http://www.asyura2.com/13/nature5/msg/861.html
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「到底納得できない理研の調査報告」(EJ第4066号)
http://electronic-journal.seesaa.net/article/421476914.html
2015年06月30日 Electronic Journal
2014年11月に理研は、調査報告を行い、「STAP細胞
論文は、ES細胞の混入が示され、論文の主たる主張は否定され
ている」として、事実上この問題の幕を引いています。
調査委員会長を務める桂勲・国立遺伝学研究所長は、約150
人の報道陣を前に、結論として次のように述べています。
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結論を申しますと、STAP幹細胞は残存試料を調べた限りで
は、すべて既存のES細胞に由来していた。それから、STAP
細胞からつくったキメラマウス、テラトーマ(腫瘍(しゅよう)
組織)もその可能性が非常に高い。故意か過失か、だれが行った
かは決定できない。 ──朝日新聞デジタル
http://bit.ly/1GDgyzE
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現在でもネット上では、STAP細胞をめぐるさまざまな議論
が行われていますが、その内容は極めてテクニカルであり、素人
には理解しにくいレベルの技術論争が展開されています。
EJがこのテーマを取り上げたのは、連休明けの5月7日のこ
とであり、そろそろ2ヶ月になろうとしています。以来ブログに
は、一日平均7000回のページビュー(PV)があります。記
事を発信しない土曜、日曜のPVでも平均6000回を超えるア
クセスてがあり、STAP細胞事件の関心の高さに驚いておりま
す。ご愛読を改めて感謝する次第です。
EJでは、技術論争を展開するサイトは参考にさせていただき
ますが、そうした細かな技術論争に加わるつもりはなく、あくま
で常識的な観点からこの事件の問題点を整理し、論評を加えるつ
もりでおります。EJでは、これまでこういうスタンスで、数多
くのテーマに分析を加えてきているからです。
さて、理研の最終報告では、要するに「STAP細胞といわれ
るものはES細胞が混入した疑いが濃厚であり、故意か過失か不
明であるが、STAP細胞は最初から存在しなかった」というこ
とになると思います。
この結論は技術的にはともかく、常識的に考えてもとても納得
できるものではありません。やっと理研CDBの若山研究室(当
時)の客員研究員になったばかりの小保方氏が、そんな捏造をし
て何のメリットがあるのでしょうか。バレるに決まっていること
をあえてやるとは到底思えないのです。
小保方氏を窃盗容疑で告発した理研の元上級研究員の石川智久
氏がいうように、名声や安定した収入を得るためにそんな捏造を
したのでしょうか。EJでは、小保方氏のこれまでやってきたこ
とを調べてご紹介しましたが、そういう経緯から考えても、小保
方氏が、そんなメリットのないことをするはずがない──これが
ごく常識的な考え方ではないでしょうか。
仮にSTAP細胞がES細胞であったとした場合、小保方氏の
置かれた環境が、果してそういう細工をすることが可能であった
のでしょうか。
小保方氏は、自身の会見のとき、ES細胞の混入の可能性につ
いて記者から質問され、次のように答えています。
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STAP細胞の培養を行っていたとき、研究室内では、ES細
胞の培養を一切行っていない状況で、STAP細胞の研究は行わ
れていました。 ──小保方晴子元CDBユニットリーダー
─────────────────────────────
これに対して若山山梨大学教授は、幹細胞生物学者のポール・
ノフラー博士の質問に次のように答えています。6月23日付の
EJから再現します。「KF」はノフラー博士、WTは若山教授
をあらわします。
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KF:STAP細胞がES細胞やiPS細胞の混入の結果である
可能性はありますか。
WT:私STAPからSTAP─SC(STAP幹細胞)を複数
回樹立しました。(ESの)混入がその度に起こるなんて
ことは考えづらいです。さらに私はSTAP─SCを12
9B6GPFマウスから樹立しました。その当時、我々は
その系統のES細胞を持っていませんでした。これら実験
の初期段階では、我々はES細胞やiPS細胞を同時に培
養していません。 http://bit.ly/1huUfTu
─────────────────────────────
これを見る限り、ES細胞に関して、小保方氏と若山教授の発
言は一致しています。つまり、ES細胞のコンタミは起こり得な
い状況にあったと2人とも認めているのです。
しかし、若山教授はその後小保方氏がいつでもES細胞を使え
る環境にあったと発言を変えていますが、これについては改めて
述べることにします。
CDB内の若山研究室(当時)のなかで小保方氏は、研究室の
メンバーとは離れたデスクで研究を行っていたことをNHKスペ
シャルは明かしています。それは、次のような事情によるもので
あったのです。
─────────────────────────────
一つには、若山研の主な実験は顕微鏡下で受精卵などを扱うマ
イクロマニピュレータ−という特殊な装置を使うということだ。
マニピュレーターが一人一台用意されたメーンの実験室には若山
氏の席もあり、メンバーから口頭で生データの報告を受けながら
実験を進める。一方、マニピュレーターを使わない小保方氏は、
その部屋とは別の、細胞培養装置などが置かれた実験スペースで
STAP細胞の作製をしていた。できた細胞や組織の解析のため
若山研以外の研究室や、共有の実験装置が置かれた部屋に行って
いることも多かった。 ──毎日新聞科学環境部/須田桃子著
『捏造の科学者/STAP細胞事件』/文藝春秋
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─ [STAP細胞事件/039]
≪画像および関連情報≫
●理研OBが小保方氏を刑事告発
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理化学研究所OB石川智久氏が1月26日、「小保方晴子氏
が若山研究室のES細胞を盗んだ」として、STAP細胞論
文の筆頭著者であった小保方氏を兵庫県警に刑事告発した。
告発が受理されれば捜査が始まるが、県警は受理するかどう
かを検討中だ(27日21時現在)。石川氏は告発前に発売さ
れたフライデー2月6日号でインタビューに応じている。石
川氏は、昨年3月まで理研に勤務しており、過去、野依良治
・理研理事長と共同研究をしていたこともある。フライデー
の記事によれば、石川氏は昨年末、理研の調査委員会が「S
TAP細胞はES細胞が混入したもの」と発表した一方、E
S細胞が混入した経緯が不明なままであることを不審に思い
関係者を通じて独自に調査したという。石川氏が証拠として
挙げるのは、小保方氏が以前所属していた若山照彦氏の研究
室(現在は山梨大学に転出)からES細胞サンプル入りの箱が
なくなっていたが、それが小保方氏の研究室で見つかったこ
と。「若山研究室が理研から山梨大に引っ越す時に、小保方
氏が盗んだとしか考えられない」という関係者の声も紹介し
た。当時、STAP細胞のプロジェクトは、小保方氏や元上
司の故・笹井芳樹氏など、限られた人しか知らなかった。石
川氏は、この状況の中でES細胞を盗む動機があった人は、
小保方氏しか考えられないと言うのだ。
http://bit.ly/1LuA5Ja
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