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冷凍食品に農薬混入 従業員を起訴 [NHK]
3月7日 18時39分
食品大手「マルハニチロホールディングス」の子会社の群馬県の工場で製造された冷凍食品から農薬が検出された事件で、検察は、工場に勤める49歳の従業員の男が12の商品に農薬を混入したとして器物損壊の罪で起訴しました。
起訴されたのは、「マルハニチロホールディングス」の子会社「アクリフーズ」の群馬県大泉町にある工場の従業員、阿部利樹被告(49)です。
起訴状によりますと、阿部被告は、去年10月3日から23日までの間に工場の中で9回にわたって、12の商品に農薬の「マラチオン」を混入したとして、器物損壊の罪に問われています。
阿部被告が起訴内容を認めているかどうかについて検察は明らかにしていませんが、警察によりますと、阿部被告は、警察の取り調べに対して「会社の給与などに不満があり、自宅にあった農薬を混入させた」と供述していたということです。
そのうえで、「こんなに大ごとになるとは思わなかった。本当に申し訳ないと思う」と話していたということです。
この事件では、去年の11月に「商品から異臭がする」という苦情が相次ぎ、その後、返品された商品の一部からマラチオンが検出されたため、アクリフーズは去年の暮れから群馬県の工場の操業を停止し、商品を回収していました。
検察は、偽計業務妨害の容疑についても捜査を続けていくことにしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140307/k10015805551000.html
- 阿部容疑者を器物損壊罪で起訴 前橋地検:偽計業務妨害は客観的な証拠が今のところないため起訴見送り あっしら 2014/3/08 02:57:15
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