01. taked4700 2013年8月03日 11:51:57
: 9XFNe/BiX575U
: HAkHivwayI
http://mainichi.jp/select/news/20130802k0000m040073000c.html無免許教員:失効隠して授業 53歳容疑者逮捕…埼玉県警 毎日新聞 2013年08月01日 21時07分(最終更新 08月02日 00時56分) 教員免許の失効を隠して教員を務めていたとして、埼玉県警秩父署は1日、群馬県片品村鎌田、村立片品北小学校教諭、古畑正仁容疑者(53)を教育職員免許法違反(無免許)容疑で逮捕した。次々違う県に移って勤務を続けるなど悪質性が高いとして、異例の逮捕に踏み切った。容疑を認めているという。 逮捕容疑は、教員免許が失効したことを隠し、今年4月5日から12日まで埼玉県秩父市立影森中で教諭として採用されていた、としている。数学を教えていたが、インターネットで古畑容疑者の名前を調べた保護者から「免許は失効しているのでは」と情報提供があり、発覚。埼玉県教委は採用を取り消し、県警に告発していた。 同署などによると、古畑容疑者は福岡市の中学校に勤務していた2005年に児童買春禁止法違反罪で執行猶予付き判決が確定して教員免許が失効した。その後の07年4月から10年3月まで山口県の私立高校に勤務し、同5月に同県教委に免許の再交付を申請したことで「無免許勤務」が発覚。ただ、執行猶予期間が過ぎていたため免許は再交付され、昨年9月から今年3月までは、埼玉県日高市立中に臨時教員として勤務していた。 この間の昨年10月、山口県で検挙された道交法違反(無免許運転など)の罪で懲役10月執行猶予4年の有罪判決が確定し、再び免許は失効。だが、古畑容疑者は教委や勤務校に申告せず、日高市、秩父市、片品村と移転しながら無免許勤務を繰り返していたとみられる。共同通信によると、教員免許は1985年に佐賀県で取得し、山口から埼玉に移る間の11年には大阪府内でも勤務した。 埼玉県教委は「秩父市での採用時は、免許状を持参してきたので信用してしまった」と説明、今後は他都道府県教委との連絡緊密化も検討するとしている。古畑容疑者は今年5月20日に埼玉県教委に免許を返納したが、それ以前の同月上旬に群馬県教委に免許を提示し、代替教諭に採用されていた。 教育職員免許法は、無免許で教員になった者は30万円以下の罰金と定め、失効時には速やかに免許状を返納するよう求めている。だが、有罪判決による失効の場合、本人の申し出がなければ把握が難しいこともあるという。文部科学省によると、先月、相模原市で免許の失効を隠して教員採用されたことが発覚する事案があったが、逮捕に至るケースはまれという。【衛藤達生】 ************************************ http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5398996.html 逮捕の男、教員免許ないまま全国各地の学校で勤務 教員免許が失効したことを隠したまま、埼玉県内の中学校で働いていたとして1日、53歳の男が逮捕されましたが、この男は全国各地の学校を転々としていました。 8年前までは福岡。その後は、山口や大阪。さらに去年から今年にかけてはまた福岡、そして、埼玉から群馬。多くの学校で教員免許の失効を隠して働き続けていました。警察は極めて悪質で異例の逮捕だとしていますが、いったいなぜこんなことができたのでしょうか。 集合写真の中央でほほえむ男。古畑正仁容疑者(53)です。教員免許が失効しているにもかかわらず、今年4月、埼玉県秩父市の影森中学校で臨時教員をしていた疑いがあるとして、逮捕されました。取り調べに対し容疑を認めていますが、古畑容疑者が最初に免許を失効させたのは8年前でした。 古畑容疑者は1985年に佐賀県で中学と高校の数学の教員免許を取得。しかし、2005年福岡市の中学校に勤務していた際に、児童買春事件を起こして有罪判決を受け教員免許を失効しました。古畑容疑者は当時、中学校で野球部の顧問を務めていたといいます。 「気さくな先生かなと思った。懇親会で飲みに行ったときも普通におもしろい先生」(当時野球部にいた生徒の母親) この後、古畑容疑者は免許の失効を隠したまま、2007年から山口県の私立高校に採用されました。 「教員免許のコピーも提出していて、失効に気づく機会はなかった。学校の免許制度の根幹を揺るがす問題。教壇に立ってはいけない人間だった。生徒には迷惑をかけた」(山口県の私立高校の校長) 無免許のまま働き続けた古畑容疑者ですが有罪判決の執行猶予期間が終わると、教員免許の再交付を受け、大阪や福岡の学校で勤務しました。しかし、去年7月、今度は無免許運転の罪で有罪判決を受け、再び、教員免許を失効してしまいました。それでも、古畑容疑者は、免許の失効を隠したまま、埼玉県日高市の中学校、秩父市の中学校、さらに群馬県片品村の小学校で働き続けました。 「まず驚いた。『一生懸命働きます』と言っていたので、その言葉どおりにお願いしますと・・・」(群馬・片品村の小学校校長) 「ちょっと変わった先生。身近にそういう人がいてびっくりした」 「他の先生に比べると(授業は)分かりにくかった」(中学校の生徒) 少なくとも4つの学校で無免許のまま教師として働いていた古畑容疑者。なぜ、こうしたことが可能だったのでしょうか。 「(古畑容疑者が)本物の教員免許を持ってきている。犯罪行為をされると防ぎようがない」(埼玉県教委の担当者) 教員免許は失効すると、返納する義務がありますが、本人が返納しない限り教育委員会側が失効の事実を把握するのは難しいというのです。今回は、インターネットで調べたという埼玉県秩父市の住民からの指摘で事実が発覚しました。 「都道府県にまたがると、それ(免許状の失効)がチェックされていない部分があったのではないか」(下村博文 文科相) 今回の事件を受け、下村文部科学大臣は、教員免許を失効しながら返納していない人について「国、都道府県、市町村で情報共有できる仕組みを作る必要がある」との考えを示しました。文科省では各都道府県に情報収集を行い、リスト化などの作業を進める方針です。(02日17:40) |