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正直なところ、再審開始決定が出るものと淡い期待を抱いていた。残念の一語しかない。
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小林事件、再審請求を棄却
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小林事件、再審請求を棄却
2013.08.29 Thursday
http://blog.iwajilow.com/?eid=1071791
昨日の小林さんへの再審請求棄却。激しい怒りを覚えるとともにやはり日本の司法はすでに崩壊しているのだなという感想を持ちました。崩壊しているというか、初めからまともな司法制度などなく、それが明らかになったというだけなのかもしれません。地裁の決定には呆れるというか、この人たちはメンツを守るため、あるいは保身のためにはここまでバカになることが出来るのかと思うと悲しくなります。
昨日の小林さんへの再審請求棄却。激しい怒りを覚えるとともにやはり日本の司法はすでに崩壊しているのだなという感想を持ちました。崩壊しているというか、初めからまともな司法制度などなく、それが明らかになったというだけなのかもしれません。地裁の決定には呆れるというか、この人たちはメンツを守るため、あるいは保身のためにはここまでバカになることが出来るのかと思うと悲しくなります。
<再審請求>痴漢で服役71歳の請求棄却 東京地裁毎日新聞 8月28日(水)20時19分配信◇「難病で指動かせず」の訴え認めず
電車内で痴漢をしたとして実刑判決を受け服役した元小学校教諭の男性(71)の再審請求審で、東京地裁(細田啓介裁判長)は28日、請求を棄却する決定を出した。弁護側は即時抗告する方針。
元教諭は2005年3月、西武池袋線の電車内で、右手指で女性の下半身を触ったとして、石神井公園駅(東京都練馬区)で現行犯逮捕。強制わいせつ罪に問われ、東京地裁は07年2月に懲役1年10月を言い渡し、10年7月に最高裁で上告が棄却され確定した。
再審請求審で元教諭側は、事件当時、手指を動かすと強い痛みを生じる難病の「全身性強皮症」だったとする医師の鑑定書などを新証拠として提出し、「強皮症の症状が高度に進行し、右手指を動かすことは非常に困難だった」と訴えた。しかし、細田裁判長は「確定判決の証拠と併せて検討しても、事件が不可能だったとの疑問は生じない」と退けた。
元教諭は弁護人を通じ「事件の内容をきちんと調べていない。激しい怒りを覚える」とのコメントを出した。【山本将克】
決定の後に弁護団の方と話をしました。こう話されていました。
「12月の医師への尋問、1月の本人尋問の時とは明らかにトーンが違った。
こういう決定を書くのであればそもそも尋問などしない。おかしいと思う」
「鑑定書について、『確定審前にすでに証拠として提出されたもの』と解釈とか評価の問題ではなく明らかな間違いを犯している。慌てて書いたとしか思えない」
では何があったのでしょうか?
これは僕が勝手に妄想した可能性です。
小林さんの事件は2010年に最高裁第一法廷で上告棄却されました。
当時の裁判官5人のうち4人が今も現役です。こういった中で再審開始を決定するということは下級審が上級審の判断を間違っていると指摘するというようなものです。つまり上司の下した判断を部下が覆すというようなものです。
さらにこの現在も残っている4人のうち2人は裁判官出身です。白木勇という人は東京高裁長官から最高裁判事へ、金築誠志という方は大阪高裁長官から最高裁判事へあがりました。東京と大阪にたくさんの子飼いがいるのかもしれません。後釜を狙っている方は心証を良くするために色々なことをするのかもしれません。
「先輩の下した判断にいちゃもんをつけるのか?」
ちなみに上告を棄却した判事のうちもう1人は検察官出身の横田尤孝。元福島県知事の佐藤栄佐久事件の時の次長検事でありながら最高裁で判事として佐藤栄佐久事件の上告を棄却した人物です。さらにもう一人の桜井という判事は旧労働省出身の官僚で天下り判事です。
すごいところです。
そして何よりこの棄却を決定した細田啓介という裁判所職員は非常に良心的な方で無罪判決をけっこう出している方だと聞いています。この再審請求審でも熱心に尋問に当たっていたと聞いています。そういう職員が棄却を決定したということが裁判所の終わりを象徴しているように思えます。
昨日は小林さんともご家族ともお話しすることができませんでした。しかし過去に僕がご家族から聞いた話のメモを見ているとまるで昨日のことに対するコメントのようでした。裁判所は小林さんやご家族のこういった思いにも疑問にも何一つ答えてこなかったということだと思います。そのメモを紹介します。
最高裁で上告棄却された時のご長男
「いつかちゃんとわかってもらえると思いながら戦ってきて、ただそれは思いは通じなかったのかなと。一生懸命ありえないですよというのを一生懸命伝えても全然きてもらえない。それが悔しかった。一番最初に判決を出してその後はみんなそれにのっとってわざわざそれは間違っていたといえない環境がそこに存在したんだなというのが発見。その発見をしてもそれを変えようというのが法廷の中のそれをつかさどっている裁判官の人たちが自分たちで変えないといけないんですけどそれを変えようという意志が見えない。全然聞いてもらえない。叫んでも聞いてもらえなかった。それがショックでした。父親は民主主義ならわかってもらえるはずといってますけど、あの現実見てしまうとやはり出世したいから周りの人たちが言ったことにはそのまま乗っかってしまう人たち。誰かを否定すると、そこで映画じゃないですけどどこかに飛ばされてしまう現実がそこにあるのかなというそんな気がしました。
正直とても怒っています。納得できないことも多いですしただ仕返しとなるとこの人たちに仕返ししてもだめなんだなろうなとどこに仕返ししたらいいのかわからない状態。最高裁まで行きましたからね。次はどこなんだろう。一人二人ではできないことなんで助けてもらいながら少しでも変わる方向で何かいい方向に動かせるものがあればいいなと思います。続けたいと思います」
正直とても怒っています。納得できないことも多いですしただ仕返しとなるとこの人たちに仕返ししてもだめなんだなろうなとどこに仕返ししたらいいのかわからない状態。最高裁まで行きましたからね。次はどこなんだろう。一人二人ではできないことなんで助けてもらいながら少しでも変わる方向で何かいい方向に動かせるものがあればいいなと思います。続けたいと思います」
最高裁へ上告したときのご長女
「普通に考えてできないことをできるといわれてしまった事件なのでもうちょっと普通に一般常識的に考えて早く無罪を出して、というかどうして一審で有罪になったというところから始まるんですけど、そもそもなんで起訴されたのかというところから始まると思うんですよね。お医者ができないといっているんだから。それを医学の素人の裁判官ができるって、どれだけ医学のことを知っているんだっていうのもあるし、だから早く早く無罪を出してもらって治療に専念してもらって少しでも元気になるようにという判断をしてくださいと」
収監された時の奥さん
「心配でたまりませんけどいけませんので、でも絶対に私たちは無実を証明できると思います。家族も信念を持ってやっております」
医師(小林さんの当時の手の状態について)
「実際にうっ滞があるのでうっ滞というのは下にしていると血液の戻りが悪くなることをうっ滞というんですが実際にある一定の姿勢をして下に向けているだけでしびれてくるんですよ。痛くなってくる。だからこうして痛くなる自分に苦痛を伴うような行為をそんなに長くやるかどうかというと普通は考えにくいんです。
構造上出来たというのはまぁそれは構造上は出来るかもしれないですよ、屈曲していても実際に彼は手袋なんかしていなかったらすぐにレイノウになっちゃうし手を上に上げていないとうっ滞して痛くなっちゃうという状態なんです。
そうやって自分にすごい負担になることをわざわざするということはちょっと不自然ですよね。非常に状況的にはしずらい状態です。それを無理やり出来るだろう、出来るだろうといわれてしまうと困るんですけども普通の人間としてそういうことをあまりやらないですよね、患者さんは」
「実際にうっ滞があるのでうっ滞というのは下にしていると血液の戻りが悪くなることをうっ滞というんですが実際にある一定の姿勢をして下に向けているだけでしびれてくるんですよ。痛くなってくる。だからこうして痛くなる自分に苦痛を伴うような行為をそんなに長くやるかどうかというと普通は考えにくいんです。
構造上出来たというのはまぁそれは構造上は出来るかもしれないですよ、屈曲していても実際に彼は手袋なんかしていなかったらすぐにレイノウになっちゃうし手を上に上げていないとうっ滞して痛くなっちゃうという状態なんです。
そうやって自分にすごい負担になることをわざわざするということはちょっと不自然ですよね。非常に状況的にはしずらい状態です。それを無理やり出来るだろう、出来るだろうといわれてしまうと困るんですけども普通の人間としてそういうことをあまりやらないですよね、患者さんは」
医師(事件当時の病院の診断について)
「当時の診療録には、『現症』という人体図にはっきりと右手の示指と中指の圧痛があると記載があります。
最初から、中指の痛みがあったということです。
さらに、『両手掌の角化が強い』という記載は、手の平が固かったことを意味しています。
これは強皮症として矛盾がなく、私の見解とも不一致でなく、一致しております」
「当時の診療録には、『現症』という人体図にはっきりと右手の示指と中指の圧痛があると記載があります。
最初から、中指の痛みがあったということです。
さらに、『両手掌の角化が強い』という記載は、手の平が固かったことを意味しています。
これは強皮症として矛盾がなく、私の見解とも不一致でなく、一致しております」
弁護士(犯行が女性の前にいる男性が女性に背を向けながら行われているということについて)
「(女性の)左斜め前方にいる人が右手で前見ていて顔も見ていないわけですから、痴漢行為の態様としては異例中の特殊です。その女性の陰部を触れるわけない。いかにこの事件がばかげた事件かということですね。
裁判所は人差し指が動かないことは認めているわけですね、中指と薬指この指が機能しないという証拠はないと。しかし人さし指が利かないということは機能的に他の指にも影響を及ぼすわけですから。そういうふうに人間が敢えてしなくてもいいことを興味本位にやるかどうかといういかに裁判所にそこまでの思索力がないということです」
「(女性の)左斜め前方にいる人が右手で前見ていて顔も見ていないわけですから、痴漢行為の態様としては異例中の特殊です。その女性の陰部を触れるわけない。いかにこの事件がばかげた事件かということですね。
裁判所は人差し指が動かないことは認めているわけですね、中指と薬指この指が機能しないという証拠はないと。しかし人さし指が利かないということは機能的に他の指にも影響を及ぼすわけですから。そういうふうに人間が敢えてしなくてもいいことを興味本位にやるかどうかといういかに裁判所にそこまでの思索力がないということです」
最高裁で上告棄却された時の小林さん
「われわれの立場というのは子供がいて子供が何か悪いことをして事件が起きたりすればたとえどんな子供でも100分の1でも1000分の1でも1億分の1でもいいところがあるはずだとそれを拾って伸ばしてあげればきっとこの子は立ち直るだろうというふうに善意に解釈してそれをどうして伸ばすかということに悪戦苦闘していくわけですよね。そうでなくてどこか悪いところ見つけて100分の1でも1000分の1でも見つけたらもうまるっきり違う世界がそこにあるんだと思ってもう夜なんか眠れなかったですね。
肩より上を男が見たって言っているんですね。当日電車の中できたのはこうやって(ジャンバー)着ていたんですね。そうするとここ(ブルーの襟)が見えるはずなんですよ。だけど相手はハーフコートを着ていたというんですよ。後ろの逃げる姿を頭の後ろで犯人とそっくりだったって、じゃあこれ(ブルーの襟)は見えなかったのかって。だから別人だってもうはっきりいえるんじゃないかって。お尻が隠れるハーフコートだってこれはお尻は隠れないんですよね。どんなにしたって絶対出ちゃうんですよ」
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