http://www.asyura2.com/13/nature5/msg/858.html
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「STAP細胞存在派の主張を探る」(EJ第4063号)
http://electronic-journal.seesaa.net/article/421201176.html
2015年06月25日 Electronic Journal
テレビ、新聞、雑誌、書籍、そしてインターネットでも「ST
AP細胞はない」という情報が満載です。その根拠は「STAP
細胞はES細胞である」というものです。しかし、その根拠は極
めて技術的で素人には難解です。
これに対して、「STAP細胞は存在する」という情報は、小
保方晴子氏の会見での「STAP細胞はあります!」というあの
言葉だけです。否定する情報は山ほどあり、肯定する情報がほと
んどない。これでは多勢に無勢で、世間一般では「STAP細胞
は存在しない」というムードになる──現在の状況はそんなとこ
ろといってよいでしょう。しかし、現在でも何となく腑に落ちな
いというか、すっきりしない状況が残っています。
2014年1月28日のSTAP細胞の発表時点で、その存在
を信じ、推進しようとしていた人は次の4人です。
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1.小保方晴子CDB研究ユニットリーダー
2.若山照彦山梨大学教授
3.笹井芳樹CDB副センター長
4.丹羽仁史プロジェクトリーダー
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2014年3月10日の時点で、「2」の若山教授が論文撤回
を呼びかけ、STAP細胞否定派に鞍替えしています。つまり、
逃げ出したのです。若山教授は、小保方氏にとって最も頼りにし
ていた存在であるだけに、小保方氏のショックは、計り知れない
ものがあると思います。
若山氏が否定派に回ると、小保方氏にとって頼れるのは「3」
の笹井氏と「4」の丹羽氏だけになります。なかでも笹井氏は論
文作成の最大の協力者であり、この分野の国内では最大の権威で
あったので、小保方氏にとって心強い味方だったといえます。
その笹井氏は、小保方氏が会見を開いたあとの4月16日に自
らも会見を開き、論文には画像などのミスはあったが、STAP
細胞が存在することを強調しています。しかし、その笹井氏は8
月5日にCDB内で自殺をしてしまうのです。
そうすると、小保方氏にとって残る味方は丹羽氏だけになって
しまいます。しかし、小保方氏にとって丹羽氏は、論文作成のメ
ンターの一人であり、3人のなかでは最も遠い存在ということに
なります。しかし、丹羽氏はSTAP細胞細胞の存在を最後まで
訴え、小保方氏自身による再現実験を実現させたのです。ちなみ
に丹羽氏は、幹細胞生物学の権威です。
丹羽氏は、現時点ではどのように考えてするかは知りませんが
STAP細胞の存在を信じていた学者の一人です。その丹羽氏に
毎日新聞の須田記者がメールで、「STAP細胞の存在を今も信
じる根拠は何か」と質問し、次の返信を得ています。
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小保方氏が弱酸の刺激を与えた細胞を顕微鏡下にセットし、そ
の後は小保方氏以外の研究者が観察するという状況で、高い割合
の細胞で万能性遺伝子(Oct4)が働き、「これまでに見たこ
ともない動きをしながら」塊を作っていくことを確認した。
若山氏は、小保方氏から渡されたのがSTAP細胞だったかは
確信が持てなくなっているようだが、その細胞の塊を自分の手で
切って受精卵に注入し、それが高い確率でキメラマウスの胎児と
胎盤に寄与した事実には、今も確証を持っている。若山氏が作製
したキメラマウスの胎盤組織の切片は、丹羽氏自身が顕微鏡下で
観察したが、「TS細胞」と呼ばれる胎盤に分化する既存の細胞
とは「全く異なるパターン」で、かつ「きちんと」STAP細胞
由来の細胞があることが確認できた。
──毎日新聞科学環境部/須田桃子著
『捏造の科学者/STAP細胞事件』/文藝春秋
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丹羽氏にしても笹井氏にしても、小保方氏の実験を間近かで見
ているのです。そういう複数の専門家の前で、ES細胞にすり替
えることは不可能であるし、そんなことをしても何にもならない
ことは小保方氏自身が一番わかっていると思います。
須田記者の本には、笹井氏と丹羽氏が研究者としての小保方氏
をどのように見ていたかについての記述があります。
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◎笹井芳樹氏
小保方さんは、たしかに実験面での天才性と、それに不釣り合
いな非実験面の未熟さ・不注意が混在したと思いますが、特にC
DBに来る以前には、そのギャップを埋めるトレーニングを受け
る機会を逸していたのは残念なことです。かといって、研究を良
心的に進めていたことことを否定するのは、アンフェアであると
思います。
◎丹羽仁史氏
私は小保方さんのデータ管理能力はもはや疑問を持ちますが、
研究能力の高さはこの目で確認しています。その彼女がデータは
取り違えても、若山さんに独立の実験ごとに再現性よく「変な」
細胞を渡すとは思えません。
──毎日新聞科学環境部/須田桃子著の前掲書より
─────────────────────────────
笹井氏も丹羽氏も、若山教授の突然の論文撤回の呼びかけには
相当不快感を持っていたようです。それは、須田記者による若山
教授の論文取り下げについての感想を求めたメールの返信によく
あらわれています。
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若山さんの発言も、変な形で吹き込まれた誤解に基づき発信し
てしまったものだと確認され、その誤解を正す情報が、彼にも伝
わっていないのだろうと思います。 ──笹井芳樹氏
──毎日新聞科学環境部/須田桃子著の前掲書より
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─ [STAP細胞事件/036]
≪画像および関連情報≫
●理研の野望は水の泡/笹井芳樹氏と小保方晴子氏
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最後まで小保方氏をかばう笹井氏はES細胞の権威として知
られ、30代で京都大学医学部教授になった優秀な科学者で
ある。「一時は、ノーベル賞候補とさえ言われていました。
しかし、ES細胞は生成に卵子が必要なのです。人間に応用
する場合、女性の子宮から卵子を取り出さなくてはならず、
倫理的な問題で人への応用研究は実質的にできない状態で、
その最中に現れたのが、ノーベル賞受賞者の山中伸弥氏でし
た。山中氏が発見したiPS細胞が、今や万能細胞研究の主
流となり、ES細胞は非主流となってしまったのです」(科
学部記者)。そのため、笹井氏も同席したSTAP細胞の研
究結果発表の際に、小保方氏がiPS細胞の「300倍の効
率」と主張したのは笹井氏の山中氏への対抗意識が背景にあ
ったと言われる。「昨年1月、文科省が山中氏に年間110
億円の研究費を10年間供給することを約束しました。ST
AP細胞にもこの規模の予算が投下されることが予想されて
いました。文科省などが支払う科学研究費の30%は『間接
経費』で自由裁量が利く経費となります。笹井氏らは数億円
規模の研究費を自由に使える立場となるはずだったのですが
・・・」(文科省関係者)。どんなに小保方氏が「200回
以上、作成している」、第三者が「作成に成功している」と
主張しても、特許使用料どころか、莫大な研究費も得られる
見込みはない。もはや、小保方氏と笹井氏の「O─S結合」
も切れかかっているのだ。 http://bit.ly/1I8EJeQ
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