http://www.asyura2.com/13/nihon31/msg/306.html
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参照投稿でも書いたが、逮捕された男性被疑者を犯人と思うことができる最低限の条件は、ひとの自動車を奪って1.3Kmほど離れたコンビニに乗り付けたあと、犯行現場のすぐそば(20m)にある自宅にいつどうやって帰宅したのか、その経緯が明らかになることである。
NHKがこの疑問に応える記事を掲載しているが(TVニュースでも取り扱い)、これまた、ありえへんと言いたい内容である。
転載する記事には、「竹井容疑者は事件の夜は車が見つかったコンビニと自宅の間にあるホテルに泊まり、翌朝、ホテルから400メートルほど離れた柏市役所付近からタクシーで帰宅したとみられることが分かりました。竹井容疑者とみられる男を乗せたタクシーの運転手は、NHKの取材に対して「配車の依頼があって事件翌日の朝5時半ごろに柏市役所近くで男を乗せた。『竹井さんですか』と聞くと、『はい、そうです』と言って乗り込み、自宅の近くで降りた。移動中は無言だった」と話しています」
この経緯がほんとうだとすると、千葉県警は、この事件の初動捜査をまともに行っていないことになる。
● 千葉県警は一時的に身を隠す場所の捜査を行っていないのか?
コンビニの駐車場にエンジンがかかったままの盗難車がコンビニの駐車場でみつかったのは午前3時頃である。
千葉県警は、盗難車がコンビニの駐車場でみつかったことから、犯人のその後の足取りをまじめに捜査したであろう。
この種の捜査の基本として、遠方への移動手段である鉄道の駅やタクシーはもちろん、一時的に身を隠すことできる付近の喫茶店やホテルなどをしらみつぶしに調べたはずである。
喫茶店などはそのときにいる客を調べることになるが、ホテルであれば、犯行時刻が3日夜11時半過ぎだから、その時刻以降にチェックインした客を調べれば済む。(被疑者が予めチェックインしていれば別)
このようなことから、被疑者が、盗難車が発見される午前3時前後までにタクシーを手配して帰宅していたという話ならまだわかるが、被疑者が午前5時半頃にタクシーを手配し帰宅したという話はあまりに不自然であり受け容れられない。
千葉県警は、「コンビニと自宅の間にあるホテル」の宿泊者さえチェックしなかった事実をどのように言い訳するのだろうか。
● 自宅周辺に張られていた千葉警察の規制線をどのようにクリアしたのか?
犯行現場付近は、翌4日の昼間(各局がその状況を中継)も広範囲に規制線が張られていた。
記事にあるように、犯行から6時間ほどしか経っていない午前5時半過ぎに犯行現場から20mほどしか離れていない自宅に帰ろうとしたら、規制線を守っている警察官に住民であることを説明して、警察官の誘導に従わなければならない。
警察のリークによれば、犯行に使った刃物(サバイバルナイフ?)や当時着ていた衣類は自宅で見つかったらしいということだから、被疑者は、それらを身につけたまま犯行から6時間後に犯行現場に戻り、警察官とやり取りしながら自宅に帰ったことになる。
記事の内容が事実なら、千葉県警は、犯行から6時間後に犯人と接触していながら見過ごしたということになる。
● 被疑者が犯人だとして責任能力はあるのか?
参照投稿で事件の経過を次のように簡単にまとめた。
1)カネが欲しいと思い、深夜、自宅そばの路上で強盗を働くことに決めた。
2)まず、自転車に乗っている人に切りつけたが躱されて逃げられた。
3)次に、歩行中の人に出会い(カネを要求したが拒絶された)ので、殺してしまえと思い首や背中を数カ所刺した。財布を抜き取り、入っていたカードなどをその場に捨て、財布とバッグを持ち去った。
4)その後、車から降りて様子を見に来た人がいたので脅してカネを奪った。その人の車を奪って逃げようとしたが発進できなかったのであきらめた。
5)さらに車から降りてきた人がいたので、脅して車を奪い、1.3Kmほど離れたコンビニの駐車場まで運転した。
6)いつかはわからないが、現場近くの自宅に帰った。
今回の記事は、「6)いつかはわからないが、現場近くの自宅に帰った。」に関わるものである。
記事にある「配車の依頼があって事件翌日の朝5時半ごろに柏市役所近くで男を乗せた。『竹井さんですか』と聞くと、『はい、そうです』と言って乗り込み、自宅の近くで降りた」という話に、刃物で死に至るほどひとを数カ所刺した犯人が、それから6時間後に実名を名乗ってタクシーを手配するのだろうか?と違和感を覚える。
さらに、1km弱の距離を移動するために、リスクが生じるタクシー利用をわざわざ選択するのかという疑念も浮かぶ。
まあ、それらは、自宅のそばで連続強盗を働くほど判断力がおかしなひとだから、彼が真犯人ならあるかもしれないになるが、それなら今度は、被疑者に責任能力があるのかという疑念が湧く。
■ NHKの逮捕直後記事(放送もした)に疑念
参照投稿で転載したNHKの記事に、「警察は、5日の朝から竹井容疑者に事情を聴いたほか自宅を捜索した結果、竹井容疑者が関わった疑いが強まったとして逮捕しました。
警察によりますと凶器とみられる刃物や事件当時着ていたとみられる衣服を押収したということです。また、被害者の池間さんのバッグと財布も関係先から見つかったということです」とある。
この記事を素直に読めば、犯行に使われた凶器や当時着ていた衣服が見つかっただけでなく、盗まれた財布まで見つかったのなら、逮捕された被疑者が犯人に間違いないと思ってしまうだろう。
参照投稿では、「NHKは、「被害者の池間さんのバッグと財布も関係先から見つかったということです」とも書いているが、“関係先”というのはあまりに不自然な表現である。警察は、逮捕後に吐かせてブツを手に入れるつもりだと推測する」と書いた。
しかし、今回の記事には、「一連の事件では別の男性が車を奪われ、およそ1.5キロ離れたコンビニエンスストアに乗り捨てられていて、車の中から池間さんのものとみられる財布が見つかったということです」とある。
バッグはわからないが、被害者の財布はコンビニの駐車場にエンジンをかけたまま停めてあった自動車にあったのだから、逮捕された被疑者が持っていたとかどこかに隠していたとかといった話ではなく、財布と被疑者の関連性を言うことはできない。情報がほとんどないはずの逮捕直後ならなおさらである。
千葉県警は、逮捕した被疑者が真犯人であると思わせるため、「被害者の池間さんのバッグと財布も関係先から見つかった」というリークをした可能性が高い。
参照投稿で、「池間さんのバッグと財布は確かに重要な物証だが、それに匹敵する重要な物証は、逮捕者が犯行状況を撮影したスマホ(携帯)だろう。警察が、異例と言える逮捕前の家宅捜査に踏み切ったのも、スマホの確保が目的と邪推したくなる」とも書いたが、 財布がコンビニの駐車場に乗り捨てられていた車の中にあったのなら、これまで出てきている情報に照らす限り、被疑者の犯行とする物証とは言えない。
※ 参照投稿
「連続通り魔事件 現場近くの24歳の男を逮捕:柏:メディアも報道に利用した目撃者:ありえへんほどバカげた事件の構図」
http://www.asyura2.com/13/nihon31/msg/294.html
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事件後ホテル宿泊 行動を捜査[NHK]
3月8日 20時53分
今月3日、千葉県柏市の住宅街で4件の通り魔事件が相次ぎ、このうち男性1人を殺害したなどとして、近くに住む24歳の男が逮捕された事件で、男は事件の夜はホテルに泊まり、翌朝タクシーで帰宅したとみられ、警察は事件前後の行動について詳しく調べています。
この事件で逮捕された千葉県柏市の無職、竹井聖寿容疑者(24)は今月3日の深夜、自宅近くの路上で会社員の池間博也さん(31)を刃物で刺して殺害し、バッグなどを奪ったとして強盗殺人の疑いが持たれています。
一連の事件では別の男性が車を奪われ、およそ1.5キロ離れたコンビニエンスストアに乗り捨てられていて、車の中から池間さんのものとみられる財布が見つかったということです。
その後の調べで、竹井容疑者は事件の夜は車が見つかったコンビニと自宅の間にあるホテルに泊まり、翌朝、ホテルから400メートルほど離れた柏市役所付近からタクシーで帰宅したとみられることが分かりました。
竹井容疑者とみられる男を乗せたタクシーの運転手は、NHKの取材に対して「配車の依頼があって事件翌日の朝5時半ごろに柏市役所近くで男を乗せた。『竹井さんですか』と聞くと、『はい、そうです』と言って乗り込み、自宅の近くで降りた。移動中は無言だった」と話しています。
警察は運転手からも状況を聴くなどして、事件前後の竹井容疑者の行動について詳しく調べています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140308/k10015823741000.html
- 竹井容疑者、事件後にホテル宿泊…柏・通り魔:タクシー乗車時間はおよそ4分 あっしら 2014/3/10 15:06:33
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- 逮捕の男消費者金融から借金 千葉・通り魔事件:被疑者は黙秘:玄関にあったスニーカーに被害者のDNA型と一致の血痕 あっしら 2014/3/09 13:27:12
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- ↑:柏市で起きた「路上連続強盗殺人事件」に関する新しい情報です。 あっしら 2014/3/09 02:45:13
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