http://www.asyura2.com/13/nihon31/msg/262.html
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記事を読んでも、タイトル中の“韓国スパイ”が、韓国のスパイを意味するのか、韓国をスパイしていたことを意味するのかわからない。
ついでにタイトルに関して言えば、X氏は、今のところ、ゴムボートの上で死んだのか、死んでゴムボートに乗せられたのかわからないはずである。
それはともかくこの記事の一大トピックは、日本の公安組織が、1月16日の時点(漂着ゴムボート発見が18日:遺体引き上げが20日)で韓国の国家情報院職員が既にX氏の死について語ったことをつかんでいたという情報である。
日本の公安組織が訪日した国家情報院職員をマークしてX氏に関する情報を得たことを考えれば、戦時レベルの緊張状況にある韓国の国家情報院ならなおのこと、訪韓した日本の公務員X氏をマークしていただろうから、国家情報院がX氏が死に至る経緯を知ったとしても不思議ではなく、知っていたこと=X氏の死に国家情報院が関与というわけではない。
X氏の死について語った国家情報院の職員たちは、16日ではなく“数日前”に来日したとされている。盗聴などのリスクを考えると、X氏の死に関する情報は、彼らが韓国にいるときに既に入手していたと考えたほうがいいだろう。
さらに言えば、来日した国家情報院の職員たちは、自分たちの言動が日本の公安組織にマークされていることを当然知っているわけだから、X氏の死にわざと触れた可能性もある。数日後に見つかるであろうX氏の遺体について、日本政府がどう取り扱ったらいいか予めヒントを与えるためかもしれない。
国家情報院の職員たちの来日目的は、X氏の死について日本政府に情報をもたらすことだった可能性もある。そうだとすれば、X氏の死亡時期は、彼らが来日した日よりも前ということになる。
「週刊新潮」の記事のなかから、目新しい情報や他とは違う情報を紹介したい。
【引用1】
「死亡した山城氏はカナダのマギル大学を経て東京大学大学院を卒業。2010年にキャリアとして内閣府に入った。2年後に内閣府の「経済社会総合研究所」に異動し、一昨年7月からは米ミネソタ大学大学院に留学中だった」
【コメント】
これまで報じられてきたX氏の経歴情報は、昨年7月から米国に留学となっていた。「週刊新潮」記事の「一昨年7月からは米ミネソタ大学大学院に留学中」が正しいのなら、一部ネットで特定された人物が“別人”という根拠の一つが消えることになる。
※ 参照投稿
「内閣府職員変死事件:思わせぶりで断片的な情報が報道されているせいで、“別人”らしき人物が特定されネットで流布」
http://www.asyura2.com/13/nihon31/msg/241.html
【引用2】
「海保によれば、山城氏の死因は低体温症か溺死。死後1週間から2週間が経過しているという。司法解剖が行われたのは22日であるから、死亡時期は1月8日から1月15日の問、ということになる」
【コメント】
私の勝手な判断で、司法解剖は20日に行われたとしてきた。週間単位の見立てなので前後はするが、推定死亡時期はこれまでよりも2日ほど遅くなる。
【引用3】
「旅費や滞在費はすべて自腹」
【コメント】
X氏の氏名など基本情報さえ秘匿する態度に対し公費出張のあいだに起きた出来事ということも批判の要素としたり、格安ゲストハウスを使う理由について公費を前提とした表現を使ったが、お詫びして訂正したい。
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ゴムボート上で怪死した「内閣府エリート」は韓国スパイとして消された!?
『週刊新潮』2月13日号P.25
「 その死のまわりにはいくつもの「なぜ」が、まるで行き場を失った怨念のように浮かんでいる。なぜ韓国に行ったのか、なぜボートを購入したのか。なぜ死ななければならなかったのか―。北九州市若松区沖の響灘にゴムボートで漂着し、遺体となって引き上げられた内閣府職員の山城高男氏(30)。絡み合う謎の背景を探る。
1月16日、東京都内。目立たない車の中で数人の男が息を潜めていた。警視庁公安部に所属する彼らに課されていたのは、地道な極秘任務である。
数日前、韓国から4人の男たちが密かに来日していだ。4人はいずれも国家情報院(国情院)、すなわち、韓国大統領直属の情報機関に籍を置く職員であった。彼らの来日目的を探ること。それが、公安部捜査員らの任務である。
対象者を徹底的に尾行し、その行動をつぶきに確認。立ち寄り先から彼らの来日目的を類推していく。だが、それだけでは目的の輪郭がおぼろげに見えてくるに過ぎない。
そこで捜査員らは、より直接的に彼らの目的を突き止めるため、特殊な集音マイクで韓国の情報機関員たちが交わす会話を開き取ることにも腐心していた。車の中には韓国語を瞬時に理解できる捜査員もいたのだが、問題の16日、集音マイクが拾ったのは次のようなキーワードだった―。
「……ヤマシロタカオ……死んでいる……」
この一連の経緯を巡る謎については後述するとして、まずは事案発覚のいきさつを振り返っておきたい。
発見者からの通報を受け、第7管区海上保安本部の職員がゴムボートの漂着現場に急行したのは1月18日の午前だった。が、問もなくボートは転覆。2日後にようやく遺体は海中から引き揚げられた。
「ハングル文字のタグがついたジャンパーを重ね着し、韓国の金、合計25万3200ウォン(釣2万5000円)を所持。遺体の身元は29日までに判明しました」(社会部記者)
死亡した山城氏はカナダのマギル大学を経て東京大学大学院を卒業。2010年にキャリアとして内閣府に入った。2年後に内閣府の「経済社会総合研究所」に異動し、一昨年7月からは米ミネソタ大学大学院に留学中だったが、内閣府によると、「留学中の職員がその国から出る際には内閣府の許可が必要。彼は1月8日から10日までソウルで開催される“2014アジア・パシフィック・ソーシャルサイエンス・カンファレンス”への出席を事前に申し出、承認された。旅費や滞在費はすべて自腹です」
密入国ブローカー
だが、韓国入りした山城氏が取ったのは不可解な行動である。ソウル市内のホテルに本人名義で宿泊する一方、偽名で別のホテルに衣類などの荷物を預けている。さらに、6日にはソウルでボートや船外機(エンジン)を、8日には釜山市内でボートの部品を購入……
そして、すでに報じられているこれらの謎に加え、新たに浮上したのが冒頭で紹介した一連の経緯を巡る謎、なのである。
「国情院職員の日本への入国目的は、近々国会に提出される可能性が濃厚な、カジノ法案の周辺事情の調査と思われるが…‥、」
と、公安関係者が明かす。
「その国情院職員らが16日に交わした会話の中に登場した、“死んでいる”とされた“ヤマシロタカオ”について、公安部では、内閣府職員の山城高男氏のことだと判断。作成した報告書には、国情院職員らの動きとともに“付記”として山城氏の経歴書類も添付された。その後、山城氏の遺体が発見され、公安部の捜査員たちも驚いている」
前述の通り、山城氏のボートが発見されたのは18日。遺体が引き上げられたのは20日。すなわち、韓国国情院の職員らは、まだボートすら発見されていない16日に山城氏の死について語っていたことになる。
では、山城氏は16日の時点で死んでいたのか否か。答えを先に明かしてしまえば、国情院職員の会話の通り、16日、山城氏はすでに死んでいた可能性が高い。
海保によれば、山城氏の死因は低体温症か溺死。死後1週間から2週間が経過しているという。司法解剖が行われたのは22日であるから、死亡時期は1月8日から1月15日の問、ということになる。
判明している山城氏の最後の足取りは、1月8日に釜山市でポートの部品を購入したこと。ちなみにそのボートは米国製で長さ2.3b、幅1.6b。船外機も米国製で、バッテリーのみ韓国製である。
ボートの発見場所となった北九州市若松区沖は釜山の南東方向にあり、直線距離で約230`。その間には、対馬列島がある。
「冬の対馬海峡は荒れることが多く、また、釜山沖には北東方向への海流があり、いくら船外機をつけていても、ゴムボートでそこを転覆せずに渡り切るのは不可能です」(海保関係者)
ならば、なぜボートは北九州に漂着したのか。
「釜山には、対馬沖のボイントまで船で密かに“人間”を運ぶ密入国ブローカーがいる。そこまでくると潮の流れは南東方向に変わっているので、ゴムボートでも北九州に辿り着ける可能性がある」(韓国大使館関係者)
謎に包まれた死者の「履歴」を解明する作業はまだ緒についたばかりである。」
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