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内閣府職員変死:不可解な行動の痕跡…謎深まるばかり
毎日新聞 2014年02月14日 20時09分
米国から韓国に渡り、ボートで日本へ−−。北九州市沖で先月20日、転覆したゴムボートの近くから遺体で見つかった内閣府のキャリアの男性職員(30)の不可解な行動。日本から捜査協力要請を受けていた韓国の警察当局は14日、調査結果を発表し「スパイではまったくない」と結論付けた。だが、死の危険を冒してまで海を渡った理由は謎に包まれたままだ。【曽田拓、比嘉洋、大貫智子】
◇ホテル転々
内閣府によると男性は内閣府のシンクタンク「経済社会総合研究所」に在籍し、昨年7月から2年間の予定でミネソタ大学大学院に留学。昨年12月9日に「韓国である経済セミナーに出席する」と渡航申請していた。
しかし、韓国のソウル地方警察庁の発表によると、男性は1月3日に入国しており、ソウル市のホテルにチェックイン。その後、同市内で宿泊先を替えながら、5日にはソウル駅近くの店で作業用手袋を購入。6日、ソウル市の派出所にパスポートケースの紛失届を出す一方、同市内の店で「香港人のアレックス」を名乗り、ゴムボートとモーターを注文。釜山市のホテルに届けるよう頼んだ。
8日には釜山市内でバッテリーも購入。釜山駅近くのホテルでボートなどを受け取った。結局、8日からのセミナーには出席しておらず、同日で消息が途絶えた。
◇早くに水死
「ボート上にいた人は倒れていた。10メートルほど近づき声を掛けたが、返事はなかった」。1月18日、北九州市若松区沖で最初にゴムボートを発見したプレジャーボートの船長は第7管区海上保安本部(同市)に、そう説明した。ボートは7管の巡視艇が到着した直後に高波で転覆。乗っていた男性の遺体は20日に引き揚げられた。
司法解剖の結果、死因は水死で、死亡は1月8〜15日前後と判明。7管は「ボートの上で波をかぶり、水を飲んで死亡した可能性もある」とする。
◇不自然な点
公益社団法人・日本海難防止協会(東京都港区)の小川泰治常務理事は「韓国からゴムボートで渡ろうと考えるのは現実的ではない。冬の日本海は荒れるので、転覆せずに航行するのはかなりの技量が必要だ」とする。しかし、韓国の警察関係者は「密航ブローカーが介入した可能性はない」としており、対馬を経由するなどしてボートで日本行きを強行した可能性があるとみている。
ジャンパーや靴下を重ね着していたことから「何らかの事情があり、極寒の海を渡ってでも秘密裏に帰国したかったのでは」という見方もあるが、不自然な点もある。
身につけていたポーチからは、韓国の紙幣や硬貨計25万3200ウォン(約2万4000円)と、本人名義のクレジットカードが見つかった。ある捜査関係者は「日本で行動するには円が欠かせない。カードは使えば、足跡を残すことになる」と指摘する。
日本の政府関係者や捜査関係者もプライベートな事情でひそかに帰国する必要があったと見るが、謎は深い。
http://mainichi.jp/select/news/20140215k0000m040075000c.html
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