんとのデート代にも充てていたといわれ、間宮さんがそれを知ることになり、急速に冷めていったようです」(捜査事情通)
■警察一家に育ち
間宮さんは2人のきょうだいも現職警察官という警察一家に育った。とくに父親は高卒で野方警察署の署長まで上り詰めた叩き上げ。“先輩”としてのアドバイスもあったのではないか。元兵庫県警刑事の飛松五男氏が言う。
「警察社会は減点主義。若い時分に監察官に取り調べを受けてミソをつけるような警察官は、人里離れた駐在所に飛ばされ、出世は見込めません。父親が娘の将来を考え、関口巡査との結婚について助言したとしてもおかしくありません」
警視庁は「遺族の立場なので心情を察して欲しい」(広報課)と言うが、大切な娘を奪われてしまった父親は本当にやりきれない気持ちに違いない。
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