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「若山会見とNHK報道の巧妙演出」(EJ第4080号) Electronic Journal
http://www.asyura2.com/13/nature5/msg/884.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 7 月 21 日 06:57:06: igsppGRN/E9PQ
 

「若山会見とNHK報道の巧妙演出」(EJ第4080号)
http://electronic-journal.seesaa.net/article/422664854.html
2015年07月21日 Electronic Journal


 7月17日のEJ第4079号の最後の部分をもう一度振り返
ります。小保方氏は、CDB時代の若山研の客員研究員をしてい
たとき、元留学生の李氏が作製したES細胞「GOF─ES」を
正式に譲り受けています。この点においてNHKスペシャルの報
道は完全に間違っています。わざとですが・・・。
 したがって、このGOF─ESが小保方研の冷凍庫から出てき
ても何も不思議はないわけです。しかし、それとは別のES細胞
も見つかっているのです。それは、遠藤高帆CDB上席研究員の
指摘したアクロシンGFPが組み込まれたES細胞「FES1/
FES2」だったのです。
 これについて桂委員長は、そのES細胞の入った容器を小保方
氏と若山山梨大教授の両方に見せたところ、2人とも「全然知ら
ない」と否定したといいます。つまり、本人がウソをついていな
い限り、小保方氏本人が知らないES細胞が、小保研の冷凍庫に
入っていたことになります。
 このアクロシンGFPの組み込まれたES細胞について『日経
サイエンス』は、まるで鬼の首でも取ったかのように「STAP
細胞は最初から存在しなかった」と断定したうえで、次のように
書いているのです。
─────────────────────────────
 実験に使われた「STAP細胞」の大半は,10年前の200
5年、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)
の若山照彦チームリーダー(現山梨大学教授)のもとで研究して
いた大田浩研究員が作ったES細胞だった。
 当時、若山研では,身体全体に加えて精子までが緑に光る,特
別なマウスを飼っていた。大阪大学の岡部勝・元教授が遺伝子導
入技術で作ったマウスだ。大田氏は、この岡部マウスと市販の白
マウスを掛け合わせて受精卵を取り、その受精卵からES細胞を
作った。だが研究には使わず,そのまま保存していた。
       ──『日経サイエンス』/2015年3月号より
─────────────────────────────
 しかし、大田浩氏の作製したES細胞が現在もCDB当時の若
山研にあるのはおかしいのです。なぜなら、大田氏自身が若山研
を転出するさいにすべて持ち出しているからです。科学者という
ものは自分の樹立した試料には強いこだわりがあり、それをうっ
かり忘れることはあり得ないことです。『日経サイエンス』にも
それを裏付ける記述があります。
─────────────────────────────
 大田氏は、2010年3月に若山研から転出するにあたり、自
分の樹立した細胞株をすべて運び出したはずだという。(中略)
若山研でSTAP研究が始まったのは2011年4月から。いっ
たいなぜ、大田氏のES細胞がSTAP細胞の研究に入り込んだ
のか。    ──『日経サイエンス』/2015年3月号より
─────────────────────────────
 これに関して若山教授は、確かにアクロシンGFPが組み込ま
れたES細胞は記憶にあるが、大田氏がすべて運び出したと思っ
ていたと述べています。転出した大田氏も送り出した若山教授も
そのES細胞が大田氏によって2010年3月にCDBから外に
持ち出されていることを認めているのです。
 現に若山研がCDBから山形大学に移転するさい、理研と交わ
した持ち出す試料や物資などの一覧を記述した資料にも大田氏作
製のES細胞「FES1/FES2」の記載はないのです。それ
がなぜ小保方研の冷凍庫にあるのでしょうか。まるでミステリー
のような話です。
 そもそも小保方氏がCDBの若山研に客員研究員として入った
のは2011年4月のことです。大田氏の転出の1年後のことで
あり、大田氏と小保方氏の接点は全然ないのです。
 したがって、小保方研の冷凍庫から出てきたES細胞「FES
1/FES2」の容器を桂調査委員長から見せられて、小保方氏
が「知らない」と答えたのは当然のことです。しかし、若山教授
まで「知らない」というのには疑問があります。これについては
もう少し事実を積み重ねて明らかにします。
 NHK番組制作者は、この大田氏作製のES細胞のことを知ら
ないはずはないのです。若山氏とも十分打ち合わせているはずで
すし、実際にNHKスペシャルでは遠藤氏にアクロシンGFPに
ついて言及させています。そのアクロシンGFPが組み込まれた
ES細胞が大田氏の製作したものだということもです。
 しかも、小保方研の冷凍庫から、ES細胞の入った容器が見つ
かったというニュースが流れたのが、2014年6月16日の夕
方なのです。ちょうどその日に若山教授は、第三者機関(?)の
細胞の解析結果について記者会見を開いているのです。これも十
分計算されたNHKの「小保方犯人説」への演出なのです。16
日のNHKオンラインは、次のように報道しています。
─────────────────────────────
◎冷凍庫内に「ES」記載容器
 理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーらが使ってい
た研究所内の冷凍庫から「ES」と書かれたラベルを貼った容器
が見つかり、中の細胞を分析したところ共同研究者の若山教授の
研究室で保存されていた、STAP細胞を培養したものだとする
細胞と遺伝子の特徴が一致したとする分析結果がまとまっていた
ことがわかりました。
◎「STAP細胞の証拠ない」
 STAP細胞論文の共著者の若山照彦山梨大教授が16日、自
身が保管していたSTAP幹細胞は、小保方晴子氏に作製を依頼
して渡したマウスとは別系統の細胞だったとの解析結果を発表し
ました。   ──2014年6月16日付/NHKオンライン
─────────────────────────────
 これを見るとわかるように、若山教授とNHKがまるで打ち合
わせているように行動していることがわかると思います。
             ── [STAP細胞事件/053]


≪画像および関連情報≫
 ●真実を探すブログ/STAP細胞の証拠ない/若山教授
  ───────────────────────────
  理化学研究所の小保方晴子氏が作製した「STAP細胞」を
  基に作ったとされる細胞の遺伝子を第三者機関が解析したと
  ころ、別の万能細胞である胚性幹細胞(ES細胞)の特徴が
  確認されたことが判明しました。第三者機関に解析を依頼し
  たのは論文共著者の若山照彦山梨大教授で、16日に記者会
  見を開き、「STAP細胞の存在を示す証拠が無かった」と
  発表しています。更にはSTAP細胞の培養に使ったマウス
  が、当初の報告とは別の個体であることも分かりました。し
  かも、16日夕方の報道によると、小保方氏の研究室にある
  冷蔵庫から「ES」と記載されている容器が発見されたとの
  ことです。これから中身の詳細な検査をする方針となってい
  ますが、これがES細胞である可能性が高いと見られていま
  す。STAP細胞の再現実験が始まる前に、再びこんな騒ぎ
  になるとは私も思いませんでした。当初はSTAP細胞を信
  じていましたが、今回の解析結果などを見てみると、流石に
  小保方氏の擁護は厳しいです。とりあえず、小保方氏はES
  細胞との関係について、ちゃんと話すべきだと思います。
                   http://bit.ly/1CKVqMq
  ───────────────────────────



 

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コメント
 
1. 2015年7月22日 00:25:25 : efYYgyF3F6
>科学者という
>ものは自分の樹立した試料には強いこだわりがあり、それをうっ
>かり忘れることはあり得ないことです。

どうでもいいが根拠なし。
===========
 大田氏のES細胞を入れたチューブは,小保方氏の冷凍庫から見つかった。大田氏は2010年3月に他大学に転出し,その際にES細胞は「すべて持ち出したつもりだが,同じ株がCDBにあったのなら,置き忘れたかもしれない」と話している。
(日経サイエンス  2015年3月号)


> このアクロシンGFPの組み込まれたES細胞について『日経
>サイエンス』は、まるで鬼の首でも取ったかのように「STAP
>細胞は最初から存在しなかった」と断定

EJ氏はまるで鬼の首が取られてないかのように言っていますが、「STAP=ES=存在しなかった」事実は一切不変です。
===========
 結論から言えば,このSTAP幹細胞はまさしく,岡部氏のマウスの子から作ったES細胞だった。2005年に若山研にいた大田浩研究員が,岡部マウスと市販のマウスを掛け合わせて受精卵を作り,そこから作成したものだ。長年,特に使われることもなく忘れられていたES細胞が,「STAP細胞」として世に出てしまったのである。

 その経緯はいまだ不明だが,確実なことが1つある。今回の論文で「STAP細胞から作った」とされていたものは,マウスも,マウスに注射して作ったテラトーマ(奇形腫)も,異なる方法で培養して作った2種類の幹細胞も,すべてこの大田氏のES細胞から作られたということだ。9月に発足した外部委員による調査委員会(委員長・桂勲国立遺伝学研究所所長)によって明らかになった(「幻想の細胞 判明した正体」参照)。STAP細胞の正体は,10年前に作られたES細胞だったのだ。
(日経サイエンス  2015年3月号)


>したがって、小保方研の冷凍庫から出てきたES細胞「FES
>1/FES2」の容器を桂調査委員長から見せられて、小保方氏
>が「知らない」と答えたのは当然のことです。

しらばっくれるつもりの犯罪者が犯罪の証拠を突きつけられて「知らない」と答えるのは当然のことではあります。


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