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日韓両国の政府が主要メディアを統制しているらしく、断片的な情報しか報じられておらず隔靴掻痒感が高まる一方である。
これまでの報道ぶりから、「X氏遺体漂着事件」は曖昧な説明のまま幕が降ろされる可能性もあると思うので、現時点までに入手できている報道情報を基に事件の経緯を推理してみたい。
X氏の氏名は今なお公表されていないが、国家公務員の職員録は売られており、主要メディアであれば、X氏の氏名は当然のこととして確認しており、経緯についても、その国際的情報収集力から報道されている内容を超えたレベルの事実をつかんでいるはずである。
現段階では、X氏が死んでしまったのか殺されたのか不明である。むろん、死んだとしても、殺すつもりはなかった状況で危険な目にあわされ死んだと思われるので、刑法的な論理ではなく日常感覚で言えば、殺されたと言っていいかもしれない。
※ 推理は、事件板に投稿した主要メディアの関連記事を根拠にしているので、投稿済みのものを参照していただきたい。
■ X氏が死に至ったワケ
まず、X氏が死んだうえにその遺体を若松沖の響灘まで送り届けられたワケを考えてみたい。
残念ながら、排除できるワケは上げられても、死に至ったワケは断定できない。
排除できる理由のいくつかを挙げたい。
● 強盗
● 女性関係のトラブル
X氏が、強盗など物取りに遭遇して死んだとか、女性に手を出したトラブルで死ぬハメになったということは考えにくい。
強盗目的なら遺体に紙幣が残っていたりクレジットカードを含む荷物が預けられたりすることはないだろう。決定的なのは、強盗や女性関係のトラブルといった理由で死んだのなら、その遺体をわざわざ日本に送り返すような危険でムダなことはしないからである。
物取りやトラブルが原因であれば、殺したにしろ死んでしまったにしろ、遺体は、山中や海に投棄するなど、発覚を防ぐ(遅らせる)目的の対応をされたと思う。
X氏が誰かと間違われて死に至ってしまったという見方も排除できないが、その場合も、“犯行グループ”の意図が何であったのかということは重要な問題として残る。
X氏の死を見届けたグループ(単独者を含む)は、死んだことだけで済まそうとせず、わざわざ遺体を日本に送り届けていることから、“人違い”であった可能性があるとしても、X氏に降りかかった災厄を衆知のものにしたかった(見せしめにしたかった)と思われる。
ただし、知らせたかった相手が、日本政府なのか別の組織なのかはわからない。
■ 謎めいた空白の2夜
X氏は、1月8日から始まる国際会議に参加するため、直行便か日本経由かわからないが、1月3日に韓国に入国し、その日はソウル市内のホテルに宿泊し、翌4日そのホテルをチェックアウトしたとされている。
その後の行動もいくつか報じられているが、それがX氏本人のものなのか定かでない。メディアの報道に依拠する限り、初日に宿泊したホテルをチェックアウトしたX氏の動きは、20日に北九州若松の響灘海底から引き上げられるまで曖昧と言える。
X氏は最初のホテルを4日にチェックアウトし、本人かどうかはともかく、次に確認されている行動は、二つ目のホテルでのチェックインである。
二つ目のホテルは6日か7日にチェックインしたとされているが、まだ1ヶ月も経っていないのだから、チェックインの日付が確定できないはずはない。さらに、チェックインの“名義”が本人かどうかという問題も、「名前も日本名だった」というホテル側の説明があるくらいだから、わかっているはずである。
二つの目のホテルにチェックインしたのがX氏本人かどうかという確認は、本ケースの謎を解く決定的な鍵である。
というのは、X氏が生命はともかく“自由”を奪われた時期を特定できるからである。それは、X氏の死亡推定時期をより限定できる重要な情報でもある。
さらに言えば、三つ目のホテルとなる釜山のホテルのチェックイン時に提示されたパスポートの名義が誰であったかも、同じように重要な情報である。
三つのホテルにチェックインするときに提示したパスポートの名義は確定できるはずだから、それが明らかにされれば基本的な謎も解ける。
別名で荷物が預けられていたとされる二つ目のホテルにチェックインするとき提示されたパスポート(日本の一次公用旅券らしきもの)の名義と3日に宿泊した最初のホテルのチェックイン時に提示されたはずのパスポートの名義が同じであったのか違っていたのかは極めて重要な情報である。
6日にX氏本人が二つ目のホテルにチェックインしていたとしても、ソウルにおけるX氏の行動は、4日及び5日の2晩について不明である。
寒い冬のソウルでX氏が野宿したとは考えられない。ホテルや旅館などではないとしても、寒さをしのげる室内で夜を過ごしたはずである。
いずれにしろ、X氏が死に至った出来事は、4日から6日までのあいだに起きたと考えるのが妥当だと思う。
なぜなら、6日のソウルでのボート購入、そのボートを翌日釜山のホテルに配送させたことから、6日の時点で既に、生死はともかくX氏をボートに乗せて日本に送り返す計画があったと推測できるからである。
■ 死亡推定時期
X氏の死亡推定時期は、最も長いスパンで遺体解剖から遡ること1週間から2週間とされているから、暦で言えば、1月6日から13日のあいだということになっている。
わかっている範囲で二つ目のホテルに預けられた荷物は別名義になっていたということだから、チェックイン時に使ったパスポートはX氏のものではないと考えたほうがいいと思う。宿泊したホテルで荷物を預ける場合、ホテル側は、チェックイン時に提示した名前を預け主として預かるはずだからである。
6日のソウルでのボート購入は、これから起きる事態に備えて行われたと考えるより、起きた事態を処理するために行われたと考えたほうがすっきりする。わかりやすく言えば、ボートが購入された時点でX氏は死んでいたと考えている。
■ 死亡原因の謎
X氏の死因については、低体温症(凍死)か溺死と報じられている。
20日にX氏の遺体が海底から引き上げられたからといって、北九州沖の響灘で溺死したということはない。
なぜなら、死亡推定時期は13日(少なくとも18日)より前だからである。響灘でゴムボートが発見された18日の時点でゴムボートに乗っていたX氏は既に死んでいたのであり、ゴムボートから海に落ちたことで死んだわけではないからである。
死因は解剖所見から推定されたはずだが、凍死と溺死とでは所見が異なるはずである。X氏が生きたまま日本に向けあのゴムボートで船出をしたのなら、あまりにバカげた話(X氏がなぜそのような愚かな行動をとったのかという別の課題が発生)だが、凍死したということは考えられる。
死因が、低体温症(凍死)か溺死のいずれかでわからないということを素直に受け容れると、X氏は、“水責め”にあったのちに極低温の状況に放置され死んでいったということが考えられる。
遺体の体内に残っていた水が水道水か淡水か海水かなどは明らかになっているはずだから、“水責め”の場所が推定できるだろう。
■ まとめ
勝手な推測でしかないが、経緯をまとめると次のようになる。
1月3日に留学先の米国からソウルに入ったX氏は、ソウルのホテルで1泊したのち、何らかの縁がある知り合いと接触し、4日にホテルをチェックインしその知り合いが関わる家屋に移動した。
その後6日までのあいだに、その知り合い(複数の可能性も)自身か、X氏本人かその知り合いのどちらかをマークしていたグループの手によって、死に至る可能性もある責め(水責め)を受け、結局死んでしまったと思われる。
X氏の死に関わったグループは、遺体を冷蔵(冷凍)保存する一方で、ゴムボートなどを購入し、遺体を日本に送り返す手はずを整えていった。
釜山(ないし周辺海岸)を出航した日時はわからないが、冬の対馬海峡を越えて北九州沿岸まで航行できる船舶にX氏の遺体とゴムボートを乗せ出航した。日本領海に入る手前まで航行し、そこでゴムボートを海に降ろしX氏の遺体を乗せ、エンジンを動かし北九州の海岸に向け送り出した。
ボートに装着された「エンジンは1回の充電で4時間使用できるもの」とされているので、“母船”から送り出されたゴムボートは、若松の海岸近くまでエンジンで航行した可能性が高く、その後バッテリー切れでエンジンが止まり漂流を始めたと思われる。
“母船”から降ろされた日が発見された18日かどうかはわからないが、18日に日本の船舶に発見された。連絡を受けた海上保安庁の船舶が救難活動に向かったが、時化のため、遺体は海に落下した。その後、20日にX氏の遺体は海底から引き上げられた。
遺体を乗せて漂着したゴムボートは川釣り用で、165cmの身長の人ならなんとか足を伸ばした状態で横たわれる程度の大きさである。
ゴムボートは海が荒れていた18日に発見され、その時点で遺体は海に落ちることなくゴムボートにあったことから、X氏の遺体を乗せたゴムボートは、当日か早くても17日の夜に海に降ろされ航行を始めたと推測する。
犯行グループは、わざわざ手間暇をかけリスクを冒してまでX氏の遺体を日本まで送り返そうとしたのだから、ゴムボートが荒波にもまれて遺体が海に落ちてしまう可能性がある時間はできるだけ短くしようとしたはずである。
X氏の死については事故説や自殺説もある。
日本の古代史が興味の対象なら、韓国から小型舟で九州に渡る冒険を試みたいと思うのは理解できるが、それでも実施時期は初夏から初秋までであろう。しかし、国家公務員で米国留学という身分を考えると、違法行為でもある今回のようなかたちで海を渡ろうとしたとは思えな。
自殺説も、死ぬと決まっているわけではないゴムボートでの渡海を選択した考えることは困難である。
うやむやにしたほうがいいケースがあることも理解できるが、政府には、きちんと決着を付け貰いたいと思う。
「秘密保護法」に反対しているメディアが、政府の統制を受けて情報を秘匿してしまえば、嘲笑の対象になるだろう。
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